長崎ぺんぎん日和

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令和5年度 第102回 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準々決勝 長崎日大-長崎南山▪日大が駆け引きに勝って完勝

2023-11-02 21:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)
令和5年度 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会は10/28に3回戦、10/29に準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。

3回戦結果
国見 3-0 佐世保実業
諫早商業 4-1 長崎北
長崎南山 2-1 鎮西学院
長崎日大 5-1 大村工業
海星 2-0 佐世保工業
九州文化学園 3-0 瓊浦
創成館 5-0 長崎工業
長崎総大附 10-0 島原

準々決勝結果
国見 4-0 諫早商業
長崎日大 5-1 長崎南山
海星 2-0 九州文化学園
長崎総大附 5-1 創成館


私は島原市営平成町人工芝グラウンドで開催された準々決勝の総大附-創成館、日大-南山を観戦しました。


総大附-創成についてはこちら。

令和5年度 第102回 全国高校サッカー選手権大会 長崎県大会 準々決勝 長崎総大附 - 創成館▪小嶺イズムを感じさせる総大附が完勝 - 長崎ぺんぎん日和

令和5年度全国高校サッカー選手権大会長崎県大会は10/28に3回戦、10/29に準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。3回戦結果国見3-0佐世保実業諫早商業4-1長崎北長崎南山2...

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10/29 12:00
長崎日大 5(3-0/2-1)1 長崎南山
得点者
15分 21 池田 真紘(日大)
34分 5 松尾 咲(日大)
40+1分 23 内山 柊真(日大)
47分(後7分) 2 田代 拓叶(日大)
64分(後24分)2 水谷 優太(南山)
74分(後34分) 10 友永 響(日大)

※公式記録とは時間が異なる場合があります。


スタメンとフォーメーション。

立ち上がりから日大がボールを保持し、南山がブロックを作ってカウンターを狙うという流れ。
日大が3バックでビルドアップするところに南山がどのようにプレスをかけるかというところが一つのポイントというところですが、基本は2トップが行うように見えました。


15分の日大の先制点は南山のプレスが上手くハマらずに生まれた形。南山の2トップが日大の左に引き付けられ、右CBの5松尾咲(3年/野母崎中)がフリーで縦へのフィード。これに2田代拓叶(3年/ヴェルスリアン)が抜け、右からクロス。


ややマイナスのボールをエリア内11中川粋(3年/長崎南山中)が落としたボールを21池田真紘(2年/スネイルSC)が左足でコースを狙うシュートが決まり1-0。


綺麗な先制点でした。21池田は県リーグではずっと2部の2ndでプレーしていたようですが、ここへ来て1stでスタメンで先制点というのは凄いですね。


南山はロングボールが主体。ただ、2トップは高さがあるわけではないので、なかなか収まらず。それでも収まったときはスピードと技術があるため、深いところまで攻め入る場面も。しかし、単純な浮き球のクロスでは跳ね返されがち。



34分、日大追加点。フリーキックから最後は5松尾が押し込み、2-0。
フリーキックを得たファウルは、南山が左から繋ごうとしたところを追い込んでマイボールにし、スローインから11中川が粘って受けたもの。


さらに40+1分、日大追加点。
これも南山が左から繋ごうとするところを奪ったもの。ただ、これは23内山柊真(3年/V·ファーレン長崎U-15)がドリブルで数人をかわして決めたもので、素晴らしい個人技でした。

3-0で前半終了。

日大がボールを持ったときに、南山の守備陣形は指示かどうかはわかりませんが、9宮之原翔(2年/長崎南山中)が高い位置を取る日大の2田代に引っ張られており、中盤は実質3枚で守備をしているやや歪な状況で、日大は2ボランチと2シャドーが入れ替わり立ち替わりでボールを回すため、なかなか奪えない状況に。
逆に南山がボールを持ったときは南山が左の4森林恒志(2年/長崎南山中)を起点に繋ごうとする機会が多いため、そこを追い込んで奪う日大という、日大の右サイド(南山の左サイド)での駆け引きで日大が優位に立っている状況に見えました。


後半7分、11中川のポストから後半から右シャドーに入った10友永響(3年/スネイルSC)が中央をドリブルで仕掛け、右サイドでフリーになった2田代が決めて、4-0。


諦めない南山も決定機。12分、左への浮き球のパスを一度は日大2田代に拾われるも、奪い返したボールを空いた裏に9宮之原が走り、絶妙な左足クロス。ゴール前、10浦大世(2年/長崎南山中)のシュートは日大4白濵利羽(3年/時津中)がブロック。


正直、9宮之原は守備はあまり得意としていない印象でしたが、彼を左サイドに置いているのは左足の精度が高くこういう決定機を作り出すことが出来るためなのかなと感じました。


そして、南山の得点はその9宮之原の仕掛けから。クロスを相手に当ててコーナーキックを取ると、6吉田宗真(2年/長崎南山中)のキックを最後は2水谷優太(2年/長崎南山中)が押し込みました。


しかし、日大はさらに追加点。南山のクリアを回収した2田代がインサイドでキープし、右サイドに流れる23内山へ。相手を引き付ける23内山からポケットを取る10友永が受け、カットインから左足で決めて5-1。ここもまた右サイドからでした。


5-1で終了し、日大が準決勝に駒を進めました。

日大が駆け引きに勝ったという印象です。日大の得点は全て右サイドからというのがそれを物語ります。次の国見との対戦が楽しみです。
南山はここまででしたが、2年生主体のチームなので、来年は県1部に戻っての戦いでどこまでやれるか。期待しています。


準決勝
11月5日(日)@トランスコスモススタジアム長崎
11:00 長崎総大附 - 海星
14:00 国見 - 長崎日大