夜と霧

迷える子羊
ーこの場を借りて自分の考え方を確立したいと思っていますー

テロ対策

2007-08-31 00:17:19 | Weblog
私たちの国でテロ対策と言う時アメリカに追随することを言っているようだ。ニューヨークで日本人が死んだ。だからイラクはと来る。
私たちの国で一番大きかったテロは最近ではオウムであろう。
従って本当に対策を打つとなれば、オウムのような人たちが現れないようにすること。社会の有り様を考えてみること。それが原点のような気がする。
ニューヨークで日本人が死んだ。だからテロ対策を打ってイラクに出かける。昔ニューヨークは随分危険な街であった。そこで死んでも誰も同情すらしなかった。が、今や、この前の事件で日本人は動転した。
国の問題と個々の日本人の問題は違うような気がする。この国がテロにさらされているわけではない。彼の国がテロにさらされている。彼の国の事態に出かけて行っていた日本人がテロに出くわした。不幸であろう。
しかし、彼の国の事態に私たちができることは何もない。追随して巻き込まれぬようにするのが知恵というものであろう。

年金改革

2007-08-30 00:38:04 | Weblog
年金受給資格を今の25年から短縮するという。
確かに25年を目前にして貰えない。これは問題かも知れない。しかし今のシステムは、足りない年数を60を過ぎても納付できる。
これを短縮すればどうなるか。頑張って、頑張って25年に達した人が、何もしなかった20年の人と同じ扱いを受けると言うことだ。制度が20年になれば今度選挙に負ければ、15年、限りがない。
適当にする制度いじくりは止めて欲しい。私たち国民は確かに馬鹿かも知れない。しかし私たちの税金の無駄遣いでするリップサービスは止めて欲しい。せめて私財をなげうって年金頑張って欲しい。

お孫さん内閣

2007-08-30 00:30:40 | Weblog
三代続く時代である。
お爺ちゃんの七光り。そこまでは良いがお爺ちゃんの亡霊のような方がでてくる。言ってる科白は生き写し。よく似たもんだと思う。
そして爺婆子は三文安い。爺婆に気に入られればいい子で通る、そんなこんなでこの国滅茶苦茶。
これもあれも、賢いはずだった女性が実はミーハーになっていたため?ミーハーおばさん、小泉元首相もミーハーおばさんのおかげ?

美しいということ その二

2007-08-27 21:24:59 | Weblog
私は美しいものが好きである。自分のことはさておいて、美しい女性も好きである。美しい夕日、そして朝日、みんな好きである。
源平絵巻、奉納された日露戦争の額、やはり美しさがあった。戦いも美しいときがあった。
が今、戦いは醜いだけである。第一次世界大戦があって、国を挙げての総力戦となって、戦いは皆殺しの戦いとなった。市民を巻き込まぬのがルールであったが、東京大空襲があって、市民を無差別に殺した人たちがいた。広島、長崎もそうであった。戦いは、むごく醜いものとなった。
が一方、戦いに無駄死にした人たちを、無駄と言い切らずオブラートに包んで、硫黄島をたたえ、沖縄戦を鎮魂のため賛美する。そうすると美しいことのような気がしてくる。
が私は無駄死にを無駄死にとし、そして無駄死にを招いた人々の責任を問いたいと思う。そして同じ状況にあれば同じことをしたであろう私の生き方を反省したいと思う。鎮魂の美学でごまかしてはいけない。美しくない死を美しくない死として見つめ、人生の先輩たちが責任転嫁することを決して認めたくはない。

