oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

フェア・トレードのアパレルも主流に?

2007-03-20 | 消費文化
ファッション業界とメディアが共謀して(?)設定しているオシャレの基準を取り入れている方に朗報です。先日、自然食品やオーガニックがオルタナティブな運動から主流産業(?)に変貌していると言ったけれど、アパレル業界ではフェア・トレードも主流になりつつあるのだとか。

やはり『タイム』誌から参照。去年の9月、ウィスコンシン州マディソン郊外で発足したFair Indigoは、主流社会が基準とするファッション性を売りにしているフェア・トレードのアパレル・メーカー。カタログ販売が中心だけれど、マディソン市内に去年11月、直営店をオープンしたそうです。床と棚、それに服をかけるハンガーは竹製で、壁はwood pulp(パルプ)製。客は衣服に付いているバーコードを通して、その製品が作られた工場の情報が入手できる仕組みになっているのだとか。(余談ですが、ある雑誌の調査で、マディソンは歩き回りやすいアメリカの都市第一位に選出されていました。フェア・トレードのコーヒー・ハウスも多いし、やはり、アメリカ社会の最先端を知りたいのならマディソンなどのカレッジ・タウン、お勧めです。上の写真は、マディソンにあるウィスコンシン大学内で去年の5月撮影。なぜリンカーン像があるのだろう?)

これは地元の新聞から。ロックバンド、U2のボーカル、ボノがアフリカとの貿易や雇用増大を目的に2005年、アイルランドにEdun Apparal Ltd.という名のアパレルメーカーを設立。アフリカでTシャツを製造し、それを無地のままオハイオ州マイアミ大学のある学生団体が買い上げているそうです。学生は無地のTシャツに"I know who made my shirt, do you?"(俺は自分のTシャツを作ったのか誰か知ってるぜ!テメエは自分が持ってるTシャツ、誰が作ったのか知ってんか、ワレ~!)というメッセージをプリントし、キャンパス内のほか、other organizations(他のフェア・トレード団体?)に販売しているのだとか。アフリカでの雇用や貿易促進につながるだけではなく、学生はビジネスにおける社会責任について考え、実践する機会があるという、まさに一石二鳥。(←この表現って、アニマル・ライツ違反?政治的に正しくない、politically incorrectな表現かも)

食の分野では生産者に関する情報提供が進んできているけれど、これからの時代は誰がどこでどのような環境で自分の服を作ったのかも知っていないとクールじゃない!?

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