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著名人取材 失敗インタビュー例 zip QT

2012-04-26 | 仕事を楽しむために
朝起きてつけるテレビは、最近フジの「めざましテレビ」から、
日テレの「ZIP!」に変わってきました。
理由は、MOKO'sキッチンがあることと、関根麻里の司会が気持ちいいからです。

ただ、今朝のZIP!で、久しぶりに著名人取材で聞き手がやってはいけない見本のような、
例をみました。
http://www.ntv.co.jp/zip/onair/qt/index.html

内容は、映画の宣伝できている役所広司さんと樹木希林さんに、
究極のクエスチョンをだし、どちらか選んで感想を言ってもらうというもの。

誰がどうみても大御所のインタビューにもかかわらず、
聞き手の女の子(名前はわかりません)は、間抜けなアドリブばかり。

樹木希林さんのプライベートについてコメントを引きだそうとしてみたり、
(これは、よっぽど進行が上手か、親しくないと無理)
樹木さんと役所さんが質問を嫌がっていたり、
話しを違う方向に持っていきたい、という空気にも気がつかないし、
流れを操作できない。

最初は、女の子に配慮していた樹木さんも最後の質問で、解答を拒否。

これはうる覚えなのですが、
女の子が「では、これまでの人生はどうでした?」みたいな質問をし、
樹木さんが、
「あなた、(話しを聴く)時間、ありますか?」
と怒って返答。

テレビを通して凍り付くような場の雰囲気が伝わってくる感じ。
相手に敬意を払わない、本当に失礼な取材でした。

VTRが終わったあとの女の子の態度も問題で、
「私が悪いんじゃない、質問が悪い、答えてくれない話し手が悪い」のような言葉と顔。
おいおいおい、という感じでした。

番組のサイトにも、「解答を拒否したのは初」と書いてありますが、
とてもじゃないけどあんな取材では話す気にならないと思う。
これは、樹木さんが気難しいんじゃなくて、聞き手がバカもしくは勉強不足なだけです。

質問はスタッフが用意していたのかもしれないけど、
自分が代表で口に出すのであれば、ちゃんと根回しすべきだし、
短い貴重な時間なのに、「人生はどうでした?」のような、
一言で答えられない質問をするべきではありません。

取材は、進行のうまさによって、雰囲気がまったく変わります。

これ、ライターさんたちへの悪い見本として、見せたいぐらいの内容。
録画しておけば良かったと後悔です(笑)

朝から勉強になりました。