ついに2023年も下半期に突入してしまいました。
そう日本映画専門チャンネルでの企画番組“おとなの桃色シネマ白書”の6月のOA分も翌月に入ってしまいました。
日本映画専門チャンネルでは今までOAしてきた分を深夜枠で毎月OAしており
当月分の作品は月初と月末のOAとなっており
この6月分に関しては月初OAを録り損ねて二本共月末回しにした関係で
この作品は6月30日のプログラムでの深夜枠のOAということで、完全に月を跨いでしまいました(汗
ってことでここに書いているんですがこの作品
ピンクでのベテラン監督深町章さんがシナリオと監督を務めて、たった5人の出演者
更にヒロインのアパートに小説家の家、そしてなんか橋の上とどっかの駅のホームと言ったロケで実に省エネで作られたピンク映画
ヒロインには我が敬愛してやまぬこれまたピンク映画も撮られる山内大輔監督のエロチックOVで連作されている千鶴サーガ“の世界観の中で描かれる
鷹条ビューティクリニックの鷹条玲美をもうエグみ一筋で演じられてる里見瑤子さんの20年前の清楚で美しいお姿が見られる作品だったのだ・・・
里見瑶子は、売れない作家志望の恋人と同棲し、売れっ子作家なかみつせいじの編集者として彼の生活を支える清楚な女性
そして売れないことからくる荒れた彼との喧嘩別れ、慰める売れっ子作家に抱かれる、実は過去にもこの小説家と肉体関係を結んだことで作家の妻は気が触れており、お互いそのことで距離をしていたのだが
再びお互いの相手との決別の結果が出たことで決断がついて旅に出ることになったものの、彼氏の逆鱗に触れ作家を待たせたまま里見瑤子さんは彼に刺されて命を落とす
若い頃の里見瑶子さんの魅力が存分に発揮された作品でしたねぇ
深町監督の悲劇的な脚本も実に里見さんの魅力を発揮するように作られていたような
こういった余韻のある作品もプログラムピクチャーでないとできないよね
見終わって調べていたら「作家と妻とその愛人 不貞の快楽」というDVD用のタイトルでDVDがリリースされてるようですね。
どっかで見つけたら買っておこう
切り口の違う記事はコチラ
2003年製作、日本ピンク映画、新東宝作品
深町章脚本・監督作品
出演:里見瑤子、若宮弥咲、池谷紗恵、なかみつせいじ、高橋剛
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