[2月17日(土)13:00 KYFA 2023年度 第33回九州クラブユース(U-17)サッカー大会 決勝トーナメント準々決勝 @国見総合運動公園]
V·ファーレン長崎U-18 1(1-0/0-0)0 ギラヴァンツ北九州U-18
得点者
14分 野田 秦平
1回戦についてはこちら。
スタメンとフォーメーション。
V·ファーレンは1回戦と異なり1stチームでスタート。ただ、新チームの中心になるであろうMF宇佐川眞央とDF大久保龍人は欠場。エース候補のFW宮﨑陽はベンチスタート。
立ち上がりはV·ファーレンがボールを保持し、ボックス付近でチャンスを作ります。
そして14分、バイタルエリアでMF14岩本悠也が倒されて得たフリーキックをDF6野田秦平が直接決めてV·ファーレンが先制。
ゴール動画。
右下のコースを狙った彼の得意なフリーキックだったと思います。また、中盤が本職の6野田をCBとして起用しているのには、昨年までの西村蓮音と同様のビルドアップの安定という意図を感じます。
先制点からしばらくはギラヴァンツがボールを保持するところをV·ファーレンがプレッシングで奪うという展開。ギラヴァンツはボランチが最終ラインに落ちて両サイドバックが高い位置を取る形ですが、相手の配置には左右されない松田式の守備のV·ファーレン。
しかし、20分を過ぎてくると、V·ファーレンもギラヴァンツの切り替えの速さと強度の前に前進が困難になってきます。
互いに前線でボールが収まらず、中盤での奪い合いの局面が増えていきます。
時折、ギラヴァンツがサイドチェンジや対角のロングパスを利用して前進。
40分、ギラヴァンツMF10井上蓮のミドルシュートはV·ファーレンGK1黒瀬理仁がキャッチ。
45分、ギラヴァンツ。右から左へのサイドチェンジからMF10井上のカットインからシュートは脇に外れます。
前半は1-0で終了。
後半も立ち上がりから奪い合いの局面が続きます。時折、ギラヴァンツがサイドから前進し、セットプレーの機会を作りますが、それ以外のチャンスはほぼ生まれず。
V·ファーレンもFWに収まってもそこから先の展開で奪われて進めず、球際で劣勢。
ずっとギラヴァンツがやや押しているかくらいの流れのまま終盤へ。
V·ファーレンは負傷明けのFW10宮﨑、MF11金ケ瀬仁人の投入で打開にかかりますが、これもペースを引き戻すには至らず。
そのまま試合終了。
ともあれ、V·ファーレンが勝利。応援団体mazippoさんの太鼓と共にカンターレ。
守備は安定していましたが、ボール保持の方で課題が出た印象です。新人戦は課題を出すのが目的みたいな側面もありますので、今後が楽しみです。
元V·ファーレンU-18コーチの小森田友明監督が率いるギラヴァンツも守備の意識が高く、今年のプリンスリーグ昇格に賭ける気持ちの強さが伝わってきました。九州クラブユース(U-18)大会で再戦があるなら見てみたいです。
V·ファーレンは準決勝へ。ギラヴァンツは順位決定戦へ。
準決勝はアビスパ福岡U-18との対戦になりますが、詳細は未定です。