貸した金

「貸した金返せよ～～♪」

そんな歌あったよね。







今年の春からようやく新社会人として、

働き出した我が家の長男の話。





大学卒業後に『もう少し勉強がしたい』という理由から、

１年間限定で科目履修生として、

学生を続けることを許した私たち夫婦。


相模原で一人暮らしをさせ、

大学に通わせるということは、

それなりに金銭的な負担が大きいのは、

本人も想像につくと思う。


しかしである、

彼は就活を全くといってしていなかった。



恐らく色々とモヤモヤしていたのだろう。

「このまま就職してなにになるのだろう？」

まあ、

こんなところだと思う。



気持ちは痛いほど判る。

自分自身も同じような気持ちになり、

高校を１ヵ月で中退したのだから。




そんな彼は何を思ったか、

ようやく決まった入社のひと月前に、

アルバイトを辞めてしまったのである。


１ヵ月間の収入を失うということは、

スマホ代や飲み代など支払いも出来ず、

貯金がなければ生活など出来るはずもない。


実家暮らしなので飯は食えるが、

趣味などに金使うことは無理だよね。


そんな無収入な時期に、

少しだけポケットマネーからお金を貸したんだ。



今では生活も安定してきたようで、

貸したお金の一部を返してきた。



僕も子供にお金なんて貸したくないから、

返してもらおうなんて思っていなかったけど、

ママさんがそこら辺は厳しいので、

『パパにもちゃんと返しなさい！』

って言ったみたい。




少しづつコツコツと・・・


自分で自分の人生を漕ぎ出し、

仕事にも慣れてきたようだ。



親としてホッとしているよ。


親だから表情（顔）見れば判るよね。

今は生活も充実してそうだし仕事も楽しんでそうだ。



ようやく巣立ち出来たかな？！