心の雑草

９月の第一日曜日が、町内の一斉清掃なのだそうだ。
町内会の班長をしている妻が、
「教会では日曜日に礼拝がありますので、
　土曜日にさせて頂いてよろしいでしょうか？」
とお願いすると、快く了解をして頂いた。

そこで以前より気になっていた教会の向かい側の溝に、
うっそうと生えている雑草を抜くことになった。
２か月ぐらい前に教会の壮年の方に抜いてもらったのだが、
溝の土を上げていなかったようで、あっという間に雑草だらけに。



たくさんの蚊がいたので蚊取り線香を焚きながら、
犬のおしっこらしい匂いとも戦いながら、
久しぶりに見たとんでもない大きさのミミズに驚きつつ、
妻と２人で約１時間半、雑草と土とを取り除いた。

近所のおじさんやおばさんたちがやってきて、
「ありがとうねぇ。助かるわ～」
なんて言われながら、いろいろと世間話しをしつつ、
きれいになった溝を見るとやはり気持がいいものだ！



写真で見ると雑草抜きの前後の差は明らかだが、
明日礼拝に来られる教会の皆さんの殆どは気付かないだろう。
私も自分で抜いたのでなければ、恐らく気にもとめないだろう。
普段からきれいな溝は、いつもどなたかが、
誰も見ていないところで、きれいにしているのだろう。

ある人が「罪は雑草のようなものだ」と言われていた。
本当にそうだと思う。取っても取っても生えてくる。
取ったと思っても、見えないところに根が残っていたり、
そしてその根がけっこう深かったりするのだ。
私の心の雑草、けっこうジャングルになっていたりして。