空手バカなオヤジの日常

新潟の空手道場「空手道新武会」で稽古に励む、空手バカオヤジの徒然記

極真館 2017全日本青少年空手道選手権大会・2017全日本空手道型競技選手権大会・2017国際壮年空手道選手権大会 ~その2~

2017-06-07 18:06:58 | 空手 大会
 青少年大会組手競技には、小学3年新人戦に、H7級とY8級の2名が出場しました。

 H7級は、幼児年長の時に入門、先に入門していたお兄さんととともに、稽古に励んでいます。
 とても稽古熱心で、道場での合同稽古を終えると、必ず残って自主稽古をかかさず、今大会に臨みました。

 初戦、前半は相手選手の強い突きに、やや苦しんだようですが、負けずに突きと前蹴り、中段回し蹴りで盛り返し、判定勝ちしました。

 2回戦はロシアの選手との対戦です。相手選手は、下突きの連突きを中心に、時折右の上段回し蹴りを出すという戦い方の選手で、H7級はほぼ互角に打ち合い、中盤、技ありには至らなかったものの、相手の出鼻に中段前蹴りを決めて転倒させる等、やや優勢に試合を進めていました。
 しかし終盤、左の下突きを打とうと手が下がったところに、タイミング良く右上段回し蹴りを決められ、技ありを奪われて敗れました。惜しい試合でした。

 H7級は、気持ちが強く、攻撃力もあるのですが、技の的確さに欠けるように思います。今大会の試合でも、あと半歩間合いが詰まった時に出せば決まったのに、という場面が何回かありました。
 また、攻撃に集中するあまり、受けの反応が甘くなり、不用意に相手の攻撃をもらってしまうという点も、今後の課題かと思います。
 しかし、これまでの地道な努力の成果がしっかりと感じられた大会でもありました。更なる精進を期待します。




 Y8級は、幼児年長の時に入門、市外から通っているため、道場には週1回程度しか通えませんが、自宅でも自主稽古を欠かさず頑張っています。

 初戦を手数で上回っての判定勝ちで、2回戦を上段回し蹴りでの合わせ一本勝ちで、それぞれ勝ち上がり、3回戦に進みました。
 3回戦では、積極的に攻めましたが、相手選手に攻撃を冷静にさばかれ、突きと下段蹴りを的確に決められ、判定で敗れました。

 Y8級の良いところは、気持ちが強く、常に積極的に攻めるという姿勢です。今大会でも、すべての試合でその良いところが出ていました。ただ、積極的に攻めようとするあまり、間合いを詰めすぎ、相手を押してしまうところが見られました。
 また、Y8級は身体が柔らかく、上段回し蹴りを得意としていますが、間合いを詰めすぎているため、決まりずらく、近い間合いで無理に上段を蹴ろうとして、自ら転倒する場面も何度か見られました。間合いを詰めすぎず、適正な間合いで戦うということが、今後の課題です。
 さらに、3回戦の敗因に関してですが、差は「技の的確さ」にあったように思います。Y8級の攻撃は、相手のどこに当てるかを狙って技を出しているのではなく、ただ闇雲に手足を出しているだけのように見えました。対する相手選手は、逆に的確にお腹と脚に狙いを定め、しっかり狙って技を出しているように見えました。手数では決して負けていませんでしたが、そこが勝負の分かれ目になったように思います。

 いろいろと書きましたが、新人戦とはいえ、初出場でベストエイトまで勝ち上がるということは、凄いことだと思います。Y8級、君はまだまだ強くなります。更なる精進を期待します。




 全日本型競技大会には、壮年女子の部にS初段が出場しました。 S初段は、全日本型競技大会に壮年女子の部が設けられてから、毎年出場しています。過去に、準優勝、と第4位入賞の実績がありますが、ここ数年はなかなか入賞に至っていません。以前から脚を痛めており、今大会は思うように事前の稽古が出来ないまま臨みました。

 予選、決勝とも、緊張と稽古不足から、動きが硬く、また身体のキレも良くありませんでした。S初段が本来持っている実力の半分程度しか出せていないなと感じました。結果は第5位。入賞には一歩及びませんでした。

 今後の課題は、まず痛めている脚を治すこと。そして身体を絞り、以前のようなキレのある動きを取り戻すことです。地力はあるのです。がんばってください。

コメント
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