野菜ときどきフラダンス アロマセラピーのこと

子育ての合間にできたひとり時間
初めての野菜栽培、ハワイアンフラ、アロマセラピスト業にいそしむ幼稚園児母の暮らし

種をもらう

2016-04-20 19:04:53 | 野良仕事
農園の講師から種をもらった。



5種類のうち3つはカボチャなのだけれど、栗かぼちゃ、雪化粧、伯爵、そして落花生とルバーブ。

手がかからないシリーズのかぼちゃ3種。並べて栽培しても問題ないのかな。蔓もの通し絡んで仲良く成長してくれると良いのだけど。

落花生も手がかからないシリーズ、これには種の蒔き方にコツがあって。畝の中央をあらかじめ凹ませておくと良いらしい。
落花生から芽が出て、葉が出て茎が伸びて花が咲く。その花芽が地面に落ちて土の中に実が出来る。そのため、落ちた花芽がしっかり土の中に根を張れるようにするためだそう。

そして、ルバーブ。
よく道の駅なんかの農産物コーナーの片隅に、ルバーブジャムなるものを見かけるが、あれだ。種は不思議な形をしている。このルバーブ、畑に生えている姿を見たことがないのだが、こんな感じらしい。

赤色の蕗のような枝もの。1年目は根の充実を図り、2年目以降に収穫が臨めるそうだ。酸っぱくて美味しいらしいので、1度完成品を購入してみようと思う。美味しかったら育ててみよう~

ところで、春蒔き種の前準備がなかなか進まず、今日は畑での作業がものすごくハードだった。

先週、牡蠣殻石灰を撒いて高畝にしておいたところが2つあったので、そこに施肥をして(鶏糞、牛糞、グリーンサプリ)してよく耕し、レーキで整えるこの作業❌2。
さらに牡蠣殻石灰を撒いて高畝にする作業❌3…
連続でやってくと、へとへと…
種を貰えることを期待していたので、作付け計画がまとまっていないのがいけなかったな~

野菜栽培 有機農法 第1回目講習

2016-04-12 22:33:36 | 野良仕事
今期もいよいよ、研修農園での野菜栽培が始まった。
第1回目の研修では、長ネギ(松本一本ネギ)とじゃがいも(メークイン、男爵)の植付けを行った。

昨年慣行栽培で作った野菜と同じ種類のものを、今年は有機農法で作る。
事前にテキストを読んで、どんなふうにやっただかを確認して畑に行ったのだけど、聞く説明全てが新鮮✨

まずはじめに
じゃがいもの植付け。
事前に種芋を半分にカットして、切り口に草木灰をしっかりとつけて置いた。
こうすることで、種芋の腐敗を防ぐとともに、芋にカリウムを与えることができる。


じゃがいもの畝は、施肥等の前処理は不要。畝の真ん中に深さ15cm、幅15cmの溝を掘る。平鍬の幅に合わせて掘るとちょうど良い溝ができる。

今回はメークイン4、男爵4の計8を植え付ける。この時、芋の切り口を上向けにするか下向けにするかで、生育状態に違いが出る。切り口が上にあるものの方が発芽が容易、一方切り口が下のものは上に向かって根が伸びようとする力が強くなるので、しっかりとした芋ができるというわけだ。
その実験も兼ねて、それぞれの芋を溝の中に上上下下の向きに並べた。

そして芋と芋との間に、カリウムを置き、芋が隠れるくらいしっかりと土をかける。
この後に肥料を入れるのだが、有機肥料をが芋に接触してしまうと腐敗の原因になってしまう。しっかりと土をかけるのはそれを防ぐためなのだ。
肥料は 発酵鶏糞醗酵牛糞グリーンサプリを混ぜ合わせたもの。
うん、、いい匂いがする

これらを先ほど蒔いたカリウムの上にひと摑みずつ置いて、上からレーキで土をかけて作業完了✨

写真では非常にわかりづらいけれど、この土の下に芋たちがいます。発芽まで約一月。水はやりません。


つぎに長ネギの植付け。
ネギ苗を植える畝にも前処理はしない。
まずは、深さ20センチの溝を掘り、畝の西側が高くなるよう土手を作る。
この土手にネギ苗をもたれ掛ける。間違えてはいけないのは、土手を作る方角。西側に作ることで日光をたくさん浴びせられる

仕上がりはこんな様子

掘った土手に、ネギ苗を折らないよう一本ずつ丁寧に置いて、根元に土をかける。
そして、稲藁を被せその上に発酵鶏糞をパラリとかける。この鶏糞の匂いを嗅ぎつけてキツネなどの獣がやってくるそうなので、匂いをなるべく抑えるために上から土を被せる。

この作業を月に一回、計4~5回繰り返す。少しずつネギが土の中にある部分が増えていき、太くて立派な、白いところの多い長ネギになって行く。
昨年は、土手の作り方が甘かったのか、他の畑の方に比べて白いところが少なかった。

ちなみにこの土手を作る作業、ラッキーなことに、作業見本として講師がやってくれたと、いうのも私の微妙な鍬使いを見ていられなかったから

畑二年目始まった~
今年はどんな野菜ができるかな。
楽しみながら学んでいきます。






野菜栽培 買ってきた種を見てみたら

2016-04-08 19:24:36 | 野良仕事
前回の記事に種の農薬処理についてかいたところ🌽

ホームセンターで買っておいた種はどうだろうかと、裏面をチェックしてみた。

買ってきたのはニンジン(お試しパック)と金時豆の種


なんと、何も知らずに買ってきたにもかかわらず、両方とも農薬処理されていない種だった


ちなみに、ニンジンの産地はイタリア。金時豆の産地は北海道。北海道産ならば、輸送にそう時間がかからないから農薬処理は不要になるのかなと思うけれど、イタリアからやってきたニンジン種は大丈夫なのだろうか?

