手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

クイズ神社?いいえ、久伊豆(ひさいず)神社です。その弐

2014年07月20日 | 日記

手水の吐水口は龍の形になっています。 

これも「元荒川」などの関係もあるのでしょうか? 

水を鎮めるとか・・・? 

細い龍ですが良いお顔をされています。 

手水舎は江戸時代に建てられ、珍しく瓦葺きです。(写真がなくてすみません)

手水舎の天井にも龍の絵。

「荒ぶる川」という名前ですので、きっと治水が必要だったと思われます。 

手水舎の左後方に大岩の上の方からお水が流れています。

張り紙にはご霊水とあります。

左隣には蛇口。水汲み用なのかな?

曲がった木の鳥居が後ろの木々とマッチしています。

柄杓も用意されていました。

関東大震災の後、水位が下がったため現在は汲み上げ井戸なのだそうです。 

さて!ご参拝させて頂きます。

拝殿前の狛犬さん。巻き毛が風になびいています。 

文政10年(1827)建立の流れ尾形狛犬。 

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大国主命といえば出雲大社さんが有名です。

私の勝手な感覚ですが、出雲大社さんは「おじいちゃんのお家に遊びに行く」ような

気持ちが安らかになるような感じがするのです。

この久伊豆神社さんも出雲さんほどではないけれど、やはり安心し落ち着く気がします。

でも静岡と離れているのに何で「伊豆」とつくのか?と調べてみました。

昔、伊豆国(静岡県)宇佐美の領主「宇佐美三郎重之」がココを拝領した際に

鎮守神として太刀を奉納したとあります。・・・なるほど!ですね~。

また「久」という文字の意味の中には「隔てる」ともありました。

創建は鎌倉時代とされている久伊豆神社。

お参りさせていただき、拝殿を撮影させて頂きますとお断りさせて頂きました。

賽銭箱にもあるように神紋は「立葵」

江戸時代、将軍家が鷹狩を行う「越ヶ谷御殿」があったために

葵紋の使用が特別に許可されたものだそうです。

私が「葵の紋だね」と言うと、Nは「徳川の関係じゃないから葵じゃないだろう?」と言っていましたが

やっぱり「葵紋」でした~!(私の勝ち!勝ち負けじゃないけど・・・)

保(1722)建立 江戸付き尾形狛犬

拝殿の回廊部分に前足を縛られた狛犬さんがいます。

左の吽形(うんぎょう)には角があり「狛犬」と呼ばれます。

右の阿形(あぎょう)には角がない「獅子」なのだそうです。(下の写真が「獅子」)

こんな荒縄でギチギチに縛られて・・・何か悪さでもしたのですか?

そう言えば大国主命は沢山の奥さんがいらっしゃいますが、その関係でこんなにグルグル巻きに!?!?家出や悪所通いをしないようにとの祈願から

実は狛犬さんが悪行をしたのではなく、家出をした家族を呼び戻すためだったり

悪所通いを止めさせるための「足止めの狛犬」と呼ばれています。

彼らは全国的に分布しているらしいのですが、見かけたことなかったかもしれません。(忘れたかも?)

皆さん同じ縄なので、持参の紐で勝手に縛ってはイケナイのかな?

人間のために狛犬さんたちも迷惑なコトです。

拝殿の右となりに187.5kgもある「三ノ宮卯之助の力石」

卯之助さんは力持ちを芸にした見世物興行で有名になり、

江戸と大阪の代表決定戦?で勝利し日本一になった方です。

得意な芸は、馬に騎乗した人を乗せた舟ごと持ち上げる「人馬舟持ち上げ」!?

乗っている人もすごいバランス感覚だ~!

