われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

音楽に心をのせて

2007-11-30 15:10:50 | Weblog
 皆様いかがお過ごしですか。
 先週おこなわれた年長組の音楽会ですが、今年も無事に終えることができました。お越しいただきました保護者の皆様、ご覧になっていかがでしたでしょうか?歌や合奏を通して、あるいは入退場を含めた一連の動きや立ち振舞いを通して、子どもたちが皆様に伝えようとした思いや願いを聞き取り、感じ取っていただけましたでしょうか。今年の年長児たちも、ここまで本当に見事な成長を遂げ、ひとつひとつの活動を集中して丁寧に練り上げ、作り上げてきました。音楽会はまさにひとつの大きな達成であったと思います。何よりもその演奏と歌が美しい。美しいものは美しい。美しさに理屈はいりません。音楽そのものの完成度という点でも高いレベルまで到達していました。彼らの繰り出す澄み切った音に心を揺さぶられ、私は何度聞いてもまぶたに涙が溢れそうになって仕方がありませんでした。音楽会が終わった今もまだ、目を閉じると耳の奥で彼らの演奏と歌声が鳴り響いています。

 さて、いよいよ明日は年中組の音楽会です。この年中児たちも、いまや年長に追いつけ追い越せとばかりに、大変なパワーと集中力で日々練習に取り組んでまいりました。もうすでに彼らはこれまでの古い殻を破って、いま大きな変貌を遂げようとしています。二学期の終わりは彼らにとってもその成長過程において大きな節目と言えます。伸び伸び、生き生きとした姿の中にも少しずつ年長らしさの片鱗が見え始め、ただ楽しければよいというレベルからもう一歩踏み込んだ、より高い意識(例えば、自分たちが観客からどのように見られているか、より良い音楽を作り上げるにはどうしたらよいか、集団の中では自分はどのように振舞えばよいか、等等)を持ち始めています。そしてそのような意識が子どもをさらに成長させるのです。音楽会は演奏や歌そのものもとても大事ですが、そんな彼らの心の成長もぜひ大切なポイントとしてご覧いただければと思います。音楽に心を乗せて、年中組の素敵な音楽会が間もなく始まります。
 どうぞ保護者の皆様、お楽しみにお出掛けください。


【今日の一枚】
本日おこなわれた音楽会リハーサルでのひとコマ。年長、年少の子ども達が全員集まって真剣に耳を傾けておりました。
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初冬の園庭で

2007-11-28 17:23:06 | Weblog
いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
きょうは久しぶりにあたたかな一日でしたね。一日中、太陽の光が降り注いで、園庭にはたくさんの子ども達が出て遊んでおりました。午後1時現在、園児玄関の温度計は16度。一斉活動では、年長組の子どもたちがみんなで電車に乗って亀田公園まで行って来ることができました。年少組はお部屋で合奏の練習をしたり、順番に園庭に出て遊んだりしておりました。そして年中組の子どもたちは、運動場にて今週末に迫った音楽会に向けての歌や合奏の練習に励んでおりました。長い時間も集中して自分たちの音楽会を作り上げている姿に、大きな成長を感じます。


【今日の一枚】
きょうの午後の園庭にて。澄み切った青空に吸い込まれてしまいそう。
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世界でたったひとつの音楽

2007-11-22 12:01:25 | Weblog
 季節の移り変わりはいつも私たちの気づかないところで静かに静かに進行して、ふと気づいた時にはもう二度と戻ってこないところまで遠ざかっていたり、新しい季節の真新しい風に吹き上げられてハッとしてまわりを見渡してみると、自分だけが場違いな場所に取り残されてしまったような錯覚に陥ることがあります。半袖のTシャツで汗だくになって走ったマラソン大会を皮切りにスタートした二学期も、気がつくと本格的な冬が訪れていて、締めくくりの季節を迎えておりました。ひとつ年を取るごとに、時の流れは加速度的に速くなっていくようで、めまいすら感じるこのごろであります。
 