美しいと言うこと

2007-08-27 21:08:47 | Weblog
ちょっと前、美しい○○というのが流行った。某国の首相の本である。実につまらぬ本であった。
で、美しさについて考えてみたい。
昔中学生の頃、歴史とは何か?その前の物語とは何か、そんな授業があった。
曰く、英雄であった。恋であった。つまりホメロスの世界が美しい、それが西洋の美の世界であった。
英雄は遠く万民を成敗に行く、それこそ英雄であった。桃太郎も鬼をやっつけに行った英雄であった。つまり戦いは美しいものであった、だから、源平絵巻も未だに美学である。
が、戦いは今やグロテスクでさえある。誰が一体太平洋戦争の写真を見て美しいと思うであろうか。イラク戦争の姿を見て、感動を覚えるであろうか。思えば、日露戦争の時には、もう辛いことしかない、そんな事態に陥っていた。秋山参謀は身近の無惨な死に驚いてその一子を僧侶にしてしまった。
が、未だに安全なところにいてヒロイズムに酔う人がいる。勇ましいことを言う人がいる。時代遅れになった、戦艦巨砲時代のBalance of Powerを標榜する人がいる。本当に何が美しいかちょっと考えてみたい。

従軍慰安婦のこと その二 あるいは逆従軍慰安婦

2007-08-26 19:42:54 | Weblog
敗戦国日本、アメリカが進駐して。
銀座にできた看板。
「新日本女性に告ぐ」
そして、
「戦後処理の国家的緊急施設の一端として、進駐軍慰安の大事業に参加する新日本女性の率先協力を求む」
「女性事務員、年齢18歳以上25歳まで。宿舎、衣服、食料支給」
特殊慰安施設協会(Recreation and Amusenent Association)

要は遊郭のオーナーたちが日本軍のためではなく今度は将来性のある進駐軍のために女性を集めた。当時は人が集まると言えば何かと皇居前広場だったので、やはりオーナーたちは皇居前広場に集まって{天皇陛下万歳}
日本軍が勝っている時は日本軍で儲け、米軍が来れば米軍で儲ける。そして、従軍慰安婦はマスコミが騒ぐが、この特別慰安施設は書かない。この時の女性たちは、この国が繁栄し、それなりの暮らしをしていれば忘れたいだろう。そして、占領軍による検閲もあった。未だにマスコミはこの時の検閲の亡霊がら抜け出ていない?外国の軍隊が駐留することを占領と言うならまだまだ占領下?戦前の検閲は字句の検閲。米軍は丸ごと?

そして、アメリカ軍向けの"Recreation and Amusenent Association"は"Comfort Lady"よりはよい訳のような気がする。アメリカ議会で問題となった奴隷のイメージがない。

そして、この団体には「○○省公認」。本当に公認かどうかは知らない。

南京虐殺

2007-08-26 01:33:54 | Weblog
中国は白髪三千丈のお国柄である。これは先ずこの事件を考える時に念頭に置いておかないと行けない。このことを踏まえて私たちは反省しないと行けない。
先ずあった、無かったの論があるが、これは当時の軍内部の本国への報告があるからあったと考えるのが理性というものであろう。
次に被害の程度。これが複雑である。当時の中国、いや今もそうであろうがきちんとした統計のない南京での事件である。また、日本軍が来るというのに、ノホホンとして待っていた南京市民はいないであろう。で、中国のプロパガンダで使われた被害の見積もりもあやしい。
一方、日本軍の詳細なレポートがあるのではないかと期待する。今、公式記録が失せている。これを探し出さないことには、見積もりが難しい。関東大震災の朝鮮人の虐殺はこれは記録があるから、よくわかる。日本国政府の官僚たちの習性から考えて記録は作ったのではないか、そんな気はする。
もっとも今何人殺したか、そんな議論は無益な気もする。むしろ、弱体化した国に、武力を持って押し掛けたら何をしてしまうか、そんなことに思いを致した方がよいのかも知れない。人間の性をきちんと考える、そうすればブッシュの失敗もないのかも知れない。PKOの危険性も自ずとわかるだろう。

