「大能の神」

12月7日(日)アドベント第２週　主日礼拝
「大能の神」
イザヤ書９章６節

「ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、
　ひとりの男の子がわれわれに与えられた。
　まつりごとはその肩にあり、その名は、
　『霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君』
　ととなえられる」

１．神の偉大な力を体験する
　このメッセージの準備をしている時に、電話がかかってきた。
　その電話は、私がこの何ヶ月もの間、ずっと重くのしかかり、
　私の心を悩ましていたことに対して、光を与えるものだった！
「まさか神様がこんな風に働いてくれるなんて！」
　そう思わずにはおれない、素晴らしい神様の偉大な力を崇めた。

　世界で最初のクリスマスの時、マリヤは
　「力ある方が、わたしに大きなことをして下さった」(ルカ1：49)
　と高らかに神を賛美した。これこそクリスマスの賛美だ！

　クリスマスに向かうアドベントの期間、
　神様は私たちの歩みに「神の偉大な力」を体験させて下さる。
　「いと高き者の力があなたを覆うでしょう」(ルカ1：35)、
　「神には、何でもできないことはありません」(ルカ1：37)、
　これこそクリスマスの挨拶なのだから！

２．神の偉大な力を頂く
　イエス様は確かに多くの奇跡や力ある業を行った。
　しかしイエス様の真の力は、むしろ復活に向かう
　十字架の道で現わされたと言っても過言ではない。

　十字架に向かう道で、イエス様は真の力を発揮された。
　それはどんな状況でも忍耐するという力、
　どんなに悪く言われても言い返さない力、
　裏切られるのを知っているのに最後まで愛し抜く力、
　自分をあざける者のために赦しを祈る力、
　悪をもって悪に報いず、善をもって悪に向かう力、
　そういう真の力をイエス様は十字架の道で発揮されたのだ。

　私たちも神様の偉大な力を頂きたい。
　悲しみを乗り越えていく力、
　失望に負けないで希望を見出していく力、
　信じ続けることをやめない力、
　倒れても諦めないで、何度も立ち上がっていく力、
　そんな神様の偉大な力を与えるためにキリストは生まれたのだ。

クリスマスに向かうアドベントの期間、
「これは神様だ！」という神様の偉大な力を体験させて下さる。
そして私たちの内に本物の力、真の力を与えるために、
キリストが私たちのために生まれたのである。