7月18日、いよいよ手術当日です。不安な気持ちはもちろんありましたが、もう覚悟は決まっていたのか、自分で思っていた以上に落ち着いていられました。昼前、子供たち3人皆来てくれました。
手術着に着替えて。もう「まな板の上のコイ」です。
午後、手術着に着替え、徒歩で手術室に向かいます。全身麻酔で手術を受けるのは始めてでしたが、麻酔が効いてくるとすぐに意識を失い、看護師さんの「終わりましたよ。」という声で気がつきました。時間の感覚はなく、あっという間に終わった感じでしたが、実際は5時間ほどの時間が過ぎていました。手術は無事成功しました。
手術直後。まだ意識が朦朧としています。
ボーっとした状態で、手術室からリカバリー室に移動します。その際、猛烈な寒さに襲われ、ガタガタ震えだしました。「寒い」という言葉を発したのを覚えています。電気毛布をかけてもらい、しばらくすると寒さは治まりました。その間、次女が私の手を握って励ましてくれていました。
次女がずっと手を握っていてくれました。
私の様子が落ち着いたのを見計らい、子供たちは帰って行きました。それから、長い長い夜が始まりました。徐々に麻酔が切れて、意識がはっきりしてくると、鼻から入っているチューブの影響で、鼻の奥に鼻水が溜まっているような不快な感覚がずっと続きます。加えて、1時間おきに看護師さんが検温と血圧測定を行います。さらに、血栓予防の加圧ポンプを足の裏につけられ、一定の間隔で足の裏を圧迫されます。もう、とても眠れたものではありません。本当につらい一夜でした。
長い夜が終わり、翌朝、鼻のチューブが抜かれ、また、加圧ポンプも外されて、やっと少し楽になりました。しばらくして、リカバリー室から病室に移動します。手術直後ということで個室に入りました。あらためて見てみると、心電図、点滴、尿管、痛み止めの硬膜外チューブ、ドレーンと、いろんなものが身体にくっついていました。
この日、手足は冷たいのに身体は熱くてびっしょり汗をかいたりと不安定な体調で、精神的にも滅入ってまったく気力がわかず、言いようのない不安感に襲われました。お腹を開いて、胃を全部取ってしまうという大手術を受けた直後なのですから、当然といえば当然なのかもしれません。
この日、酸素吸入が始まったのですが、吸入器を付けた際、看護師さんが不慣れなのか、酸素ではなく、水が出てきて、それを吸い込んでむせてしまいました。むせるとどうしてもお腹に力が入ってしまい、手術の傷口に激痛が走ります。いきなりひどい目にあってしまいました。看護師さんに文句の一つも言いたかったのですが、むせるは痛いはで声も出ません。「看護師さん、しっかり頼むよ!」と、心の中で叫んでいました。
結局この日、個室で1人で過ごすことが不安で、長女に病室に泊まってもらいました。夜は点滴で眠剤を投与してもらったおかげか、よく眠ることが出来ました。
手術着に着替えて。もう「まな板の上のコイ」です。
午後、手術着に着替え、徒歩で手術室に向かいます。全身麻酔で手術を受けるのは始めてでしたが、麻酔が効いてくるとすぐに意識を失い、看護師さんの「終わりましたよ。」という声で気がつきました。時間の感覚はなく、あっという間に終わった感じでしたが、実際は5時間ほどの時間が過ぎていました。手術は無事成功しました。
手術直後。まだ意識が朦朧としています。
ボーっとした状態で、手術室からリカバリー室に移動します。その際、猛烈な寒さに襲われ、ガタガタ震えだしました。「寒い」という言葉を発したのを覚えています。電気毛布をかけてもらい、しばらくすると寒さは治まりました。その間、次女が私の手を握って励ましてくれていました。
次女がずっと手を握っていてくれました。
私の様子が落ち着いたのを見計らい、子供たちは帰って行きました。それから、長い長い夜が始まりました。徐々に麻酔が切れて、意識がはっきりしてくると、鼻から入っているチューブの影響で、鼻の奥に鼻水が溜まっているような不快な感覚がずっと続きます。加えて、1時間おきに看護師さんが検温と血圧測定を行います。さらに、血栓予防の加圧ポンプを足の裏につけられ、一定の間隔で足の裏を圧迫されます。もう、とても眠れたものではありません。本当につらい一夜でした。
長い夜が終わり、翌朝、鼻のチューブが抜かれ、また、加圧ポンプも外されて、やっと少し楽になりました。しばらくして、リカバリー室から病室に移動します。手術直後ということで個室に入りました。あらためて見てみると、心電図、点滴、尿管、痛み止めの硬膜外チューブ、ドレーンと、いろんなものが身体にくっついていました。
この日、手足は冷たいのに身体は熱くてびっしょり汗をかいたりと不安定な体調で、精神的にも滅入ってまったく気力がわかず、言いようのない不安感に襲われました。お腹を開いて、胃を全部取ってしまうという大手術を受けた直後なのですから、当然といえば当然なのかもしれません。
この日、酸素吸入が始まったのですが、吸入器を付けた際、看護師さんが不慣れなのか、酸素ではなく、水が出てきて、それを吸い込んでむせてしまいました。むせるとどうしてもお腹に力が入ってしまい、手術の傷口に激痛が走ります。いきなりひどい目にあってしまいました。看護師さんに文句の一つも言いたかったのですが、むせるは痛いはで声も出ません。「看護師さん、しっかり頼むよ!」と、心の中で叫んでいました。
結局この日、個室で1人で過ごすことが不安で、長女に病室に泊まってもらいました。夜は点滴で眠剤を投与してもらったおかげか、よく眠ることが出来ました。