社務所から拝殿に続く廊下の屋根を支える束石には

八方除災を願い方位方角を示す十二支が刻まれています。

本殿の裏には「諏訪・稲荷・五前・天満宮・三峰・御嶽・八坂」神社が摂社としてお祀りされています。

五前神社は男女吉凶相性を守護し、

また建築土木の安全を守護する神様として古来から信仰されてきたそうです。

・・・で、五前神社さんって、どのような読み方になるのでしょうか?悩んでいます。

お参りを済ませ参道を戻る途中、藤棚の奥にある池の中のお宮を見つけました。

「水神社」と呼ばれ、私たちは池を挟んでご参拝する形になります。

元々越谷は縄文時代に東京湾が奥まで広がっていた頃の泥が固まって出来た土地だったり

川の被害などがあったために水の神様をお祀りするのが必然だったのかもしれないと私は思っています。

駐車場から塀を越して見える、4メートルもある大きな「神徳燈籠」

写真では大きさの感覚が掴みにくいかもしれませんが、知らないまま初めて見ると驚きます。

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久伊豆神社さんの名前すら知らなかった私ですが

こちらの空気感があまりに清々しく、気持の良い境内だったので

連れてきてくれた父に感謝です。

(ちなみに「クイズ神社」と呼ばれるようになったのは岩槻の久伊豆神社さんが

 ウルトラクイズの予選会場にもなったりしたためでしょう。)

勝負運・合格祈願・優勝祈願としてより一層有名になったそうです。


クイズ神社?いいえ、久伊豆(ひさいず)神社です。(その壱)

2014年07月19日 | 日記

7月の晴天。

朝から蒸し暑く、我が家の黒い車のクーラーが効きにくい日。 

父の希望で埼玉県越谷市の「久伊豆神社」さんにお参りに行きました。 

今回も勿論3女の運転練習も兼ね、Nがナビして、合計4名。 

首都高三郷で降り、イオンレイクタウンの脇を通って進みます。

途中幹線道路から外れて住宅地の中へナビがガイドする通り運転を続け、

「元荒川」を越していきます。

利根川から鴻巣市を経由して流れている「元荒川」。昔は田畑を潤していたのでしょう。 

参道の入口に太い注連縄(しめなわ)が木にくくりつけられています。

「変な鳥居だなー」と間違えてしまうくらい、太い! 

出雲大社のようなネジネジではない形なので、注連縄には見えませんでした。

車を止めて、参道の途中から失礼します。

写真は一の鳥居方面を見たところ。

参道がまっすぐで長い!でも左右に木があるので歩くときっと気持ち良いかも?しれません。 

久伊豆神社さんは方災除け・八方除けの御神徳。

参道から本殿を向きました。 

ここは大己貴命(大国主命)をご祭神をする平安中期創建の、かなり古い神社さんです。

平安時代の埼玉あたりは武蔵七党という武士団の勢力下だったそうです。

境内図。結構広い。でも昔はもっと広かったのではないかと思われます。 

第3鳥居は平成5年に第六十一回伊勢神宮式年遷宮で下された

南御門の古材を頂いたもので建てられたそうです。

この辺りでも「お木曳き」が行われるみたいなので一度見てみたいです。

第3鳥居です。 

第3鳥居を抜けると左手に藤棚と池が見えてきます。 

この藤は樹齢二百五十年の県指定の天然記念物で、株回り七メートル。

お花の見頃は四月末。

花は濃紫色で、枝下一・五メートルほど垂れ、「五尺藤」と名前が付けられています。

手水舎の手前には、新たな入り口があり「下乗」の張り紙。

これより先は神域なので乗り物から下りて入りなさい。乗り物から下りなさい。乗り物に乗ったまま入ってはいけません。

というもの。

権力者も高貴な方々も神様から見ると単なる人間です。

それにしても、ここの境内はとても気持ちが鎮まります。

。:*~♪~*:。~♪~。:*~♪~*:。~♪~。:*~♪~*:。

ご神水もあると聞きました。早速頂いてみましょう!


初めてのお取り寄せ(猫饅頭)

2014年07月17日 | 日記

「お取り寄せ」なるものを初めて注文しました!

「そんなにしてまで『何か』を食べようという気持ちにならないなぁ」と思っていたので

「お取り寄せ」ブームに乗りきれずにいましたが

ネットで見つけちゃったのが、この「紅白猫まんじゅう」です。

ネコ好きの友人の家に訪問するために話題作りにも一役買ってくれるかな?

