塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 花咲く工芸 萩菊文八角食籠

2013-04-18 05:57:32 | ミュージアム巡り_2013
 14代坂倉新兵衛さんの「萩菊文八角食籠」(Lidded octagonal
food container、chrysanthemum pattern、Hagi ware、H13.2cm、
D21.5cm、陶器、1974)。
 14代新兵衛さんの経歴が面白い。1917年に12代の三男として山
口県に生まれ、1936年にモロゾフ製菓に入社。1946年に長兄が戦
死してモロゾフを退社し、同年12代の父に師事して作陶の道に入
る。遅咲きの14代の襲名は1960年。
 作品は萩焼の逸品で、表の全面はもとより側面まで菊があしらわ
れている。手頃なサイズなので、菓子でも入れるために作られたの
かな。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1-1)


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