 さて、そんな二学期を、またこの一年を締めくくるにふさわしい、しんじんの子どもたちの音楽会が始まろうとしています。子どもたちはお聞きくださる皆様に少しでも良い音楽を聞かせようと、集中して練習してまいりました。ただ自分たちが楽しければそれでよい、というのは私たちしんじんの音楽会ではありません。子どもたちなりに、より良い演奏や歌をみんなで作り上げ、聞いてくださる人に届けたい、そう思って活動に取り組んでまいりました。それは、私たち教職員がこれまで出会った多くの子どもたちとの様々なかかわりの中で、彼らと共に考えながら営々として作り上げてきた良き伝統なのです。しかし、人を楽しませるためにはまず自分自身が楽しんでいなくてはなりません。そのためにはどうすればよいのか? 自分たちが心から楽しみながら、同時に人を楽しませるということとはどういうことなのか? それを子どもたちなりに考えてきました。かれらの音楽会はそこから始まっているのです。
 子どもは私たち大人が思っている以上に繊細で、複雑な感情を持っています。自分の気持ちを言葉や態度で上手く表現できないぶんだけ、その心の中には広大な、手つかずの領域を抱えているものなのです。そんな彼らにとってもっともシンプルでストレートに心情を表現できるもの、それが音楽であり、芸術表現全般であると私は考えています。とりわけ音楽というものは、表現する者と受け取る者とが一つの楽曲を同時体験することができ、それは他の芸術とは明らかに異なる点です。それは例えばこういうことです。子どもたちの心が「伝えたい」と思う気持ちによって震え、それは彼らひとりひとりの手の動きや声の振動となって歌や演奏に置き換えられる。それはまっすぐ空気をふるわせ、やがておおきな波動となって私たち聴衆の耳に届けられる。耳だけではなく、からだ全体で共鳴し合う。子どもたちの思いが強ければ強いほど、その心の振幅が大きければ大きいほど、私達の心もまた大きく揺さぶられることになるのです。そしてそれは言うなれば、後にも先にもただ一度きりの、世界でたったひとつの音楽なのです。

 どうぞこの子どもたちの素晴らしい音楽会を共に体験しながら、彼らの全力の表現をしっかりと受け止めようではありませんか。そして、この一年の子どもたちの成長を共に喜び合い、互いに讃えあえれば幸いに存じます。
 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


【きょうの一枚】
本日おこなわれた音楽会リハーサルでの様子。他の学年の子どもたちが全員集合して、年長児たちの素晴らしい音楽に聞き入っておりました。こんな風にして先輩から後輩へと大切なものが受け継がれていくのです。
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聴きに来た子どもたち(1)

2007-11-22 12:00:27 | Weblog
年長組の音楽会リハーサルを聴きに来た年中、年少の子どもたち。一部と二部の休憩で少しリラックス。それでも演奏が始まると、真剣に聞き入っておりました。次はみんなの番だ!
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聴きに来た子どもたち(2)

2007-11-22 11:57:04 | Weblog
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聴きに来た子どもたち(3)

2007-11-22 11:56:29 | Weblog
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聴きに来た子どもたち(4)

2007-11-22 11:55:56 | Weblog
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聴きに来た子どもたち(5)

2007-11-22 11:55:15 | Weblog
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カレーパーティー、大成功!

