EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

H.パーセル「ディドーとエネアス」

2010年10月06日 | 演奏会
10曲自分の好きな曲を上げるとしたら、何をあげますか?


私は、おそらく10のうちなら、迷わず真っ先にあがるのがこの作品。
H・パーセルの「ディドーとエネアス」

です。もう何度聴いたかわからない。なんどか演奏する機会もありました。
物語りも素晴らしいし、パーセルのこの音楽は、本当に素晴らしい。
半年ほど前に、自分の先生とこんな会話をして、

だよな~~~!!didonだよなあ~~~!!!(フランス語では、ディドンという・・・)
みんなおんなじだよなあ~~と盛り上がりました。

その数ヶ月後で、こんなかわいいお城で泊り込み、楽しい人たちと
つかのまのひと時、こよなく愛するこの音楽にひたったのでした。




8月というのに、お城の中は寒くて、暖炉をかこみました。
大自然の中にぽつんとある小さなお城。
アンティークの家具や絵画はどれもセンスがよくて古いけど大切にされているのがよくわかりました。








料理人まで連れてきていた。
フルーツ入りのグラスにシャンパンで、乾杯。
オードブルはキャビアまで使ってありました★



サロンコンサート


ホームケーキとお茶付き。


美味しい料理にお酒、そして、美しい音楽と人々との会話

ほかに何が必要でしょうか?

アムステルダム公演の写真2

2010年10月06日 | 演奏会
リコーダーだけのコンサートは、とても静かでこじんまりしていますが、リハーサルもしやすいし、
曲もルネサンス時代のものを合わせると、すばらしいレパートリーがたくさんあります。

特に同種楽器3声のためにかかれたものは、ルネサンスは膨大にあり、いろいろな時代、国、
ジャンル、舞曲からシャンソンまでバリエーションにも飛んでいます。

持ち運びも楽なリコーダーなので、いろんなところでこのような演奏会が出来るし、
個人的に、リコーダートリオというジャンルが好きなのです。
4声になるとより困難になる、2声よりバリエーションが豊かになる、、、
バロック期のフランスのトリオ作品は本当に素晴らしい出来だと思います。

以前日本に居たときに、一度このメンバーで演奏会をしたことがありました。
そのときは、打楽器を入れて、出来るだけ工夫して演奏してみたのです。
リコーダーマニアには楽しいかもしれないけど、初めてリコーダーを聞く人には、
少し地味で、伝わりにくいような感覚があったので、ほかの音(パーカッション)が入ることで
プラスになればな、、、と。

そのころから、この中にハープが入れば、いいなあ、、と考えていたのです。
そして、ベルギーに移ってすぐに、古楽のハープを習える場所を見つけました。
貧乏学生だったので、楽器を購入するかずいぶん迷い、とりあえず、留学2年目から
学校の楽器を借りて習い始めましたが、そのときはリコーダーが忙しくて、結局続かず、
去年の冬頃に、小さな学生用の楽器を購入して、個人で習い始めたのでした。。。。

日本に帰って、リコーダーをまた、教え始めたら、生徒さんの伴奏などにも使えるかな、、と思って。。。
なかなか練習する時間がとれず、いまだ人様の前に出す程には至りませんが、
リコーダーの音色ともよく合うし、弾いてて自分も癒される音色なので、
これから地味に続けていきたいとおもいます。。。


ちなみに、これは、15世紀フランドル地方のハープのコピーです。
アリアンナ・サバールも使っているドイツ在住のハープメーカーさんのものです。





せっかく日本人だけで演奏するので、、、という事で、日本の曲を、客席の中央で演奏してみました。
自分自身も、久しぶりに日本人だけの空間で、日本の曲を演奏して、シミジミ、心にしみました。
子供のときは、ヨーロッパの音楽のほうが綺麗で、なんて日本の曲は、つまらないんだろうとおもっていたけれど、
とくにふるさとは、言葉の意味も離れて暮らすとより心にしみます。
アムステルダムではどうお客さんに届いたのでしょうね。







トリオリコーダーコンサート(アムステルダムにて)

2010年10月06日 | 演奏会
9月1日にアムステルダムで行ったコンサート。
素敵な写真を撮ってもらったので、とりあえず1枚アップします。


みんな日本人ですが、ここは、アムステルダムの教会です★

実は8ヶ月ほど前からはじめた中世ハープ。初めて人前でお披露目しました。
詳しくは、次号に続く!!