盛岡・色彩による心のケア ハートフルカラー セラフィ

岩手県盛岡市を中心に、色彩心理の専門会員が、色彩とアート表現を使いながら、心のケアに役立つ活動をしています。

色・いろプチレッスン ~虹色の心理 沢山の想いと共に~

2013-12-27 20:44:23 | 色彩コラム
新しい年を迎える時が近づいてきましたね。
セラフィでは、この一年、さまざまな新しい試みをしてきました。ワークショップにご参加くださった方や、カウンセリングを利用してくださっている方、見守ってくださっている多くの皆さまの支えのお陰と心より感謝申し上げます。
来年も、皆さまの笑顔を少しでも増やせるよう、活動してまいりますので、今後とも
どうぞよろしくお願いいたします。



●色いろ・プチレッスン ~虹色の心理 沢山の想いと共に~●

子どもの絵はもちろん、大人の方のワークショップなどでの色彩表現も、順を追って見ていると、はっきりと色の変化がわかることがあります。

月日が経つにつれ、少しずつ変化に気づくこともありますが、極端な場合は、同じ日の1枚目の絵は色の数が少なかったり、ダークな色合いだったり、という特徴があるのに、2枚目では、色の数も増え、明るく輝くような色使いになっていることがあります。

ほとんどの方は、色の意味を考えながら塗っているわけではありません。
また、色彩アートセラピストも、表現された絵を見て、色だけでその意味を決めつけることはないのですが、やはり傾向性はあるようです。

虹そのものであったり、形はさまざまでも多くの色を使って虹のような表現をする場合、たとえば「これから何かを始めよう」「新しい一歩を踏み出そう」としていることが多くあるようです。ただ、まだ具体的に目標を絞り込めていない状況にあるためか、漠然といろいろな期待をいだいているような印象があります。

また、過去のことに想いを馳せながら、それをプラスに捉えつつ表現している場合もあります。

いずれにしても、一つひとつの色を塗りながら、沢山の感情が心の中に湧き出ているのだな、と感じます。

なんとなく虹色が気になる時……、何か自分の中に変化が起こっているのかもしれませんね。

パステルで素敵なクリスマスの絵を描いていただきました

2013-12-09 23:18:03 | 色彩心理ワークショップ
12月7日(土)、アイーナにて、「色彩心理ワークショップ in aiina」を開催しました。今回のテーマは「~パステルで素敵なクリスマスの絵を描いてみませんか?~」でしたが、本当に本当に、素敵な作品が沢山仕上がりました。



パステルアートのインストラクターも「こんなこと思いつかなかった」と言うほど、皆さん、独自のアイディアで素敵な絵を描かれていました。

最初は、見本を見て「綺麗……」と呟きつつも、こんなの作れるかしら?と半信半疑の表情でしたが、1時間後…それぞれの参加者さんの前には、素敵な作品が




今回は、クリスマスのお菓子とお茶をご用意させていただき、リラックスしながらシェアリングの時間を持ったのですが、その時の皆さんの表情がやわらか~くなっていました。



残念ながら、お顔の写真は載せられませんが、皆さんの笑顔のために、これからもアートに触れる機会をいろんな形で持ちたいな、と思いました。



師走なので、今年を振り返ってみましたら、今回が、今年24回目のイベントでした

どうりで、なんだかいつも追われている気分だったような
それだけ、多くの方に何かをお伝えできたり、笑顔の回数を少しでも増やしていただけたということになりますね。
参加していただいた皆さまにスタッフ一堂御礼申し上げます。
今後もがんばります

色彩心理WS秋シリーズ最終回

2013-12-03 23:37:14 | 色彩心理ワークショップ
11月30日(土)、色彩心理ワークショップの秋シリーズ、4回目を開催しました。



春シリーズから数えると、通算で10回以上開催しているので、もう何度も参加してくださった方も、今回初めて知って参加してくださった方も、何回目かの方も、和気藹々とした雰囲気で進められました。

とは言っても、描く時には、皆さんどうしても集中してしまいますね

この時間もまた心地よいのだと思います。

言葉を交さなくても、時間と空間を共有できるのは素敵なことなのかもしれません。


今回のテーマは、「これからの私」。

人は、行動する前に、イメージをしている。
だから、まずは自分の未来をイメージをしてみよう、というのが今回のねらいでした。

1枚目で、色で未来をイメージし、2枚目のパステルアートでは、なんにも考えず空を描く。皆さん、1枚目の塗り絵の時には、「どうしてこの色を?」「なぜここにこのモチーフを?」と訊くと、「塗った時はなにも考えていませんでしたが……」と前置きしつつ、言葉になってちゃんとでてくるんですね。

これこそ、無意識を外在化するプロセスだと私としては思っています。
ある程度は、色の意味も助けになるけれど、最終的には自分の口から出てきた言葉が大事です。

ところが、2枚目の「空」はというと、皆さん、「何故、この位置に木を?」「なぜ、こんなふうに?」の質問に、「えーと、ただ、なんとなくそうしてみたいと思いました」という答えのほうが多かったですね。

こんなふうに答えられない時は、「答えたくない」という場合もあるし、本当に「答えられない」という場合もあります。この閾にいくと、へたな解釈は無粋だと感じてしまいます。言葉にできないこの絵こそが、その人の世界観なのだから。

それぞれのひらけた視界の先にあるものを大切に、マイペースで進んでいくことを講師3人で願いつつ、秋シリーズが終了しました。







春から開催してみて、感じたことは、「色彩心理ワークショップ」のイメージが浸透していないということ。あまり、見かけませんものね。
だけど、「何だか面白そう!」と思ってくださる方が多いということもわかりました。
ですので、情報を届けることや、開催時期などを工夫することも重要だと再確認できました。

これからも色彩関係の企画はまだまだ続きます!
お楽しみに