夜と霧

迷える子羊
ーこの場を借りて自分の考え方を確立したいと思っていますー

いじめとうつ病

2007-11-15 22:24:46 | Weblog
今日のNHKのテーマである。
本当にそんなにこの国はひどい状況なのであろうかとふと思う。ニュースには普遍性がひとつも無い。
いじめは昔からあった。私もいじめられたりいじめたり、そんな少年時代であった。そして、中学生のころ鬱でもあった。登校拒否もやった。便利なことに、学校に行きたくないとき、特に小学校のとき、決まって腹痛を起こした。荒れて、親に心配をかけもした。学園紛争のときは学校を辞めたいとも思った。
今であればニュースのネタになりそうなことは一杯あった。でも何とか、この年までなんとかやってきた。それが人生であろう。個人の生であろう。生き方であろう。つまり社会性のあるものではなく、単に私が向き合うべきものであった。
が、今やこれをニュースにする。全国版が個々のいじめを解決することはできない。つまり、介入することはできない。これをことさらに騒ぎ立てる。確かに問題ではあろう。が何もできないときは自制する、きちんと静かに見守る。これが節度ある社会であろう。
個人の生をあたかも社会問題であるかのごとく報道し、解決できない正義感を振りかざす、これもひとつのいかがわしい暴力のような気がする。

原油高、株価の暴落

2007-11-14 20:50:14 | Weblog
株価がやたらと動く。お金で遊んでいる人たちがたくさん居るようだ。遊びなのか職業なのかは分からないが、額に汗してとは程遠いので遊びとしておく。
遊ぶ金はどこから来るのか。日本からである。きわめて日本の金利は安い。低コストの金がいくらでも手に入る。つまり賭場で代貸しが博打の金をいくらでも貸してくれる。勢い世界の証券市場を駆け巡る。土地を又買いあさる。
サブライムローンが焦げ付いた。みんな慌てて株を売る。原材料で遊んでみる。物価はそれほど上がっていないのに原材料は上がる。みんな遊びだからである。
気をつけないといけないのは、やがてはこの遊びのつけが私達に回ってくるだろうということ。何も悪いこともしていないが、不景気という亡霊を恐れて低金利にしたばかりに。低金利が何の景気対策、私達の生活に結びついた景気対策にならないということに気がつく時期が来たようだ。

自民と民主の大連立

2007-11-04 16:12:30 | Weblog
自民党と民主党の大連立を福田首相と小沢代表が話し合ったという。
そして、小沢代表が辞任しそうだとか、民主党から首相を出すだのと賑やかだ。
私はここで一番知りたいことがある。
海上自衛隊の洋上給油が、この国の政治に何故そこまでの問題となるのかである。少し前まで、二大政党制に大きな期待を持たせた。それぐらいの政局である。いよいよ単なる多数決ではない本当の民主主義への一歩である。
が、それをも凌ぐ国内一致を求める何かがあるのか?小泉元首相の時何かを約束し私たちが知らないだけなのか?その履行を迫られているのか?今アメリカから、密かに発表できない何か圧力がかかっているのか?

無為無策いらだつ 米

2007-11-03 03:25:41 | Weblog
「次の手」迫られる 日。

海自給油活動打ち切りについてこんな見出しが踊った。
これではまるで私たちの国が悪いようではないか!?
税金で石油を買って、欧米諸国の艦船に配らないのがあたかも無能の証左のようではないか。国際社会で生きていく資格がない、そんな風にも取れる。
これが日本の新聞である。
確かに孤立するかも知れない。多数につかなければ虐められる、これは確かに子供の社会にとどまらない。大人の社会もそう、国際社会もそう。
しかし、人道は他のところにある。私たち国民はやはり出すべきは出す、出すべからざるは出さない、省みてやましいところがなければ毅然としている、そんな国民でありたい。

年金記録4割特定困難

2007-11-02 00:03:41 | Weblog
安部前首相が来年3月までにきれいにすると言っていた年金記録5000万件。年金記録問題検証委員会は4割は誰のものかはっきりさせるのは難しいと答申した。
手書き時代の記録を最初コンピューター入力する時、私たちはカタカナを使った。16ビットか8ビットか、悩んだ。コンピュータの技術が幼く、ディスクが極めて貴重な時代、私たちは当然の選択として半角カタカナに飛びついた。
そして、コンピューターに余裕ができて全角時代がやってきた。都度私たちは、切り替えの困難に直面した。名寄せである。機械は私たちと違い物事をファジーに理解しない。
名寄せできなかった5000万件、一件は一人の1ヶ月分の納付記録と思う。これを頑張れば名寄せできるように言ってのけた安部前首相の責任は重い。できもしないことを頑張ればできるように言ってのけた政治家、精神力でアメリカに勝てるように言ってのけた昔の政治家に、そして軍人にどこか似ている。
そして、委員会は何らの解決策も指摘できず抽象的な責任論議に終始している。これも問題解決策を提供せず、非難で騒いで何らかの仕事をしたかに振る舞う、この態度も如何なものかと思う。責任ある大人のすることとは思えない。

大使たち大騒ぎ

2007-11-01 02:22:43 | Weblog
毎日新聞によれば東京にいる駐日大使たちが私たち日本国民を説得しようとしているらしい。つまりテロ特措法で石油を出せというのである。
ここで驚いたのは多くの国が日本の石油でインド洋もしくはペルシャ湾で活躍していたらしい。が、私たちは何一つ知らなかった。マスコミも報道しなかったように思う。ここに来てこの騒ぎである。
昔、Show the flag と言うのが流行った。旗幟鮮明にせよ、あるいは敵か味方かはっきりせよというのである。或いはさっさと出てこいという気もあったのかも知れない。
私たちの石油は随分と地味であった。が、随分と地味な石油で派手なはったりをしていた国があったようだ。クウェートの時はアメリカが日本の寄付金で派手にやった。
もう石油を出さない、といったらみんな慌てだした。昔金を出さないと言ったら、同じだったのだろうか?

追伸
自衛隊が買っていた石油の出自を知っている方がいらっしゃったら教えていただけたらと思います。