塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り もようわくわく 桐竹鳳凰文綾

2014-10-19 04:08:25 | ミュージアム巡り_2014
 次は絹織物で喜多川平朗さん(1898~1988)の「桐竹鳳凰文綾」
(1961年、silk,aya-ori〈twill〉type weaving)。
 喜多川さんは京都・西陣織の老舗・俵屋17代目で、正倉院裂等
の古典染め物の研究と復元に努められた。1956年に「羅」で、
1960年に「有職」の織物で人間国宝に2回認定されている。

 綾とは、織面に経糸と緯糸によって織り目が斜めに連なって現
れる織物。この作品は、飛翔する鳳凰や竹と桐を描き、金色に輝
く配色に目を奪われた。渋い緑色に染められたベース地とのコン
トラストが見事。素晴らしい綾だ。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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