そう考えてみると、そもそも種を農薬処理する理由としては輸送や保管のためよりも、栽培のし易さのためなのかも?
病害虫に強い、病気になりにくい強い種にするための予防接種のような感じかなぁ。


前日選り分けたニンジン種は農薬処理されているものなので、この農薬処理されていないニンジンと栽培過程と収穫物、そして味比べができてちょうど良い

実験結果は後日報告します

野菜栽培 地味な作業と種の農薬処理について

2016-04-07 23:35:50 | 野良仕事
4月に入り、いよいよ畑作業が始まった。一昨日は雨の降る前にと、畑に生えていた雑草を刈っておいた。久しぶりの、跼みスタイルに関節が早くも痛む

さて、研修農園では有機栽培を希望する私を含む4名が共同出資で、肥料、種、その他必要なものを賄うことになっている。

先日、発酵鶏糞に牛糞、油かす、化成肥料を購入してきてもらった際に予約してきてくれたという野菜の種4種。

ほうれん草、小松菜、青梗菜、にんじん

これを4等分するという役目を仰せつかったわたし
今日から新学期で幼稚園に行った息子の居ぬ間にささっと作業しようと思ったら、意外と時間がかかってしまった。


ひと粒ひと粒数えてやるのが一番正確なのだろうけど、なんせ細かい。。特に青梗菜なんて金魚の餌より小さい
なので、秤で計測して大体で分けた✨

野菜種の袋をよくよく見ていたら、気になる点が。
4種ともに、農薬処理済みの記載が。
今まで気にもしたことがなかったけれど、種の段階で農薬が施されているのですね

調べてみるとこういった理由で農薬処理されているそうだ(以下一部転載)。

国内で種を買うと、袋に「消毒済(農薬使用)」という記載がされています。それは9割以上を輸入にたよっているために、海外から搬送される際の虫やカビを防止する為に殺虫剤などで処理されていることが多くある為です。

日本人の主食であるお米は、蒔いた種を鳥についばまれないようにそのほとんどが種を蒔くときに種籾を農薬液に浸しています。種子が病気や害虫に侵されないようにするためにと「種子消毒」と称して、農薬をたっぷりとまぶした種子が現在でも使用されているのです。

麦や豆類等は種子にコーティング加工がされており、コート種子やコーティング種子とも呼ばれます。薄くコーティングされた種子のほか、球状に加工されたペレット種子やフィルム状にコーティングされた種子等があります。種のコーティング処理には、農薬を含むものもありますが、農薬を含まず種の発芽や種まき作業に都合がよいように粘土類を表面に被覆した物もあります。
しかし、ほとんどの物は農薬がコーティングされたり、ネオニコチノイドがコーティングしてあるものも多く存在しているのです。そのまま植えるだけで害虫の攻撃から植物を守り、収穫時に農薬散布の必要がないので、農家にとっては様々な手間が省けます。
ピンクや青といった分かりやすい色付をする義務があるので、土の上にまいたときに目立つので種まき作業がやりやすいというメリットやサイズを嵩ましする事が出来る為に機会での種まきが出来る様になるということで多く使用される様にになったようです。


シラナカッタ…
さらに、こういった農薬処理された種の分別作業を行うには手袋&マスクが必須だとかもっと早く知るべきだった…



効率よい収穫を狙いなされた様々な工夫のために、皆がいつでも好きに野菜や果物穀類を食べることができるようになったけれど。
便利なものの裏側には必ず化学的なものが関与しているのですね。
食の安心安全てなんだろう。
安心安全な食べ物って?


そもそも気になっているのが今回の有機栽培で使う鶏糞や牛糞。
これらの主である鳥🐓や牛🐄はどんな餌を食べてどんな環境で生きていたのだろう。
ホームセンターで1袋数百円で購入できるのだから、それなりきの質なのだろうな。
GM穀物を食べて、抗生剤を投与された動物の糞が安心安全なわけない。。発酵すればいくらか分解されるのか?とも、思えない。

ただ、言えるのは
有機栽培、慣行栽培ともに自分で野菜を作ることで、何(農薬や肥料、殺虫剤)を使っているのかを把握でき、その量を極力少なくすることができると言うメリットがある。

最近のスーパーでは、産地のほか生産者の顔写真が載っているものもあるけれど、
「〇〇県〇〇農園の〇〇さんが、どこで作られた種にどんな肥料を何回やってどんな農薬を何回蒔いた」なんて情報まではなかなかわからない。

飽食の時代、
在るものを必要分だけ大切にいただいていきたいものです