期待も込めて「友人宅」+「自宅」用に2箱。ENTERをプチッと押してしまいました。

カード決済で友人宅訪問の前日夜に届くように指定。

何という手軽さ!こんなんじゃ人間ダメになっちゃうよね~と頭のスミでチラリと思う私がいます。

*。o○☆*(。´・▽・`。)゜¨゜*☆○o。*゜¨゜゜・*(。´・▽・`。)¨゜*☆○o。*

前日には「和菓子・喜久春」さんから「発送しました」というメールが届きました。

そうだ!到着予定の時間までに帰宅しなくては!

宅急便のヤマトのお兄さんがドアをノックしています。

黒猫が両手の上に乗るくらいの「紅白猫」を京都長岡京から連れてきてくれました!

いつもは代引にするのですが、今回はカード決済スミ。

超!簡単。

そそくさと包み紙を開け、箱が2つ入っているのを確かめます。

のし紙を外し、薄桃のフタを開けると

中の紙には手書きで私の名前が書かれているメッセージカードも入っていました。

いくら便利にお取り寄せ出来ても、こういう細やかな気の使い方が

お店が続くかどうかのキーポイントなのかもしれません。

本当に「紅白猫」だー!

火箸で付けられた毛並みや三日月の目。

食紅で描かれたW形の口がなんともキュートです。

取り寄せて思っていたのと違うと感じたのは大きさです。

HPで見てはいたのですが、直接対面すると思っていたよりも大きい。

セロファンを外したら、ふわりと上用饅頭特有の香りがたちます。

皮がしっとりしているので、皮がセロファンにくっついて猫の顔が剥がれないように・・・。

白猫は「こしあんの中に白あん、その中に栗」が入っています。

赤猫は「つぶあんの中に白あん、その中に栗」仕様。

あんこはそれぞれ独特の製法でお店自慢なのだそうです。

中の白あんがあっさりしているため、

皮が軽いので「大きいかな?」と思われたお饅頭も丸ごと一つぺろりと頂けました。

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京都「喜久春」さんで有名なのは「竹の子最中」ですが

「わんこ饅頭」も見てみたい!

私、お取り寄せにハマっちゃうかも!?


代々木八幡へ青空個展 その参(個展でお話させて頂いた方々)

2014年07月11日 | 日記

「決別の碑」のすぐ脇にあった青空個展の本部。

青空個展のHPで見かけた「材料市」 

使わなくなったハギレやボタンなど回収して販売しているそうです。 

不要になった素材も再活用する方に渡せられるそうです。 

最後まで使いたい人の手に渡ることが出来ればエコにもなり 

MOTTAINAI・・・勿体無くないですもんね。 

   

食品ブースでチャーシューを試食するN。 

チャーシューを出しているラーメン店は品川にあるので今度行ってみましょうか?

 MUEさんの演奏。ほのぼのします。 

KIMITAMAGO SMILE さん 

ガーゼハンカチが使いやすそうでした! 

 カエルとダンゴムシ♪

 SDアシュラと迦楼羅☆

  

全部 リグーシュカ さんの消しゴムはんこです。 

細かく丁寧に彫られています。(女性は迦楼羅好きな人が多いと伺いました) 

  

TOKA さんの陶器たち。 

獏のフォルムってこんなに可愛かったの~!?何を入れようか迷いそうです。 

猫野製作所 さんのBAGたちの口部分が何ともキュート! 

Nは完全にガマ口だと思っていたみたいですが、違うのですよ~。 

   

今回のHIT!!! いぢま ゆういち さん。 

焼き物で動物を作られているのですが、このコたちの手足尻尾頭帽子・・・動くんです!

迷彩柄の鴨クンは「カモ(鴨)フラージュ」だそうです。やられました!

  

DEUX:2 さんの布雑貨。 

スタイや子供用のネクタイが楽しいお店です。 

   

 KAPUSERUDO さんの小鳥たちはつぶらな瞳に悩殺されまくりです。

写真にはありませんが、小鳥柄の手のひらサイズの巾着があって 

紐を絞るとプクッとした小鳥になっちゃうんです~(ノ´∀`*) 

  

おにぎりピアスが美味しそうな 亜夢瑠 さん。 

おせんべいのお醤油の照りなど、香りがしそうです! 

