長崎ぺんぎん日和

主に長崎の美味しいもの、サッカーなど投稿します。
X @Nagapenbiyori
インスタ @shigepen_52

輝いた安部大晴・準備されたチームの引き出し▪スーパープリンスリーグ2020九州 V・ファーレン長崎U-18 - 国見

2020-09-15 21:00:00 | V・ファーレンU-18

高円宮杯JFA U-18サッカー スーパープリンスリーグ2020九州は第2節が長崎市戸石町の十八銀行フィールドで開催され、V・ファーレン長崎U-18が4-0で国見に勝利しました。
1節の日章学園戦が別日開催(9/20)のため、これが初戦となるV・ファーレンはいい滑り出しとなりました。一方、国見は神村学園戦に続いての連敗。

日程や試合記録はこちら

当日は夜中から降り続いた雨の影響で警報も出るなどの状況で心配しましたが、開始時刻には晴れ、無事開催となりました。




国見はお馴染み青と黄色の縦縞。V・ファーレンはトップと同じで、2ndユニの白。




両チームのスタメンとフォーメーション。国見は北海道コンサドーレ札幌への加入が内定し、特別指定となったFW中島大嘉選手がコンサドーレ練習参加のため不在。V・ファーレンは2種登録の10五月田選手、23安部選手も出場し、ほぼベストメンバーと言っていいでしょう。



立ち上がりからボールを握るV・ファーレン。



2トップがしっかりと起点になっていたと思います。
状況次第で斜めの動きで裏を取れるし、ポストにもなれるしで、選択肢が多いと思いました。2トップに入ってからのサポートも速く、サイドハーフは外に張ることも中に入ることもでき、相手が5バックで人数が多くても苦にはならない様子でした。
以前、練習試合で見たときはサイドハーフはサイドに張るイメージだったのですが、バリエーションが増えたようです。



そして、7分に先制。中央でFWがDFと競り合い、こぼれたボールを拾った7鍋島選手が左足で流し込みました。
まさにサイドハーフが中央に入ってサポートした形です。



国見も3バックでビルドアップしますが、V・ファーレンはボランチへのパスコースを消しながらじわじわ追い込むプレスで前に繋ぐことを許さず。



中島選手がいない中、キーマンとなる10日下部選手が得意のドリブルで高い位置で仕掛ける場面も少なかったように思います。
裏へロングボールなどでコーナーキックのチャンスもありましたが、決まらず。



V・ファーレンのビルドアップは2センターバックで行いますが、国見が2トップでボランチへのパスコースを消されてしまうため、そこは10五月田選手が状況に応じて2センターバックの間に下がり3バック化して組み立てていました。そう、トップチームで秋野選手がやってるやつです。練習試合では私は見ていなかったパターンなので、ここでも選択肢が出来ていました。

1-0で前半終了。




後半もボールを握るV・ファーレン。10五月田選手はいつも下がるわけではなく、センターバックに任せて前でもボールを受けます。10五月田選手と23安部選手の距離感やポジショニングでボールを運ぶことが出来ます。寄せられても奪われない技術とフィジカルはもちろん重要なのですが、距離感とポジショニングはチームで合わせていかないと難しいものだと思いますので、いい準備が出来ているのだと感じました。

国見は、後半から10日下部選手をFWに上げ、裏へのボールでスピード勝負かなと感じましたが、V・ファーレンの集中した切り替えでそこにも対応出来ていました。




そして、60分に追加点。左サイド深いところから11齋藤選手がマイナスに折り返すと、待っていた23安部選手は右足を振り抜きます。これが左上角に決まり2-0。



23安部選手は左利きなのですが、右足でミドル決めてしまった…。しかも完全に狙って打って入った感じ…。彼の良さは何度も当ブログで触れていますが、また更新されました。




続いて67分。23安部選手、今度は10五月田選手のコーナーキックをファーサイドでヘディング。これが国見キーパーの頭上を越してゴール。3-0。
次はヘディング…。最高かよ。段々語彙力がなくなってきました😲



73分には、センターバック14川本選手のロングボール1本で裏に抜けた15藤本選手が左足で落ち着いて流し込み、4-0。



雄叫びー。



そのまま4-0で終了。

終盤には、安部選手以外にも1年生を2人デビューさせるなど、余裕を持った運びでした。



得点者3名。ナイス👏

私たちU-18のサポーターにとってはスーパープリンスリーグはこれが唯一の長崎開催の試合で、今年の観戦は最初で最後と思っていましたので、素晴らしい試合をしてくれて感謝です。県外での試合観戦は自粛します。

安部選手はどんどん進化して楽しみでしかありませんが、この勝利はこれまでのチームの準備が生んだものだと思います。こういう試合が次に当たる日章学園や神村学園にも出来たら本物でしょうね。それを見られないのが残念ですが。

国見もまだ選手権まで時間がありますし、試合をこなしながらレベルを上げてくるのではと思っています。


暑い中、お疲れ様!



最新の画像もっと見る