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TANAKAHAN日々思った事を綴ってみたりして

誰も救われない

2024-06-17 23:48:16 | Weblog

「社畜ジャパン」というYouTubeチャンネルを時々見ている。世間に言う「ブラック」と噂される企業や職種に焦点を当て、その口コミを読み上げるというシンプルな構成だが、なかなか世相を表していて興味深い。登録者数10万人規模のチャンネルだが、毎日更新されるので、時々見ているうちにお奨め動画に上がってくるようになり、それからほぼ毎日見ている。ブラック企業の共通点としては、「低賃金なのに激務」「休みもロクに取れず体を壊す」「パワハラやモラハラが当たり前」という具合で、働いているうちに精神や肉体が病んで退職の道を選ぶ特徴がある。世間には評判の良さそうな企業も、この口コミを見るとその実態はかなり怪しかったりして、動画のコメント欄に書き込まれる感想や追加情報もさらに有益で、もし私が20代の就活生だったら大いに役立つチャンネルだっただろう。

昨今の日本では労働力不足が囁かれて久しいが、果たして本当にそうだろうか。「こんな安月給で休みも取れず、体を壊すような職場でなど働けるか!」と叫びたくなる企業が増え、そこを避ける若者が増えただけではないだろうか。バブル期の日本では、たとえ激務でもそれに見合った給料が支払われていたから、その環境を甘んじて受け入れた若者も、今の環境はまるで奴隷と同じ。真面目に働く人間が報われない企業が増えた。つまり、日本に労働力は余っているが、奴隷のようにこき使える労働者を企業が確保出来なくなっただけに見えるのは私だけだろうか。

そして日本政府は、その穴埋めのために外国人労働者を大量に日本に招き入れようとするが、彼らも同じ人間。奴隷のようにこき使われているうちに、そのうち嫌になっていずれは辞めていく。そして職に溢れ、路頭に迷った外国人達は食うに困り、ついには日本で犯罪に手を染めるようになる。何という悪循環だろう。どう考えたって、言葉の壁や文化の壁に悩まされる外国人を雇うより、前途有望な日本の若者を雇った方が企業のため日本のためだろう。にも関わらず、外国人労働者を雇用する企業を優遇し補助金を出すという愚策。色んな意味で今の日本の政府は、やってる事がおかし過ぎる。

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