仏教には二つの道がある。一つは小乗仏教、今一つは大乗仏教という。小乗仏教というは小さな乗物のことで、自分一人が悟りに達しようと言うのに対し、大乗仏教というは大きな乗物のことをいい、みんなで悟りを得ようという道である。仏教を修める修行には、この二つの道がある。
一般に仏教というと大乗仏教を言うが、人はみなそれぞれに性質も性格も異なる多様性があり、まとまって一つの道を歩むのは難しい。どうしても仲違いしたり、イジメや虐待、誹謗中傷が渦巻く。故に大乗仏教は、いくつもの宗旨宗派が乱立して対立している。
道を究める事をなおざりにして抗争に明け暮れるという欠点を持っている。
他方の小乗仏教は、自己を整えることに重点を置いて、自立心を養い、辛さ苦しさ悲しみに耐え忍耐していきながら、世の誠の道をたどろうとしている。
添付記事にあるように、一般に大きいことはいいこととし、拡大成長や進歩を目指せば、その分負の遺産が現れることを覚悟しなければならない。
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