健全な体に

今日は３月３日だからひな祭りの話でも書こうかと思っていたんだけど。
ニュースが、某高校の野球部の三年生が飲酒と喫煙でつかまって、同校の春の選抜高校野球の出場を辞退すると言う事件を報道していた。
中学とか高校の頃って、酒とかタバコとか、大人のする事を真似してやってみたくなる時期で、その気持ちはわからないでもない。
けど、彼らは自分たちの置かれた立場とか責任とかについて、もう少し考える必要があったと思う。

一体、どういうつもりで居酒屋で酒盛りなんて愚かな事をしてしまったんだろう？
自分たちが不祥事を起こした場合、当然野球部全体の問題として取り扱われ、責任の取り方として大会への出場の辞退という形を取らざるを得なくなる事くらい想像付かなかったんだろうか。

結局、今回の不祥事で一番被害を被ったのは、春の選抜に出場できるはずだった現１・２年生の部員だ。
実際に問題を起こした３年生の生徒は、（そりゃまぁお叱りを受けるわけだが）大会への参加辞退という実質的な被害は受けないわけだから、この場合、問題を起こした生徒が責任を果たしたわけではないよね。
自分たちにとって痛みの無い罰なんて、罪を犯したものにとってどんな意味があるんだろう。

同校は昨年の夏にも問題を起こして、報道されたばかりじゃないか。

健全な体に、必ずしも健全な魂が宿るわけではないと言う事を証明しているような事件だ。