従軍慰安婦のこと

2007-08-25 12:10:05 | Weblog
この季節、マスコミ定番の靖国、南京虐殺、従軍慰安婦。マスコミ三点セットであろう。
従軍慰安婦の問題は実に恥ずかしいことである。東条元首相も軍務局長時代に関与したような気がする。中国で、相次ぐ強姦事件を起こす兵士たちに手を焼き、慰安所をつくる。内地では、民間が師団、連隊のあるところ必ず遊郭をつくった。これを外地でやろうとした。
最初は閑古鳥の鳴く遊郭から女性をスカウトした。が事変が拡大し、軍の拡大とともに、つまり兵士が増えるとともに人が足りなくなる。韓国、台湾、中国と募集の範囲を広げていった。
こんな時民間活力が生きてくるのは当然である。金儲けである。兵士は金の使い道がない。日々の生活で女性に飢えている。外地に、風俗が流行るのは当然である。
言葉が通じないながらも、言葉巧みに女性を騙すが得意であった女衒という人たちは、「いい仕事があるよ、行かない?」と声をかけた。その少し前、昭和の不況の時東北でやった女性の調達を海外でやった。
ここでこの問題を考える時、私は今の問題と考えたい。
一方でそんなことはなかったという人もいる。国がやったことだから知らない。人ごととして、つまり他人の犯罪、または国の犯罪として気楽に考える。そして、逆に中国、韓国の一部の人は金になるから日本国政府を訴える。勿論よくないことであるからそれも当然であろう。が、この性犯罪は、需要家、つまり日本国の一部男子、利益を得たもの、性の販売人と女衒、後援日本陸軍。今もどこにでもある風景なのである。
ちょっと前の恥ずかしい買収ツアーと何処が違う。今もあるではないか。この視点で物事を考えないと将来につながらないような気がする。

小池百合子と末吉竹次郎

2007-08-22 00:21:18 | Weblog
TBSのブロードキャスターという番組で、防衛事務次官の交代問題をやっていた。
そして次官が素直に止めなかったことがけしからんと、そんなことを難しい科白で言っていた。
曰く、国会議員は国民が選んでいる、大臣は国会議員が選ぶ。だから小池女史が辞めろと言ったのに辞めなかったのは、国民の意志に反する。官僚といったものは困ったもんだ、そんな趣旨であった。
冗談ではない、難しい言葉でもっともらしいことを言って貰っては困る。何故次官が辞めないと行けないのか、そんなことを踏まえて論じるべきであろう。国会議員の権力の乱用、国務大臣の権力の乱用そんな問題もある。そこのチェックもいる。
「あなたはつまらんことばかり言っている、辞めろ」と視聴者が言ったら素直に辞めるのか?そんな時、物事の理非曲直を考えるであろう。もう少しまともなコメントをして欲しい。NHKでないにしても電波はやはり国民のもの。
私たち国民は何が問題なのか、中身を知りたい。どんな不祥事を起こしたのか?そんな納得できる理由を知りたい。小池女史が何かしてみたかった。力を誇示してみたかった。そんな風に見える。そんな税金の無駄遣いは決して認められない。これこそ問題だと思う。

グローバル経済

2007-08-16 23:16:36 | Weblog
株価が安い。
ニュースは相変わらず、アメリカの経済がこければ日本の経済は!?なんて言う。随分昔の「アメリカが風邪を引けば日本は肺炎」、そんな使い古された台詞の論調である。
アメリカと日本の経済の一番大きな接点、アメリカの金が日本で遊んでいるだけである。日本の経済は統計上は昔ほど輸出に依存していないように思う。この国の経済は、農業を除けば日本を中心に回っている。
アメリカで住宅ローンが焦げ付いた。でも、本当に困ったのはお金で遊んでいた人たちで、真面目に働いていた人は困りはしない。
貸しては行けない人にお金を貸してハイリターンを期待した。博打である。それが、橋本元首相の好きだった、小泉首相の好きだったアメリカの経済である。
博打で負けた人がいる、だから困る。そんなことを言うようでは、これはもう経済ではない。