我が家の水仙が咲きました。
本来、1月下旬から2月下旬に咲く花なんですが、今年は3月の下旬になって咲いたと言うことは、やっぱり今年の冬はよほど寒かったと言うことですね。
水仙の花言葉は『自惚れ』・『自己愛』と、ろくなものがありません。
その理由は、水仙はギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスの生まれ変わりだと言われているからです。
ナルキッソスはその美しさから多くの人に言い寄られましたが全てを高慢にはねつけ、恨みを買いました。
そして、復讐の女神ネメシスにより、水鏡に映った自分自身に恋するようにされてしまいます。
水面の像はナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼はそのまま憔悴して死んでしまい、その体は水辺でうつむきがちに咲く水仙に変わった、と言うことです。
ギリシャ神話では自惚れや自己愛を象徴する花なのかも知れませんけど、日本の気候風土に良く合っているんだそうで、球根を植えておきさえすれば、たいした手間もかけずに小さな綺麗な花を咲かせる水仙、僕は好きです。