いや、完全にやられたなぁって言うのが、見終わっての最初の感想
結末から最近語ることが多いかなぁっては思うんですが
この作品は結末語っちゃあかん作品
ネタバレになるからねぇ
でも実にやられたなぁって感じが強い
でも、なんとなく途中で薄々気づく伏線を監督自体が貼っててくれてるから
最後で“なんだこのやろう”ってはならない
邦題じゃわかんないけど、アメリカ人だと原題で全てを知っちゃう人がいるんだろうな
邦題では“テ”が、原題では“E”が反転してるのがミソでしたねぇ
ってことっで南北戦争直前のある南軍の部隊が駐屯してる綿花のプランテーション
ここでは黒人が奴隷として動物以下の扱いを受けている
その奴隷の1人エデンは、プランテーションで全てを掌握している将軍に口を開かないから
当時では当然なんだろうけども、今では決してしてはならない鞭とか焼鏝での暴行を受けたところで
画面変わるとなんと現代、人権学者のヴェロニカが、TV電話でお話を
話し相手はあまり好きな人物ではないと思えるものの
お仕事関係だから無碍にも出来ずに
って言うことで講演に出かけるヴェロニカ
なんと出張先で知人たちと食事後、帰りのタクシーで拉致されてしまう
過去のエデンと現代のヴェロニカをジャネール・モネイが一人二役で演じている作品だと思って見てると
この二人が交差した時に驚愕の事実が・・・そう二人ではなかっ・・・
それがわかるのは、なんとエデンをリンチする将軍がスマホを持ってるって
どいうこと
もう西部劇並みに逃げるエデンが乗る馬は、あのヴェロニカが嫌いなお仕事相手の白人姉ちゃんを引きずって疾走すると言う
もうこれ以上書けない
書くとネタバレしちゃうから・・・
でも納得のエンディングですし
制作側は完全に人種問題に焦点を当てているし
しかし、わたしにはこの口を覆ってる蝶の意味が全く理解できませんでした
ホラーというよりはミステリー作品ですよね
2020年製作、アメリカ映画
ジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツ脚本・監督作品
出演:ジャネール・モネイ、エリック・ラング、ジェナ・マローン、ジャック・ヒューストン、カーシー・クレモンズ、ガボレイ・シディベ、ロバート・アラマヨ、リリー・カウルズ、マルク・リチャードソン二世、デヴィン・A・タイラー
そうですよね、バタフライエフェクトですよね
全く気づきませんでした
映画的にもそうですよねぇ
こう言った騙され方は良いもんですよねぇ
しかし、あんな風に拉致って
っていうか一体誰が何のために・・・
正直、最初は淡々としていて「何処がホラー?」てなるんですけど、急に話が現代に移ってからは、あれ?なんかおかしな展開になってきたぞ、と。
そしたらば、まさかの予想外オチ。
もうこれだけで評価一気に上がりました。
蝶はもしかしたらバタフライエフェクトを示唆してるんですかね、兎に角思い切り騙されたい人にはもってこいの作品ですよね。