われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

三学期の終業式を迎えて

2010-03-19 15:23:04 | Weblog
 保護者の皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
 月日のたつのは本当に早いもので、本日無事に三学期の終業式を迎えることができました。20日には42回目の卒園証書授与式が行われ、年長組の子どもたちが真人の学び舎を巣立って参ります。

 平成21年度の終わりにあたり、全教職員を代表して一言、お礼を申し上げます。今年度もまた様々な行事や日々の活動において、多大なるご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。保護者の皆様のご支援があって初めて私共の教育活動は成り立つのであり、園と各ご家庭との協力・連携が緊密であるからこそ子どもたちひとり一人がすっくりと育ち、大きな成長を遂げてくれるのです。素晴らしい保護者の皆様と子ども達としっかり手を携え、日々全力で教育にあたらせていただくことができ、ただただ感謝の気持ちで一杯でございます。各ご家庭ではこの一年をどのように振り返られていらっしゃいますでしょうか。

 4月からはそれぞれがまた新たなステップへと踏み出してまいります。年長児たちはそれぞれの小学校へと進学される予定ですが、真人の子どもとしての誇りを忘れず、堂々と胸を張って歩いていってほしいと思います。今後のさらなる飛躍を切に願っています。また年中組は年長組へと進級し、もも組はそら組へ、きいろ組はあお組へ、すみれ組はばら組となります。彼らも必ずや素晴らしい年長児になってくれることでしょう。大いに期待しているところであります。また、年少組の子どもたちはクラス替えを行いました。新たな担任とクラス編成につきましては別紙「新年度年中組クラス編成」をご覧ください。今年度新設されました満三歳児クラスわかば組の子どもたちも新・年少組4クラスにそれぞれ分かれて進級いたします。この一年もまた全ての子どもたちが大きなけがや事故に遭うことなく健康で無事に過ごせましたこと、それぞれの持てる力の限りを出し切って様々な課題に取り組み、充実した一年を終えられましたことに、感謝したいと存じます。

 さて、この終業式、卒園式をもちましてお別れをせねばならない方々が大勢いらっしゃいます。転勤などで遠方へお引っ越しされる方もいらっしゃるとお聞きしております。
これまで長い間、大変お世話になり、ありがとうございました。またいつか元気でお会いできる日の来ることを心より願っております。

 それでは皆様、どうぞお元気で。
 さようなら!


【今日の一枚】
本日おこなわれた終業式でのひとコマ。今学期で退園される11名の子どもたちが順番にお別れの言葉を述べてくださいました。みなさん、どうぞお元気でご活躍ください!

デジブック『クロッカスの花咲くころに』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒園生を送る会(21年度)

2010-03-17 16:48:48 | Weblog
 皆さんこんにちは。
 昨日、全園児と全教職員が屋内運動場に一堂に会し、恒例の「卒園生を送る会」がおこなわれました。(本日の画像はその模様です)

 年長組の子どもたちを囲むようにしてクラスごとに向かい合い、互いに感謝の言葉を述べたり、歌を披露したり、心を込めて作った記念のプレゼントを贈呈したりして、和やかな心温まるひと時を過ごしました。ひとつ屋根の下、共に暮らしてきた私たちのささやかなお別れの会でありましたが、先輩から後輩たちへ(あるいは後輩から先輩へ)、今年もまた確かな何かが受け渡されました。その「確かな何か」とはなんでしょうか? 皆様は何であると思われますか? それは、しんじんの子どもとして過ごしてきた圧倒的な時間の蓄積であり、その中で手にしてきたゆるぎない自信と経験であり、同じ学び舎で同じ空気を吸い同じものを食べ同じ月日を共に歩んだという、未来永劫にわたる不変の歴史的な事実なのです。当の子どもたちがそれをすでに自覚しているかどうかは別として、しんじんの子どもは永久にしんじんの子どもです。そのことを誇らしく胸に刻みながらそれぞれの人生を生き抜いていってほしいと切実に願っています。

