EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

ひとりっこ

2007年11月23日 | 日記
どうでも良い話なのですが、、、

さっきある人のブログを見て、
ひとりっこについて書かれていた。

ひとりっこは、割と早い時期に、人間は孤独だと知ると書いてありました。

ひとりっこは我がままだとか、我慢をしないとか、
まあ、色んなイメージがあると思いますが、
私もそのひとりっこの一人です。

両親が働いていて、超鍵っ子(本当に首から紐つけた鍵ぶら下げて
外に遊びに行っていた。)だったので、
確かに、小さいときから、良く孤独を感じていたのを思い出しました。


両親は、私を凄く愛してくれていたけど、
家に帰って誰も居ないのは、幼い頃は相当辛く、
一人に成りたくないと、必死で誰かを見つけ
いつも外に遊びに行っていました。
幸い、周りに色々な世代の子どもが住んでいたけど、
お盆は皆帰郷するので、誰も居なくなり、
お盆が大嫌いだったなあ。。。


お誕生日にしゃべる人形を凄く高くて、悪いなーと思いながらも
おねだりして、でも、そんな人形こそ遊んだ後むなしくなる事を知ったり、
母親が帰ってくる時に、
良く死んだふりをして、息を止めて、
床に倒れて驚かせようとよくしていました。

ケチャップで血にみせかけてやってみようかとか、
本格的に母の気を引くことをよく考えていた、
多分変な子どもだったと思います。
大人になって、その話を母にしたら、

ぜーーーーんぜん気づいて居なかったらしい・・・

正直鈍感な母にびっくりでした。。。

母も仕事に必死だっただろうし、仕方が無いのだろうけど。。。。



ある人が、
僕、あいつ嫌いやねん。
凄く傲慢やし、多分、あれ、一人っ子やわ。。。
って言いました。

世間はそういうイメージなのか、、とかなりショックでした。

兄弟が居ないという事は、確かに傲慢になり易い環境にあるかもしれませんね。
家ではいつも一人だから。

その分、孤独にもなり易い。
そういう事を知ってしまうと、
いつでも孤独と近く、離れようとしても
孤独に引き戻されるような気がします。

そうはいっても、
人間、お母さんから出てくるのも
一人。死んで行くのも、一人。
誰も誰かとこの世に出てくる事も、
一緒に死ぬ事は出来ません。

結局皆孤独なのだから、
上手に孤独を楽しみなさいって、
瀬戸内寂聴さんの本に書いてあったな。


子どもの頃、一人にならなくて済む時間は
笛を吹いてる時間でした。

何を吹いていたのか全然覚えてないけど、
なぜか、ファン・エイクの曲を吹くと、
今でも子どもの頃母の帰りを待ちながら
窓際でひたすら何も考えずに吹いて居た事を思い出します。

あの時、150曲もあるリコーダー独奏曲、
ファン・エイクの笛の楽園を知っていたら、待ちわびる事がなかったのに。

まあ、そんな難しい曲は吹けなかったと思いますけどね・・・・

しかし、今の私があるのは、そんなそんな一人の時間が多かったお陰かもしれません。
それは今の私のきっかけだったのだろうなと思います。

夏の講習会で出会ったフランス人の男の子は、
恥ずかしがり屋がひどく、お母さんが2歳の彼に笛を持たせたそうです。
みんな楽器の始まりは人それぞれなのかもしれないですね。


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1 コメント

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見ました (かずみママ)
2017-02-03 15:43:25
只々泣けました‼️ 本当に御免なさい‼️❣️
今度日本に帰って来たら、愛情今までの分倍返しさせて下さい ね‼️
見てくれるかな?
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