2007-11-17 12:56:56 | Weblog
 皆さんいかがお過ごしですか。11月もはや後半にさしかかり、いよいよ本格的な冬の到来でありますね。また本日は11月生まれの皆さんのお誕生会がおこなわれました。お誕生児のみなさんおめでとうございました。
 
 さて、今週の水曜日には毎年恒例の年長組のカレーパーティーがおこなわれ、たくさんの保護者の皆様においでいただきました。ありがとうございました。カレーのお味はいかがでしたでしょうか?私もご馳走になりましたが、とても美味しかったですね。何が一番うれしいと言って、こんなときが一番うれしく、つくづくこの仕事を続けてきて良かったと思うのです。手塩にかけて育ててきたこの子どもたちが、今度は自分たちで作った材料でカレーをご馳走してくれるのですから、こんなにうれしいことはありません。当日は子どもたちがたくさんおかわりをして、準備していたカレーとご飯はすべて売り切れとなり、結局、担任たちはほとんど食べることができなかったようですが、そもそも自分のことを勘定に入れず子どもに分け与えるのが親というものであり、本物の教育者なのです。春先の田植えの準備に始まった一連の活動も無事に終えることができ、私もほっとしているところであります。とにかく、子どもたちはもとより、担任たちが本当によくやっているなぁと今さらながらに思います。自画自賛は聞き苦しいのを承知で皆様に申し上げたいと思うのです。本当に素晴らしい子どもたちと、担任たちであると。また何かの折に、感想をお聞かせください。

 さて、来週からはいよいよ二学期を締めくくる、音楽会の季節がやってまいります。年長組を皮切りに順次おこなわれる音楽会ですが、すでに各学年ごとに練習が始まっております。どうぞお楽しみになさってください。


【今日の一枚】
連日、運動場にて音楽会の練習に取り組んでいる年長組の子どもたち。
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しんじんさいを終えて

2007-11-09 13:19:00 | Weblog
 皆様いかがお過ごしですか。先週末におこなわれた真人祭は、おかげさまで今年も無事に終えることができました。子どもたちの作品や様々なコーナー等をご覧いただき、いかがでしたでしょうか。また、子どもたちを楽しませるためにお忙しいなかゲームコーナーやお抹茶コーナーを準備・運営してくださった有志のお母様方、作品展示や会場の準備、当日の販売等の運営、後片付けなど様々な場面でお手伝いいただきました各学年の保護者の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。皆様のお力添えがあってはじめて真人祭は成り立つのであると改めて実感し、感謝の気持ちで一杯でございます。幸い当日は天候にも恵まれ、穏やかな気持ちの良い秋晴れとなり、子どもたちも保護者の皆様も本当に楽しそうに、ニコニコしていたのがとても印象的でありました。聞くところによると、県内はもとより県外からもわざわざお越しいただいたおじい様、おばあ様もいらっしゃったようで、ありがたいことであります。どうぞまた何かの折に、ご感想などをお聞かせください。

 さて、一雨ごとに秋が深まっていくこのごろですが、園庭の木々もようやく赤や黄色に色付いて紅葉の季節を迎え、いまはちょうど菩提樹、桜、柿などが見ごろです。今年は温暖な10月であったため紅葉はいつもの年よりいくらか遅いようです。確かにこの時期にしては温かい日が続いているとお思いになりませんか?例年ですと、11月ともなれば朝晩はヒーターなしではいられないくらい冷え込みますし、厚手のフリース・ジャケットが必需品ですが、今年はまだフリースもセーターも(少なくとも私は)袖を通していません。温かいのはありがたいことですが、朝晩の寒暖の差が色に出る紅葉にとってはあまり芳しくないようですね。このところ毎週のように週末になると紅葉をめでに近隣の山々をさすらっているのですが、どこへ行っても全山が燃え上がるような景色をどうも今ひとつ見ることができません。これも温暖化のせいでしょうか?環境の変化は地球規模で、しかもそれと気づかぬうちに静かに静かに私たちの身の周りに忍び寄っているのです。そう思うと複雑な心持ちがいたします。
 
 いずれにしても、今週は大きな行事を終えて少しほっと一息ついた、のんびり穏やかな一週間でありました。落ち葉拾いも楽しみな季節ですね。

 それでは皆様、良い週末をお過ごしください。


【今日の一枚】
今週水曜日の園庭にて。気温16度。穏やかな日差しが降り注ぐ。
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