野菜ときどきフラダンス アロマセラピーのこと

子育ての合間にできたひとり時間
初めての野菜栽培、ハワイアンフラ、アロマセラピスト業にいそしむ幼稚園児母の暮らし

安全保障関連法案とにんじんケーキ

2015-07-16 14:24:44 | 日々のつぶやき
夜から降り続いた雨で、少し湿り気を帯びた朝刊を手にした途端、もやもやした気持ちになった。
新聞がシワシワだったからではない。(わが家は朝日)


「安保採決、自公が強行
きょう衆院通過」



結局こうなってしまうんだろうな…でもイヤだなぁと思っていた。

立憲主義を守るのか、国際関係の逼迫感なのか、この2つが天秤にかかっている。

この法案は安倍自民政権の従米法案だ。
背景には、先の訪米の際オバマ大統領とこの法案を夏までに成立させる旨約束してきたことがある。

憲法学者らから続々と法案の違憲性が 指摘される。
国会での審議では、言葉をはぐらかし明確な答弁ができない。
そして最終的に、国民の理解は進んでいないと承知した上での採決強行。

安倍さんの発言には重みや責任感がなく、即ち考えも浅い。プロセスを重視せずにカタチだけの結果を急ぎすぎている。いつになったら「丁寧な説明」をしてくれるのか?

国際関係の逼迫感はもちろん考えなくてはならない問題だ。
憲法が制定された当時と現在の状況は激変している。平和憲法のある不戦国家日本。そのソフトパワーにより日本の築いてきたものは大きい。
しかし、目に見えないソフトパワーが通用しない事態が間近に迫りつつあることは日本国民の誰もが感じていると思う。
イスラムISによる日本人人質の殺害、世界各国で起こるテロリズム。。

また、東日本大震災以降原子力発電の安全神話が崩壊した。3.11以降原子炉からは放射線が漏れ続け、日本の国土及び周辺の海域の汚染は刻々と進んでいる。
そしてもしも、これらの原子力発電所にミサイルが打ち込まれたら日本列島は壊滅するだろう。
こういった脅威から自国を守りたければ、日米安保にただ乗りしているだけでは許されない状況になっている。


毎日口にする水や国産の農作物が放射線に汚染されていないかを気にする日が来るとは夢にも思わなかった。
そして、日本が海外からの脅威に晒されるという見えない恐怖を感じる日が来るとは。

国は本当のことを教えてはくれない。
何を信じれば良いのか、溢れる情報の中から自分で選別して考えていかなければならない。この安保改正法案に対する抗議デモが多発している。国会では野党議員らまでがプラカードを掲げ反対の声を上げる。冷静になって何に対して反発しているのかと考えてみると、安倍自民政権の横暴さになのだと思う。
彼の言う丁寧な説明がなされないまま、多数決の原理で法案を通してしまったことに。
この騒動で、多くの人が政治に興味を持つようになったのではないかと思う。
昨年の秘密保護法の成立の際にも、大きな抗議運動があったのだが喉元過ぎれば…で。みな、日々の暮らしのいろいろに紛れて忘れてしまう。
改正公職選挙法が成立し、18歳から選挙参加が認められるようになった。このタイミングで新しい世代が政治に参加できるようになるのは大いに意義のあることだと思う。

平和憲法に守られ、普通に働き生きていればそれなりの暮らしが保証されていた。そんな時代は終わる、いま正に転換期にあるのだと思う。


朝から雨降り天気も悪く頭がおも~くなってしまったので、
ケーキを焼いた

にんじんとバナナのケーキを
畑でとってきたにんじんをすりおろして混ぜたらしっとり美味しいお食事ケーキになった。
幼稚園から帰ってきた息子が、おいしいおいしいって3切れも食べた。
こんな小さな幸せを誰もが感じて生きていける国であってほしい

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