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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

武神

2021-12-26 23:24:52 | アジア映画
なんだか、ここんとこ中国映画の配給作品が多いよね
その分韓国映画を見る機会が少なくなってきてるのは・・・
兎にも角にも中国も韓国もプロパガンダで反日を映画プロットに組み込んでくるからねぇ
そこにいくと時代劇ファンタジー作品には反日組み込む隙がないからねぇ
日本に入れるには無難な作品と言えるから、こう言った現象が起きてるんだって
捻くれ者の私は思ってるんですがね
 
さてこの作品は時代劇ファンタジー作品ではなく
実際に中国南宋時代に活躍した幻の英雄シンキシツ(辛弃疾)を主人公にした戦争スペクタクル・アクション映画でした
ファンタジー要素皆無でして、戦闘シーンではあの“ムーラン”を主人公にしたのと同様に戦闘シーンに人は斬られ突かれて飛び、主人公は縦に横に円を描いて敵兵を斬りまくる
最近の中国映画でCGとワイヤーでの戦闘シーンが実に楽しい作品
 
この映画ではシンキシツの武将の部分しか描かれていないんですが
ある意味知将の部分は描かれてはいましたが
梗概によるとなんと彼は武将でありながら詩人であり、学者であり、政治家であったようですね
だから少数であれだけの金軍と戦えるし、金との最終決戦に際して皇帝から皇軍派遣の詔勅までもらえるほどの智将でもあったんですね
中国人ではないのでこの人のことはこの映画を見るまで知りませんでしたが
 
シンキシツの武将としての優秀さや、智将としての戦略分析を克明にする頭脳と
戦況が好機とみるや少ない仲間たちと共に大軍に飛び込む勇猛さなど
しっかりと2時間の尺の中で余すところなく描いて見せてくれてます
 
中国の映画界ではモブな戦闘シーンをこんだけ緻密に計算して作れるのがすごい
かなりな迫力のある戦闘シーンでしたねぇクライマックスでは万という金の軍勢に数十人で戦いに挑んでいくものの
好きな女戦士に命を救われるシーンで涙を誘うという
ちゃんとシノップスもしっかり計算しての
”戦争で国を作ってきた戦士に捧ぐ“.ってプロパガンダも忘れないとこはしたたかな中国ですねぇ
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
出演:シェー・ミャオ 、ナン・ション 、チャン・ハオセン、チョウ・クイ、ガオ・ミンヤン 、ドン・ブオルイ
 
 
 
 

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