 少し難しい言葉ですが、「陶冶」という言葉があります。様々な形と大きさの陶器がひとつの窯で焼かれる。そんな陶芸のことを思い描いてみてください。幾日もかけて窯の中で炎を浴び、同じ時間をじっとその中で焼かれるわけですが、焼きあがって窯から出されるとき、それぞれの色形は違いながらもそれぞれがそれぞれの輝き方で見事な光彩を放っている。転じて、それぞれの特性を生かしながら性格や才能を鍛え、より高みを目指して人を育むという例えであります。私はこの真人幼稚園を、ここに集う私たち全員にとってそんな「陶冶」の場でありたいと毎日強く願ってこれまで歩んでまいりました。そんな思いを心にとどめながら保育をするようになってから既に10年は経ったでしょうか。そしていまその思いが少しずつ具体的な形で実を結び始めていることに、この子どもたちと暮らしながら実感するようになりました。しんじんという一つの大きな大きな窯の中で、それぞれの持ち味を十分に引き出された個性豊かな一人一人の人間が、大人も子どもも互いを尊重し尊敬し合いながら日々切磋琢磨して光を放ち続けているのです。そんな場面に毎日のように出くわすのです。それは本当に、奇跡に近い出来事です。そんな奇跡的な保育の現場に立ち会うことができて、私は幸せです。それはまた、とりもなおさず素晴らしい保護者の皆様と子どもたちと、何事にもひたむきに取り組む教職員とがここで奇跡的に出会ったからにほかなりません。先輩から後輩へうけわたされた「確かな何か」とは、つまり私たちが奇跡的にここで出会って共に育ったということの小さな証(あかし)のようなものなのです。それは目には見えませんし、手で触れることもできません。それは物質ではないので姿形はないのです。それはこのしんじんに集う私たちひとり一人の心の中にあります。繰り返しますが、しんじんの子どもは生涯にわたってしんじんの子どもです。かく言う私自身ももちろん、しんじんの子どもです。人生を生きていく上で大切と思われる事柄のほとんどすべてをここで学びました。そのことの喜びと重たさと尊さを私は今日もかみしめています。

 さて、明日はいよいよ終業式です。
 時代は変わり、季節がめぐって、人もまた変貌を遂げていきます。あらゆるものは常に変化し続ける定めなのです。誰にもそれを押しとどめることはできません。ひとつ屋根の下暮らした私たちにもお別れの時が近づいています。しかし、別れはまたいつか出会う日のための小さな約束なのです。少なくとも私はそう信じています。恐れずに、胸を張って、新しい季節に歩き出そうではありませんか。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒園記念品を頂戴しました!

2010-03-15 16:50:05 | Weblog
 皆様こんにちは。いかがお過ごしですか。
 時の経つのは早いもので、今週はいよいよ終業式・卒園式がおこなわれ、平成21年度が無事に終わろうとしています。振り返ってみますと、一年は確かに長く、時に山あり谷あり、晴れの日雨の日風の日あり、ほんとうに様々なことが日々起こりますが、それでも全園児が健康で無事に一年の活動を終えることができるのは誠にありがたいことで、感慨無量であります。これもひとえに保護者の皆様のご理解とご協力のおかげと、心から感謝申し上げます。

 さて、そんなきょうは年長組保護者の代表の方々が来園され、おトイレ改修事業とは別の、もうひとつの卒園記念品を届けに来てくださいました。(本日の画像)それは手作りの粘土細工の文字でできた大きな額入りの「園歌の歌詞」でありました。年長組の子どもたちとその保護者の皆様が全員で分担しひとつひとつ手作りされたとお聞きし、さぞご苦労されたことと、有り難く申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。卒園式ではぜひ皆様からもご覧頂けるように展示したいと思いますし、新年度からもしかるべき場所に掲示して大切に使わせていただこうと考えています。素晴らしい贈り物をありがとうございました。

 さて、明日からは午前保育の11時半降園となります。また全園児と教職員とでおこなう「卒園生を送る会」があり、ひとつ屋根の下で共に暮らした仲間同士、互いに感謝の気持ちを伝えあいます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロッカス日和!

