ゴミは絞ると目立つ

2014-02-01 | 機材のこと
ローパスなどについたゴミが写りこんでしまうことはままある。たまにあることなので、それ自体はしかたない。
ゴミに関して不思議に思ったことがあったので、そのことについてまとめておく。
とある試し撮りをしていて、絞りを1段ずつ変えながら撮影をしていた。撮影結果を見ると、ゴミが写り込んでいたのだが、、以下のようになった。
F16

F11

F8

F5.6

F4

F2.8


ゴミの部分を切り取ったのだが、見てのとおり、絞りを開いていくに従って、目立たなくなり、開放に近い状態ではほぼわからなくなった。
ゴミは移動したわけではない。
実はこの後、別のレンズを使ってふたたびF16から撮影したのだが、F16ではまた同じように写り込んでいたのだ。

調べてみると、、、「こういう理屈ではないか?」と推測しているページがあった。
ローパスフィルタのゴミ掃除 - 自分でクリーニング -(AT趣味のサイト)
つまり、絞り=光の通り道の広さなので、絞っていると(ゴミに当たってしまう光)>(ゴミに当たらずセンサーに到達する光)となってゴミが目立つが、絞りを開くと、(ゴミに当たってしまう光)<<(ゴミに当たらずセンサーに到達する光)となって、結果的にほぼ見えなくなってしまう、、と言う推測。なるほど、、と思える話で、たぶん正解ではないかと思う。

これを逆に利用して、思い切り絞り込んで、真っ白な壁などを撮影すると、ローパスにゴミがついているかどうか、明確に確認できる。開放にして撮影して、それが消えたら間違いなくゴミ、、と言うことだ。