憲法には、国民主権が記されている。これは三権、行政、司法、立法よりも、国民主権が優先していることと言えよう。
しかし現実には、この国民主権が脅かされている。そのために憲法では、八十一条に違憲立法審査制度がある。この憲法の審査権を、もっと活用してほしいものだが、だがこの審査を裁判所に求める訴訟を起こさなければならない。法律が成立したと同時に、その法律が憲法に適応しているか、直ぐに審査が開始されるといいのだが、これができていないために、旧優勢保護法のような憂き目に会う。
今回の政治資金規正法改正も、世論調査では、八十パーセント近い反対がある。
こうした国民主権に逆らうようなことが起きないように、違憲立法審査制度が履行されるように、憲法改正すべきと思う。それはまた、今日の世界は、各地で絶え間無い戦闘が行われていて、終息の気配を見せていない。我が国はそれに巻き込まれないようにと、防衛関連法を制定したり閣議決定している。
だが憲法九条では戦争放棄を誓っており、前文に置いても、全世界の人々と共に、人類の恒久の平和に貢献することを誓っている。
戦争を行うことは、自他共に為にはならない。他の国が戦争を行うことは勝手、我が国は我が国なりに平和に向かって邁進すべきである。国民主権の旗印の元に~
私が述べたい「憲法改正」とは、これとは別に、即ち国民主権に対する三権とは別に、国民自体に関わるものもあるとの思いからです。
そもそも統治するものとされるものは、お互いが相手を思いやっていくことによぅて、事は滑らかに進む。それが「俺が俺が、私が私が」と言う我を出した執着心によって壊れている。これは宗教心が希薄なことから発していると言ってよい。
それ故に、国会などで成立した法律や法令、閣議決定は、直ちに憲法に沿い、国民主権に添っているかどうか検証しなければならない。現在はこれを世論調査の形で行われいるが、これを国民投票として行う。元より国民投票として行うと多額の費用が掛かるが、マイナンバーを元にネット投票するといいんじゃないか。しかしこれでも人間は違反行為を考える生き物。
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