2010-03-08 16:45:00 | Weblog
 皆さんこんにちは! いかがお過ごしですか。

 「三寒四温」と昔から言われているように、寒くなったり温かくなったりを繰り返しながら少しずつ春が近づいてきているようなこの頃ですね。今朝は園庭の花壇のあちらこちらに小さな黄色いクロッカスが咲いておりました。(本日の画像は正門脇のイチョウの下のクロッカス)毎年園庭のどの草花よりも早く、一番最初に春を告げにやってくる花、それがクロッカスで、私もこれが咲くのをいつも今か今かと待ち焦がれているのです。先週土曜日にはまだ影も形もなく、何の気配も感じられなかったのですが、昨日と今日で一気に芽を出し花を咲かせました。大変な生命力です。ハイスピードカメラで撮影したらきっとものすごい伸び方でしょうね。季節の変化を敏感に察知して、その時を悟り、生命の息吹をほとばしらせながら咲くその姿は圧倒的で、美しい。自然の法則に従っているものたちの姿はいつも美しい。だから、ただの人間の私はこの小さなクロッカスにいつも尊敬と畏怖の念を抱かずにはおれないのです。それは一見、何気ない花の何気ない出来事のように見えて、実は本当に本当にすごいことなんだと私は思うのです。春を告げる魚はサワラ。春を告げる花はクロッカス。今年もクロッカスの花が咲きました!

 また園庭ではクロッカスのほかに梅の花も蕾が膨らんできましたし、あちこちで芽を出したチューリップも日増しに背が伸びてきました。よく見るとアジサイなども芽吹いています。砂場の脇に立つ桜の蕾はまだ小さくてもう少し時間がかかりそうですが、気温が上がって一斉に咲くのが待ち遠しいこの頃であります。早いもので三学期も最終コーナーを回り、終業式・卒園式まで残りわずかとなりました。全園児がこの一年の活動を気持ち良く締めくくっていけるよう、私たちもまた全力で駆け抜けてまいりたいと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジブック 『21年度・春の茶会』

2010-03-04 16:10:10 | Weblog
 皆さんこんにちは。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
 昨日は毎年恒例の「ひな祭り茶会」がおこなわれ、今年も年長組の子どもたちから年中組の子どもたちへと大切なものが受け渡されました。

 あお組の子どもたちはきいろ組の子どもたちを、そら組の子どもたちはもも組の子どもたちを、ばら組の子どもたちはすみれ組の子どもたちをそれぞれ招待してお菓子とお抹茶を振る舞いました。凛々しいまなざしで粛々と立ち振る舞う年長児たちを目の当たりにし、年中の子どもたちは身も心もぐっと引きしまった面持ちで臨んでおりました。程よい緊張感の中で味わう初めてのお抹茶は「ちょっとにがいけど、おいし~!」。いつもとは違うちょっと大人のひと時をみんなで楽しみました。会の終りに先輩たちから後輩たちへ「立派な年長になってください!」と激励の言葉があり、後輩たちも「ありがとうございます。がんばります!」と大きな声で答えておりました。我らしんじんの誇りと伝統はこうして脈々と受け継がれていくのであります。この年中組の子どもたちも必ずや素晴らしい年長児へと成長していってくれることでしょう。

 また本日は年長組最後のお茶会「卒園茶会」がおこなわれました。クラスごとにおこなわれ、会の最後には理事長先生から「抹茶会修了証」が全員に授与されました。また子どもたちからは理事長夫妻をはじめ一年間のお抹茶会でお世話になった千秋先生、愛先生にも感謝の言葉が述べられました。相手を敬い、感謝し、丁重にもてなす「茶の心」が一人一人にしっかりと染み込んで、そばで写真を撮りながらこちらまで清々しい気持ちになりました。
 終了証が証明している通り、この子どもたちは今や立派な茶人であります。世界中のどこへ行っても誰と出会っても恥ずかしくない、日本人としての誇りを作法を身につけたのです。堂々と胸を張って、それぞれの人生を生き抜いて行ってもらいたいと強く願っています。

 なお、頑張ったご褒美にお茶会終了後、理事長先生の読み聞かせ大会が同じ風鈴堂で引き続き行われました。大スクリーンに映し出された映像を見ながら、理事長先生の迫力満点の語りに、子どもたちはしばしお話の世界を満喫しました。

 そんな今日は昨日おこなわれた「ひな祭り茶会」と今日の「卒園茶会」の様子をまとめてみましたのでご覧ください。修了証授与と絵本読み聞かせの様子も載せましたので、どうぞお楽しみに!


 デジブック 『21年度・春の茶会』



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする