青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

崩れる外面

2009年01月12日 | 人生設計
新年を迎えて、いろいろな年頭所感や抱負に接する。
それはそれでいいのだが、ただそれらの多くが、外面に対しての外面な面に気掛かりを覚える。
我々にとって必要なのは、外面的なものではない。それもまた、外面に対する、いうなれば「外面」だけよければよいというものではない。大事なのは、「自分の内面性」である。
「自分をどうするか」という、外面に気兼ねせずに「自問」すべきことが、今は殊に求められている。

「景気」というものを見ても、外需という外面ばかりに頼っていて、それが崩れ去って不況に陥った。
金融危機も、内面的確定のない金融債とか空手形でがいめんを取りつくろおうとして、それが崩れ去って破綻した。

国内政治などにおいても、防衛とか経済発展や景気振興とか「賑わい」といった外面にばかり目をつけていて、内面の福祉や教育施策などの内面施策はお寒い。このことは、いわば植物が「根腐れ病」を起こしているといっていい状態にある。
すなわち「外面が崩れた」状態にある。

「定額給付金」といっても、高額所得者が貰っても無駄遣いなものだが、高齢者や障害者や病弱者、生活保護者などには、介護費や年金保険料や病院費などの値上がりで、とてものこと消費に回せるものではない。
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