長崎ぺんぎん日和

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2019 V・ファーレン長崎U-18を振り返る

2019-12-30 21:00:00 | V・ファーレンU-18

今年もU-18の活動が終わり、応援もお休み期間です。

北内監督が愛媛FCのコーチに就任し、U-18は3年生が卒業し、2020年は代が変わるだけでなく、また新しいチャレンジになりそうですが、果たして?

それを楽しみにしつつ、今年も2019年のチームを振り返ってみたいと思います。

一試合一試合、練習一日一日にもそれぞれの積み重ねがあると思うので、こうしてざっくりまとめてしまうのもどうかとは思いますが、今後のためにも残したいと思います。



【課題が明確になった新人戦】

2月~3月は九州クラブユース(U-17)大会。
ロアッソ熊本に勝ちましたが、準決勝でサガン鳥栖に、3位決定戦で大分トリニータに敗れました。新一年生やU-15の安部大晴選手がデビューするなど、楽しみもありましたが。
ただ、結果よりも重要だったのは課題が明確になったこと。3位決定戦ではハーフタイムに北内監督の雷が。「練習の半分も出せていなかった」。選手たちが積極的にチャレンジ出来ていなかった。そういう大会だったように感じました。

しかし、それが今年のチームの方向性を定めたと思います。ここから初めて出場したサニックス杯を皮切りにチームのチャレンジが始まります。

(直接取材したりしたわけではなく、ずっとチームを見てきた印象ですので、間違っていたらごめんなさい)



【プリンスリーグは7位・残留(4月~12月)】

プリンスリーグ九州は、開幕戦で長崎総附に勝ち、2節はロアッソ熊本とドロー。ホーム開幕戦は筑陽学園に3-2と、滑り出しは良かったのですが、その後勝てない時期もありました。18試合6勝8敗4分で7位。目標に掲げたプレミアリーグ昇格には絡めませんでしたが、3年連続の残留を2節を残して決めます。
結果的に九州国際大学付属、ロアッソ熊本、筑陽学園、長崎総附、創成館には負けませんでしたが、それ以外の4チームには敗れているので、相性があったのかなと。
プレミアプレーオフに進出したサガン鳥栖や大分トリニータに大敗しましたが、それは引かずに攻めたチャレンジの結果と捉えています。



【九州クラブユース(U-18)選手権大会初優勝・2度目の全国(5~6月)】

これがやはり今年最高の思い出です。
初戦でロアッソ熊本に0-2からの逆転勝ちを納めると、全国が懸かる準決勝でのプレミア所属アビスパ福岡との試合では1-0で勝利し、4年ぶり2度目の全国大会出場を決め、さらに決勝では延長でサガン鳥栖に競り勝ち、初優勝。
サガン鳥栖は主力が数名いなかったとはいえ、しっかりその試合をものに出来たことが素晴らしいと思いますし、大会を通して積極的にチャレンジした結果だと思います。ロアッソ戦と決勝を見られたことは本当に良かったし嬉しかったです。選手たちに感謝しています。



【日本クラブユース(U-18)選手権大会(7月)】

(こちらの写真は友人が撮影したものです)
全国大会では、コンサドーレ札幌、柏レイソル、セレッソ大阪と対戦し、2分1敗。僅差だっただけに選手たちも悔しさがあったと思います。ただ、選手たちのコメントを見ると、武器であるショートカウンターなど、通用したと感じる部分もあったようで、この経験を繋げていってほしいと思います。



【Jユースカップ(10月~11月)】
初戦はザスパクサツ群馬、2回戦ではプレミアの愛媛FCに勝利。3回戦で鹿島アントラーズに敗れ、昨年と同じベスト16という結果となりました。
今年は私は1試合も見られなかったので、あまり言えることがありませんが、鹿島サポーターの方からも評価されていたのが長尾泰成選手だったのが印象的でした。直前のプリンスリーグでもドリブルが止められない感じになっていて、2種登録選手の実力を見せ始めていただけにワクワクしました。




【初の県1部リーグを戦った2ndの成長】


1stチームがプリンスリーグに昇格してから2年、2ndも長崎県リーグ1部に到達し、県の強豪とこの一年を戦いました。
新任の井上コーチが指揮するチームは、序盤戦はチーム作りと1部のレベルに苦しんだ印象でしたが、時間と共に安定。終盤の追い上げで4位フィニッシュというのはいい成績だと思います。試合を見ていても成長が感じられ、2ndが1部のレベルに慣れれば1stチームの底上げにも繋がるのではと思いました。
また、終盤ではU-15を卒業して再びU-18でプレーし始めた安部大晴選手が出場し存在感を見せるなど、未来への希望もありました。




【2019年のMVPは?】
朝長 心優 選手と浦道 翔 選手の2人です。

キャプテン・朝長選手はどんなときも後方から声を出し味方を鼓舞し続け、それが対戦相手を応援する方にも届いていました。本人にそう伝えたら、「自分はそれしかないんで」と言っていましたが、あれほど声を出し続けられるゴールキーパーはそういるものではありません。



浦道選手は昨年はボランチでしたが、今年はポジションを上げ、FWとして多くの試合をプレー。最も得点し得点に絡みました。ボールを持ったときの落ち着き、前線での守備、裏に抜けるスピード、左足のセットプレーなど、小柄ながら武器の多い選手です。

2人とも昨年から主力だっただけあって、チームを引っ張っていたと思います。



【一年を振り返って】

「チャレンジ」がテーマの年でした。その成果が九州クラブユース(U-18)初優勝で、でも全国やプリンスリーグでは結果が付いて来なかった部分もあり、その辺りを今後どうしていくのかというのが気になるところです。

来年もユースの歴史と冒険は続いていきます。

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします!