塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 江戸のレシピ 清俗紀聞

2014-08-02 03:36:51 | ミュージアム巡り_2014
 江戸の人々、特に上流武士や富裕層、知識人の間で、中国の風物
に憧れる“中華趣味”が浸透している。

 長崎奉行(寛政7年・1795から翌年)を務めた旗本・中川忠英は、
配下の近藤重蔵等に命じて「清俗紀聞」(寛政11年・1799)を作成。
これが清国の風俗慣行調査報告書。
 その調査は、唐通事と絵師を長崎に滞在する清国商人の元に派遣
し、話を聞き取る方法で行われた。名目は中国貿易を監督する長崎
奉行が、職務を円滑に行うための基礎資料つくりとされている。
 内容は、年中行事、住まい、婚礼、葬式など多岐にわたり、飲食
の部には中華料理のレシピも報告されている。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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