長崎ぺんぎん日和

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令和4年度 第101回全国高校サッカー選手権 長崎県大会 3回戦 長崎総大附-長崎工業、鎮西学院-諫早▪3回戦 & 準々決勝 結果

2022-11-02 21:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)

全国高校サッカー選手権長崎県大会は10/29に3回戦、10/30に準々決勝が開催。3回戦のうち諫早市サッカー場で行われた長崎総大附-長崎工業、鎮西学院-諫早の2試合を観戦しました。


まずは長崎総大附-長崎工業。

スタメンとフォーメーション。
変わっていると言えば、長工のフォーメーション。2回戦の4バックから3バック。格上戦仕様でしょうか。



実際、長工が5-4-1で守りながらカウンターを仕掛けるような前半になりました。総大附の強みはボール保持よりも激しいプレスからのカウンター。なのでボールを持たされて相手が構えている中の攻撃はどちらかといえば不得手。FWがハーフスペースに流れて起点を作ったり、8竹田もサイドに流れてゲームを作ろうとしますが、決め手に欠けました。
長工もボールを持つと前線の3枚がキープ力がある上、しっかり押し上げて全体で繋いでいくサッカーが落とし込まれており、厚みがありますが、こちらもペナルティーエリア内にはなかなか入らせてもらえず、拮抗したまま0-0で前半が終了。



後半開始から人を替えながら崩しにかかる総大附。動いたのは後半17分。右サイドから前進し、綺麗なクロスが逆サイドの16平山に届いてヘディングでゴール。総大附が先制。



スコアが動くとゲームも動きます。前がかりになってくる長工から得意のカウンターで攻め続ける総大附。



終わってみれば7-0で総大附が勝ち、準々決勝に進出しました。

前半は長工のプラン通りだったのではないかと思いますが、やはり先制点が大きかったように思います。また長工もパスを繋いでの前進はクオリティーがあったと思いますが、シュートまでの形が作れなかった印象です。でも結果的に大敗とはいえ今後も楽しみなチームなのには変わりありません。




続いて鎮西学院-諫早のゲーム。

スタメンとフォーメーション。
鎮西学院は8吉田がエース。V·ファーレン長崎U-15出身で安部大晴の同期。10福村もスピードでテクニックがある選手。ボールを保持してパスを繋いで崩すサッカー。県リーグ1部の試合を見ていると、カウンターからの得点に冴えを見せている様子です。
諫早は進学校のため、1、2年生のチーム。16藤田がV·ファーレン長崎U-15出身。



鎮西のボール保持に対して、諫早は明確に5-4-1で引いて守ります。鎮西のセンターバックは放置し、7谷脇、10岩永、16藤田でボランチをケアし、両サイドはそのまま鎮西のサイドバックをケア。奪ったらそのままそのサイドから出ていくようなイメージで、よくある保持3-4-2-1とは違いました。
それに対して鎮西はどこで縦に入れるかを探りながら回すという流れでした。



ただ、それは後からの話で、開始直後に鎮西がコーナーキックから先制。キックオフからのロングボールをそのままコーナーに繋げました。さらにエリア内のハンドでPKで追加点。この早い時間の2得点で、鎮西は落ち着いて試合を運ぶことが出来ていたので、ある程度決していた印象です。



後半はキャプテン3奥村のロングシュートや交代選手の得点が決まり、最終的に6-0で鎮西が勝利し、準々決勝に進出しました。




3回戦結果
長崎総大附 7-0 長崎工業
鎮西学院 6-0 諫早
佐世保実業 3-1 諫早商業
創成館 3-0 長崎明誠
海星 7-0 西陵
長崎日大 4-0 島原商業
九州文化学園 3-2 長崎南山
国見 3-0 大村工業



準々決勝結果
鎮西学院 1-1(PK4-3) 長崎総大附
創成館 5-0 佐世保実業
長崎日大 1-0 海星
国見 2-0 九州文化学園


なんと、鎮西が総大附をPK戦の末に破るという結果に!
総大附は6年連続決勝進出(うち5回優勝)でしたが、それが途絶えています。





準々決勝でも決めていましたが、鎮西学院の8吉田大河は今大会の中でも個の能力が高い選手だと思います。レフティーのFWで遅攻にも速攻でもセットプレーでも点が取れる選手です。準決勝でも注目してもらいたいです。




準決勝

11/5(土) トランスコスモススタジアム長崎

11:00
鎮西学院 - 創成館

14:00
長崎日大 - 国見