空手バカなオヤジの日常

新潟の空手道場「空手道新武会」で稽古に励む、空手バカオヤジの徒然記

術後四年

2022-07-25 21:44:58 | 日記・エッセイ・コラム
令和4年7月中旬、胃がんによる胃の全摘手術から四年が経ちました。

この四年間、定期的に検診を受けていますが、幸い再発もなく、また、他の病気に罹患することもなく、新型コロナに感染することもなく、元気に過ごせております。

手術直後は、果たしてまた空手が出来るようになるのかと不安でいっぱいでしたが、幸いなことに組手も含めて手術前と同様の稽古をこなせるまでになりました。

ただ、食事には相変わらず苦労しています。一度に多くの量を食べられず、少し食べ過ぎるとお腹が張るような感じで苦しくなり、気持ち悪くなってしまうのです。
必然的に、一回の食事量は少なく、ごはんは子供用の茶碗一杯で充分、麺類は、一人前も食べきれないほどです。
食事回数を多くすれば良いのかもしれませんが、毎日忙しく、また面倒なこともあり、朝昼晩3回で済ませてしまっています。
当然、なかなか体重は増えず、術後少しずつ増えていたものが、術前の体重より5㎏ほど少ない56~57㎏で止まってしまいました。
ただ、自重の筋トレを週2回欠かさずに行っている成果か、少しずつ筋肉は増えているようですし、また、体脂肪率は10%を切ることがあるほどになりました。

本業である空手指導は、多いときで週五日、11コマのクラスを指導しています。
さすがに還暦を過ぎた身体にはキツく、稽古指導の翌朝は、起きるとしばらく動けない日もあるほどですが、これが自分の運命であり、使命であると思っています。
「先生はあまり動かないで、言葉での指導を主にしてください。」
と多くの方にご心配いただいておりますが、準備運動から前に立って、道場生といっしょに身体を動かさないと気が済まないというやっかいな性分はどうしようもなく、自分でもあきれています…

結局私は、指導者には向いていないのだと思います。ただ、開き直って言わせていただければ、それが私という人間なのです。

「指導」というものには、いろいろな形があると思います。
歳を取って若い頃のように動けないから、身体を動かすことなく、言葉で指導するといった形もあるかもしれませんし、それが「スポーツ」の一般的な指導法かもしれません。

しかし私は、道場生といっしょに身体を動かすことで、歳を取るごとに衰えていく姿を見せると同時に、幾つになろうとも歳に抗って稽古を続け、さらなる高みを目指す姿を見せて行くことが「武道」の指導である、と考えています。

この先、あとどのくらい生きられるのかはわかりませんが、死ぬまで、否、死んであの世に行ってもなお、稽古を続け、修行を続け、武道家の本分を全うし、実践者であり続けたいと思っています。

術後四年目の身体。昨年より、少しは筋肉が増えてきているように感じます。


体脂肪率、過去最低を更新


空手道新武会ホームページ

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