夜と霧

迷える子羊
ーこの場を借りて自分の考え方を確立したいと思っていますー

食の安全ー餃子問題ー

2008-02-06 01:29:10 | Weblog
食べ物が安全かどうかは、それが目の前で作られたかどうかである。
つまり鮨のように鮮度を失うと危ういものは目の前で握って貰って安心して食べる。それが古来一番安全な食べ方であった。
少し前までは、余りこの国が豊かでなかった時はみんな身近なものを食べた。近くの百姓がつくった物、遠くても国内産の食品を食べた。アメリカのものを食べてやろうなんて危険な人物はごく僅かの金持ちであった。
それが徐々に豊かになるにつれて、遠くの食べ物を食べるようになった。インド洋のマグロ、大西洋のマグロ、本当にマグロも遠くから来るようになった。
昔中国から引き揚げてきた人たちが見よう見まねで日本生まれの日本の材料を使った餃子を普及させた。が今や、日本人の舌に合う餃子がはるばる中国から輸入されてくる。こんな風に目の前で、身近でできる食品はほとんどなくなった。
私たちは本当の意味で食の安全を確認する手段を失った。本当に危うい食生活を送っている。そして農業も衰退し、食べ物を売ってあげないよと言えばあっという間に飢え死にする国民となった。