中国版「24」という触れ込みで作られた作品
いわゆる盛唐の都長安
この長安を爆破しようっていう犯人を追い詰める
いわゆる市警的な役割にあたる靖安司の司丞(長官)李必(りひつ)と、過去に唐を匈奴から守る国境の辺境な孤立要塞の兵士で
要塞を匈奴に攻められ援軍もなく孤立無縁で守り抜き数人しか生き残れなかったものの、なんとか生き残って長安の市警の警察官を務めてきたものの
孤立無縁の砦に援軍を送らなかった将軍を殺したとして現在は死刑囚として牢獄に入れられていた張小敬(ちょう・しょうけい)を
その捜査力と胆力を部下である除祭から推薦され
獄舎から出して李必の命を受けて長安爆破を阻止しようという1日を描いた作品
いや、実に面白かったです。
“狼衛の曹破延と部下が失踪。長安で何か起こすらしい”
この情報をもとに
靖安司司丞李必は狼衛を追うものの、部下は捕らえたが主犯の曹破延を逃がしてしまう。
そこで部下から推挙された 死刑囚張小敬に曹破延を見つけるように命令する。
“狼衛の曹破延と部下が失踪。長安で何か起こすらしい”
この情報をもとに
靖安司司丞李必は狼衛を追うものの、部下は捕らえたが主犯の曹破延を逃がしてしまう。
そこで部下から推挙された 死刑囚張小敬に曹破延を見つけるように命令する。
時は 唐の時代天保3年ってあるんですがあくまで架空の時代です
時は上元節の巳の正刻(午前10時)からお話は始まります
本家はリアルタイム経過ドラマとして一話1時間の時間経過で全24話でしたが
この作品は中国の連続ドラマ制作の基準から24の倍の48話の大河ドラマですから
二話で1時間の時系列経過でお話が進んでいきます
唐の時刻は1日子の刻(午後11時〜午前1時)から亥之刻(午後9時〜午後11時)まで十二支で表されますから
一話は四半時(30分)の時系列で語られていくんですね
ご丁寧に物語のオープニングで靖安司の時を告げる人物が時刻を市民に呼び上げるとこから始まるんですね
本家で表示されるデジタル時刻は劇中に表現されませんが
これで何話で何時かわかるようになってまして
全48話、約2000分をリリース関係で2ヶ月にわたっての鑑賞でしたが
実際最終8巻は「破氷行動」を見終わってたった1日で鑑賞しました。
いや都長安のオープンセットをしっかり作っているとこがすごい
正月の大晦日から元旦にかけてのお話しですから
多分玄宗皇帝と思われる皇帝が登場してきちゃいます
で犯人追跡のお話を縦筋にして、玄宗らしき人ですからってのも劇中安禄山の名前だけ出てきてましたから、そして李白の詩が毎回曲をつけて(作曲は日本人)エンドクレジットで歌われているので
個人的に玄宗だと勝手に思って見てました
んだもんだからお盛んですからお子様もたくさんいて、
朝廷内ではその太子と右大臣との権力争いを横糸にして描かれた作品
長安遠こよなく愛する張小敬ですから必死に捜査をすすめていく中で
彼の人となりとか登場人物どの関連で辺境の要塞での過酷な兵士としての張小敬の姿も思い出として描かれていくんですが
まさかこの辺境要塞での出来事が実は物語の根幹をなしていたとは思いもしなかったですね
ただ、ここまで48週一年引っ張った割には、ラスボスはなんだ此奴って言うような萎みぶりだけが残念だったかな
それと李必はクライマックスでは眠り薬飲まされて睡眠中に全て終わっちゃうなんて
主演の一人としてこれでいいのかなぁ
それにしてもお金かけてるよなぁ中国ドラマ
羨ましすぎる
今月の中国はまだまだ終わらないのだよ
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