空手バカなオヤジの日常

新潟の空手道場「空手道新武会」で稽古に励む、空手バカオヤジの徒然記

令和元年 秋期昇段・昇級審査会

2019-09-16 13:26:18 | 空手 エッセイ
 9月15日(日)、新潟市鳥屋野総合体育館柔道場におきまして、新潟道場・新潟ジュニア教室と長岡道場・長岡ジュニア教室合同の「秋期昇段・昇級審査会」を実施いたしました。

 今審査会では、昇段審査に2名、昇級審査に43名の道場生が挑みました。昇段審査に挑んだのは、長岡道場のR初段と新潟道場のS1級です。

 基本稽古、移動稽古、型、昇級者の組手の各審査を終え、いよいよ昇段者の連続組手です。

 まず連続組手に挑んだのは、S1級。高校1年生の女の子です。小学校3年生の時に、弟のRくんに次いで入門しました。生真面目な努力家で、私が「型上達のためには、毎日結び立ち中腰をやると良い。」と言うと、本当に毎日結び立ち中腰を欠かさなかったということで、また、中学、高校に進学しても、ずっと空手を続けてくれました。そんな努力が実を結び、極真館の全日本青少年大会の型競技で、昨年、今年と2年連続で入賞するほど力をつけてきました。本人は、組手はあまり得意ではないと思っているようですが、突きの間合いからでも上段を蹴れる柔軟性を持ち、相手の攻撃に対し、回り込んでヒットポイントを外す技術はとても上手く、気持ちの持ち方で、組手も一気に上達する可能性を秘めていると感じます。

 今回の審査、最後の10人組手は、終盤苦しそうな表情を見せつつも、見事に完遂しました。

 続いて連続組手に挑んだのは、R初段。21歳の大学生です。小学校3年生の時に、お父さんと一緒に入門し、1ヶ月後に入門したお兄さんと親子3人で切磋琢磨しています。高校生までは、新潟道場で稽古していましたが、長岡市の大学に進学後は、長岡道場で稽古を続けています。お父さん、お兄さんは、ともに既に弐段に昇段しており、R初段が昇段すれば、親子3人そろって弐段となります。

 今回の審査、最後の20人組手では、中盤から苦しそうな表情を見せ始め、終盤には、中段を効かされ、倒れる場面もありましたが、気力で20人を戦い抜きました。19人目の相手をお兄さんが、最後の20人目はお父さんが相手を務めてくださり、昇段に花を添えてくれました。

 昇級審査を受審した43名の道場生たちも、皆、緊張しつつも一所懸命に、基本、型、組手の各課題に挑んでいました。

 今回の昇段審査で昇段を允許された R弐段、S初段、そして昇級した道場生の皆さん、昇段、昇級おめでとうございます。「自学自習の出来ないものに真の上達なし」そして「帯は人がくれるもの、実力は自分でつけるもの」です。
 これからも、「先輩」として後輩の模範となるよう更に努力精進してください。皆さんの更なる向上を期待しています。

審査を終えて


見事昇段!S初段(左)、R弐段


2人の昇段を皆で祝福!
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