鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

漢検漢字辞典の瑕瑾(4)

2006年09月15日 | 三点セット1 漢検漢字辞典
以前に引き続き、1級学習の上での、「辞典」の問題点。

8,下つき欄に載っていない下付き語がある

1級漢字の内、下付き欄の漢字も調べて、見出し語二つのものをチェックしていたのですが、どうも、下付き欄に載っていないのに、1級漢字を下に含んだ熟語・熟字訓が結構あります。例えば、

葛箙(つづらえびら)、貝髷(バイまげ)、海蛆(ふなむし)、陰蝨(つぶじらみ

あんまり出そうな感じはしませんので、当面、帳面には書かず、「辞典」の下付き1級漢字の欄外に書き込んでいます。

「辞典」は、漢検のためだけにあるのではないのでしょうが、漢検受験生が多く利用しているでしょうから、受験生の便宜ということをもう少し考えて欲しいと思います。上記熟語を、下つき欄に書いておいてくれれば、学習することができますが、常用や準1級のところにあってもなかなか学習することはできません。

9,準1級と1級の配当漢字の区別がしづらい

常用・準1級が親字のところは、問題集で間違ったときくらいしか眼を通しておらず、殆ど学習していません。今、それを見ながら、1級配当漢字が下付きの熟語を探しています。

下付きに▲が付いてる漢字を見ていくのですが、1級漢字だと思って、下付きの漢字のところを見ると、準1級だったりします。例えば、汗腺、掛矧ぎ、岳樺など。

また、音訓索引に並んでいる漢字も、常用は赤字、人名・旧字体は印がついていますが、準1級・1級はいずれも黒字無印で区別がつきません。

1級受験生の場合は、準1級も学習しなければならないので、まあ、区別がつかなくてもいいようなものですが、準1級受験生には極めて使いづらいでしょう。準1級は▲、1級は■と印を分けてくれれば、それだけでとても使い易くなるでしょう。


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