国内の光回線契約数、1000万件を突破――9月末、MM総研調べ

2007年11月22日 13時09分03秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=NN001Y881%2021112007

調査会社のMM総研(東京・港)が21日発表した国内ブロードバンド(高速大容量)通信市場調査によると、2007年9月末の光ファイバー通信回線の契約数は07年3月末に比べ169万件増え1050万件となり、1000万件の大台を突破した。光回線市場でNTTグループの独走状態が続く一方、ADSL(電話線を使ったデジタル高速通信)各社は軒並み契約数を減らした。

 光回線契約数の事業者別の内訳は首位のNTT東日本が、81万1000件増の421万件。2位のNTT西日本が53万8000件増の321万4000件。光回線市場のNTT東西の合計シェアは1.7ポイント増の70.7%に達した。

 07年1月に東京電力の光回線事業を吸収合併したKDDIの契約数は、7万6000件増の66万8000件。4万1100件増の63万9100件にとどまったUSENグループのUCOM(東京・港)を抜き契約数で3位に浮上した。ADSL回線の契約数は同51万件減の1349万件。ソフトバンクBBがシェア37.4%で首位を維持したが、契約数は11万8000件減の504万2000件と半期ベースで初めて純減に転じた。

[2007年11月22日/日経産業新聞]