SERVEL FIVE ~これからの街“ふじみ野”で働く社長~

『株式会社ケーズワイ』&『居酒屋煮こにこ』の代表土屋がお届けする、仕事や趣味話などを勝手気ままにお届けするブログです

若鷲若鷹杯2

2006-03-25 22:02:06 | ファミリー
つづきです。


長男は自信ありげな表情で、戦いの場へ向かった。
私は正直まずいと思っていた。
戦う前に、この手の自信満々な態度というのは、大概緊張していて、
それをごまかす為のカモフラージュなことが多い。
こんな所で負けられないというプレッシャーがあったのだろうか?

過去に自分の後輩も、この手のプレッシャーで惨敗した経験がある。


いざ、試合開始の合図!


人の心配をよそに、案外と落ち着いていた。

開始早々、ジリ・ジリと相手との距離を詰めて、右のローキック、
中段突きの連打で場外に追いやる攻撃など練習どおり。
声もよく出ていた。
終盤に膝蹴りが相手の腿に炸裂し、
ゆとりを持っての判定勝利。

まあ、まずまずの出来か・・・

2回戦目は相手のハイキック対策として、上段のディフェンス強化と
内側へのローキック、隙を見てのハイキックを指示して、
送り込んだ。
さすがに2回戦目は相手も強い。
しかし、得意の中段突きから中段回し蹴りで押し気味に試合を進めた。
何度か危ない場面もあったが、これまた判定で勝利。

これでベスト4進出です。

準決勝の相手はスピードのある選手。
もちろん本人は勝つ気満々です。
ダメージも無く勝ち上がってきたので、自信もあったのでしょう。

いざ試合が始まると、どうでしょう!
相手のスピードに翻弄され、得意の中段突きからの攻撃も
場外寸前で左右にかわされてしまいます。
蹴りも、頭に血が上ってか、中段ばかりでローキックが出ません。

大きな声で叫んでも聞こえていない様子。

試合1分が過ぎたあたりから、作戦を変えたようで、
前蹴りを多用しはじめた。自分よりスピードのある選手で、
しかも自分より小さく、距離を詰めて戦うのが不利だと感じたのでしょう。
良い選択でした。流れが傾きかけた時、
長男の放った中段突きが、相手の顔面に命中してしまったのです。
これは反則です。もちろん減点。

結局、互角の勝負ではあったのですが、
この減点が勝敗を分けました。
判定が下された瞬間、一瞬苦笑いをし、
傷つけてしまった相手に謝っていた姿は、
小さいながらスポーツマンシップを感じました。

「あ~小便して~」
って言いながら、入ったトイレで悔し涙を流したのは、
解っています。

また目標が出来たのだから、
一緒にがんばろうぜ!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする