この頃、政府は消費税の増税の必要性を強く訴えていて、マスコミもこれに援護射撃していますね。
社会保障費を捻出するための増税で、必要な事だ、いつかは消費税はもっと上げなくてはいけなくなる、それが当然だと言うのがこのところの世論になりつつありますけど、僕はちょっと違うんじゃないかと思っています。
例えばせっかく最低保証年金が7万円になったとしても、消費税が20%になったら、年金のうち1万4千円は消費税として取られてしまう事が確定しているわけですから、実質的には手元には5万6千円しか残らない事になります。
今の国民年金の6万5千円で消費税率5%だと、消費税として払うお金は3250円ですから、年金から消費税を払った残りは61750円ですし、消費税率が上がると言う事は収入の少ない年金生活者の生活を直撃する事は目に見えていますからね。
まるで故事の『朝三暮四』のようです。
消費税率を上げれば年金はたくさんになるよ、と言われてそれを了承したら、年金は増えるどころか減ってしまったとさ、めでたしめでたし。
故事と言えば、最近の政治を見ていると、学生時代に習った『礼記』の『苛政は虎よりも猛し』を思い出します。
ある女性は、虎に舅も夫も子供も食い殺されながらも、虎の出る地域に住み続けています。
孔子が『何故こんな土地に住み続けるのですか?』とその女性に尋ねると、その女性は『この土地は他の場所のように厳しい税金の取立てが無いからです』と答えました。
孔子は『厳しい税金の取立ては、人を食べる虎よりも恐ろしい物だと覚えておけ』と弟子に話したと言う事です。
と、それはそれとして、今日は番組の収録日ですので、皆さんからメッセージを頂きたいと思っています。
今回の番組は、節分の翌日、2月5日の放送分で、春になって一回目の放送ですが、暦の上で春になったと言ってもまだまだ寒い日が続きますので、今回の番組へは
『春よ、来い』
と言うテーマで、実際に暖かな春が来たら、してみたい事や行ってみたい場所などについて自由に書いてください。
僕も冬の間にはできなかったけど、春になったらしたいことについて話してみたいと思います。
あて先は
786@loveat.co.jp
です。
他のパーソナリティーへのメッセージと混同しないよう、メールのタイトルを
『柳生伸也のSyncopation Communication宛て』
としてください。
あなたのメッセージ、お待ちしています!