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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

顔役

2025-04-11 17:17:17 | 邦画
YouTubeで視聴させてもらった作品
1965年東映東京撮影所制作のいわゆる背広のやくざが蠢く任侠路線が金脈となる以前から東映で作られてきているギャング映画の流れをひきづってきてる作品だと言ってもいいんでしょうが
まぁ上で1965年制作とか書いちゃったんですが製作期間というか時期は1964年
いわゆる65年の1月3日公開された正月のオールスター映画
 
主演級の男優陣が鶴田御大、健さん、待田京介、江原真二郎、天知茂、大木実、長門裕之、アイジョージ、曽根晴美と賑やかだし
女優陣も佐久間良子三田佳子のWよしこに藤純子と看板女優揃えてるもののヒロインは三田佳子さんになるのかな
 
まぁ着てる衣装が着流しと背広の違いと後は道具でしょうか誰も9寸五分やポン刀は持ってないで拳銃オンリー
派手に拳銃で撃ち合うものの基本シノプシスは金脈の任侠映画から我慢を取り去って
一応関東勢と関西勢との新興都市開発を巡っての鞘当てを表にして関東内部での内輪揉めをメインに扱った作品だったのかな
やっぱ天知さんはこういった小賢しい役が似合いますよね
健さんが本当においいしいとこをかっさらって言った作品だったかな
 
戦後20年も経ってるものの未だ映画の内容でも大木実と鶴田浩二は特攻の生き残りを演じているんですね
脚本は基本は笠原和夫さんだったようですが、監督に決まっていた深作さんがズタズタに書き直して撮影に臨もうとした時に病気で倒れはって
お正月映画と公開が決まっておりスケジュールの調整が無理ってことだ石井輝男さんが監督されて公開に間に合わせたらしい
 
やっぱこういった任侠とかわり無いようなシノプシスは深作さんには合わなかったって企図だったんでしょうかねっ
って笠原和夫さんもある時期に限界感じられて「仁義なき戦い」を書かれて深作、笠原の名コンビが生まれる萌芽はもうこの時からあったようなんですかね
 
石井監督ってことで劇中では健さんに「網走番外地」の原曲を歌わせているだけでなく
なんと三田よしきさんにまで弾き語りまでさせていた貴重な作品でもあったようですね
 
1965年製作、日本映画、東映作品
笠原和夫・深作欣二・石井輝男共同脚本、石井輝男監督作品
出演:鶴田浩二、高倉健、佐久間良子、藤純子、三田佳子、江原真二郎、アイ・ジョージ、長門裕之、待田京介、曽根晴美、佐々木孝丸、神田隆、安部徹、宇佐美淳也、内田朝雄、沢彰謙、遠藤辰雄、潮健児、関山耕司、河合絃司、片山滉、曽我廼家明蝶、大木実、天知茂

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