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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

鯨の骨

2024-03-24 05:05:50 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
あの、あのちゃんがなんとヒロインとして出演されています。
わたしはTVドラマは映画っていうか劇場版を見る必要な時だけしか見ませんが、ヴァラエティはよく見ますのであのちゃんのヴァラエティでのキャラもよく知っています
そう映画の情報入れませんからねぇ、どことなく声はあのちゃんだし顔もあのちゃんだし
まさかって思ってまして、一旦止めてWEBでキャスティング調べたらまさかのあのちゃんでびっくりしました。
 
そうこの作品も時代を反映してネットっていうかSNSでの自己承認欲求の強い人種を描いた作品だった
オープニングでタイトルの意味を説明してしまっていましたが
海はこの社会を表しており、夜の世界でうごめく人々を表しているのかと思っていたら
そのもっと先のネット社会の弊害っていうか先にも書いた自己承認欲求を求めてさまよう二人の女性の生態を描いたお話だったとは
 
結婚式前日に婚約者にフラれた男は、マッチングアプリで出会ったJKをそのまま自分の部屋に連れ込むが何とシャワーを浴びてる間に自殺されてしまう、その遺体を埋めにいくがどこかに消える
後日ARアプリにそのJKとよく似た少女がいてカリスマ的な存在であることを知り、彼女を探し始める中で
凛というこれまた承認欲求だけのために生きてるような女と知り合って
バーチャルの世界のカリスマ性の凄さを知り
なんと会社を辞めて彼は死んだJKを求めてさまよい始めるのだった
 
こんな時代だからでしょうかねえバーチャルの世界での幻影に踊らされる人々、そこから逃れようとする人。またバーチャルになんでもかんでも繋がっていたいと承認欲求のためだけに行動する人たちの多いこと
まぁ映画はそんな仮想現実の世界でカリスマになる人、カリスマを狂喜乱舞して崇める人々が右往左往する現実世界を
それを傍から見てるとある種の狂気にしかみえないんだけど
これってある意味ホラーだよね
そんなことを感じさせる映画でした。
 
でも鯨の骨の意味を映画の冒頭で種明かしするのは反則だよなあ。それだと映画を観るものの意識をしっかり誘導してしまう。鯨の骨がなくなれば消えてなくなる光る微生物ってSNSに群がる人々の事なんでしょうね。
 
あの、あのちゃんが結構まっとうな演技だったのにはちょっと驚かされました
今後も役者あのとしてやってけるし
さらに主題歌も全部一人で作られてるのにもまたびっくり
あのちゃんに驚かされた作品でしたと言っても過言ではない。
 
2023年製作、日本映画、「鯨の骨」製作委員会作品、カルチュア・パブリッシャーズ配給
大江崇允共同脚本・監督作品、主題歌:あの作詞・作曲・歌唱
出演:落合モトキ、あの、横田真悠、大西礼芳、内村遥、松澤匠、猪股俊明、宇野祥平 

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