 注染手ぬぐいの 黒猫舎 さん。

商品も勿論ステキなのですが、看板息子さんの写真に惚れ惚れです。

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他にも興味をそそる出店の方々が多すぎて

今回はお話させて頂いた方のご紹介だけにさせて頂きました。

また時間が合えば是非みなさんとお喋りさせていただきたいと思います。

眼福の一日でした! ごちそうさま☆


代々木八幡へ青空個展 その弐(お参りしてから)

2014年07月10日 | 日記

背の高い木々に囲まれた参道を左に90度曲がってからまた少し歩くと

木影を抜けてぱぁっと明るい場所に出たと思うと、そこは本堂のすぐ前。 

「トンネルを抜けると~」みたいに突然明るくなったので少し驚きました。

参拝の前に手と口を清めます。 

拝殿の左前に手水舎があり 

木のフタがされています。 丁寧に使って欲しいという八幡様の気持ちが現れているようです。

手水の隣にある灯篭「決別の碑」は、現在の代々木公園がある場所(代々木深町)に陸軍練兵場ができるため

移住することになった住民が別れを惜しんで訣別の言葉を刻み明治41年に奉納した燈篭だそうです。

江戸時代は大名の下屋敷、維新以降は桑や茶畑があり、

下って2・26事件の際には首謀者達が練兵場敷地内で刑を執行されました。

歴史の舞台がこんな近くにあると思うと・・・・不思議な感じがします。

前回お伝えしたように代々木八幡宮がお祀りしている神さまは応神天皇(=八幡さま)です。

「厄除開運」の神様として全国に沢山お祀りされていらっしゃいます。

この日は結婚式があり、花嫁さん花婿さんたちが境内に出ていらして

参列の方々と写真撮影をされていました。

梅雨の間の良いお天気でしたが、綿入れの白無垢は暑くなかったでしょうか。

どうぞお幸せに! 

  

拝殿の横には出世稲荷が鎮座されています。 

私は全然知らなかったのですが、

こちらのお稲荷さんはTVで紹介されたとかで結構な行列が出来る日もあるそうです。

こんなに清々しい場所にお参り出来たらそれだけで気持ちがサッパリしますので、

「お稲荷さんのご神徳+参拝者の気持ちの上昇」によって一層のパワーがあるのではないでしょうか?

奥には富士講もあり、ミニ富士山があります。

 

拝殿を護る狛犬の台座に龍と虎・八幡様のご神文が描かれています。

子取りの狛犬さん、左手には玉取りの狛犬さんも優しそうなお顔です。

お参りに来たことが嬉しくなるくらいのウェルカムスマイル~\(^o^)/ 

境内のイチョウの実を集めて埋めたか、新しい新芽が競うように伸びています。 

吾も、吾も。今年発芽した分でしょうか? 

昭和25年に発掘が行われた縄文時代の住居跡を復元したものです。

5000年前に集落があり、出土品の一部が八幡様に収蔵されているそうです。

ココは昔から気持ちの良い、住むには最適の場所だったみたいですね。

境内に庚申塚もあります。 

庚申信仰は中国からもらたされた考え方で、庶民が信仰するようになったのは江戸時代からかな?

60日毎に繰り返される庚申の日の夜に寝てしまうと体内から三尸(さんし)の虫が出て

神様にその人の悪行を告げられることによって天罰が下るために「寝ない!」というもの。

石に刻まれている一番古いのは1755年とあります。

いつの世も平穏無事に生きたいと願うのは変わらないんですね~。

この日出てきたのはノラちゃんでした。

ちょっと戻って二の鳥居。 

木々が伸び伸びと育っています。

暑さを遮り、風を呼び、人も集う場所にしてくれています。

本当に気持ちの良い場所です!  

庚申塚辺りで見かけたコです。 

オスかメスかわかりませんでした。残念。 

同じコかな?二の鳥居の脇に座っていました。

動き始めたらお腹が大きかったので夏の間にお母さんになると思われます。

みんな元気に育ってくれるといいね~(*´ω`*)

コチラは一の鳥居の左にある公衆トイレの脇にひっそり佇む石。

何か彫ってあるのですが読めません(T_T)

どなたかこれが何なのかご存知の方がいらっしゃったら教えていただきたいです。

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ではこの日の目的の一つでもある「青空個展・てづくり市」をブラブラご紹介しま~す→