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千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

未来へのキオク

2011-09-16 00:01:38 | Weblog

 写真共有SNSのフォト蔵からメールが届き、東日本大震災・津波支援の企画として、今は失われてしまった3月11日以前の地域や街の風景を、写真を互いに投稿することで取り戻そうという知らせでした。
 案内メールには「‥‥震災で、写真という形の多くのキオクが失われました。一度なくした思い出も、みんなで力を合わせればきっと取り戻せる。その思いを可能にする場所が、『未来へのキオク』です。 あなたがお持ちの、震災で失われた美しい風景や、懐かしい景色、また、写真での思い出を投稿していただき、『未来へのキオク』プロジェクトのサイトで、それらの写真を表示し、公開するものです」とその主旨が述べられています。
 実際には津波で崩れ流された家と一緒に、写真も泥だらけとなりデジカメのデータは読み込めない状態のものも多いと想われます。そういえば瓦礫の中から見つかったアルバムの写真の、泥を洗い流し修復する関西のボランティア・グループの人達もテレビで紹介されていました。長く住み慣れた故郷の懐かしい原風景を、互いに手元に残された写真を提供し合うことで、想い出や「キオク」の中だけでも留められたら大いに慰められることでしょう。
 身近なところでは千里山団地の建て替えに伴う駅周辺再開発で、50年経った団地の雰囲気のある建物の解体と造成はもちろんのこと、千里山駅ホームを跨ぐバイパス道路のために伐採された桜並木など、住民の想い出に残っているが失われてしまった街風景も同じようなことが出来ればと想いました。
 ちょうど千里山まちづくり協議会では来春を期して、以前2回ほど行った千里山「こだわり展」から発展させて、「千里山の今昔展」を開催する分科会を発足させました。先ずは今昔の写真を会員、住民、商栄会、吹田市、千2小、千3小、1中、URそして東京の千里山会などにもお願いしていければと想います。開催後にはそれを基にして「未来へのキオク」的なサイトを作っても良いのではないでしょうか。

東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!

消防車と救急車がマンションに‥‥

2011-09-15 00:01:43 | 千里山INFO

 先日の夕刻、千里山駅前のカフェから月が丘のマンションに帰ってきた時に、遠目から入り口のスロープ付近に消防車と救急車が停まっているのが見えました。音は無かったのですが赤い回転灯が物々しい雰囲気をさせています。
 実は出掛ける前に部屋の中に火を点けた蚊取り線香を残して閉め切ってきたことを想い出し、絶対に引火しないように中央のガラス・テーブルの上に乗せていましたが、部屋に籠った煙に火災報知器が反応しないとも限らないし、もしかして何らかのことが起こり‥‥と考えると近づくにつれて段々と胸の鼓動がが高まってきます。何かあれば携帯にでも連絡がある筈と想いつつも不安でした。
 入り口スロープを避けて側道から部屋に戻り自室が無事なのを確かめると、外に出てきていた管理人のおばさんが見えたので近寄って尋ねました。
 「蚊取り線香を焚いて外出してたのでドキドキしました。もちろん危なく無いように細心の注意もしていましたが‥‥」あのキンチョウの蚊取り線香の煙と匂いは苦手ですので、その際にはいつも消えるまで暫く部屋の外に退避しています。
 「まだ蚊が出ましたか?」
 「一匹だけ入り込んでしまって、部屋で結構あちこち吸われました。一匹でも夜に眠れなかったりすると困るので‥‥」
 そして消防車と救急車が来た理由を尋ねると、詳しくは分からないけれども自分達のマンションでは無く、近くで住民トラブルがあったようだと言われました。何があったのか真相は今もハッキリしませんが、とにかく万が一危険に繋がるようなことは極力我慢した方が良いと反省しました。

津波の汚泥から甦ったピアノ

2011-09-14 00:01:19 | 作詞・作曲

 今昼の「情報ライブ ミヤネ屋」の被災地特集で、宮城県石巻市の楽器店で津波の汚泥にまみれていたグランドピアノを修復し、それを使って街の女性シャンソン・グループや女子高校生の合唱部と一緒に、人気歌手のクミコさんがミニ・コンサートを開いた様子を伝えていました。
 何度かこのブログでもご紹介していますが、クミコさんは石巻市でコンサートのリハーサル中に東日本大震災・津波に遭い、住民とともに裏山の採石場に避難し一晩を過ごしたという体験をされました。その後人の繋がりや絆を大切にすることを改めてテーマとして再び意欲的に歌い始めています。
 今回は82歳という高齢の楽器店主のピアノ再生への想いを知り、被災日からちょうど半年を経過した9月11日に、ボランティアや調律師の手で奇麗に修理されたピアノを使い、街の復興と再生をシンボリックに願う集いが約束通りに開催されたという分けです。
 鍵盤に入り込んだ砂は洗い流しても完全に無くならない中を、残された一週間で何とか元の音を取り戻すところまで修理が間に合いました。まだ27台のピアノが修理を待っていて、それを一台ずつ元に戻して行くことが街と人の心の再生に繋がる、ということを楽器店主はしみじみと述懐されていました。
 クミコさんの震災後にできた自作曲『きっとツナガル』という歌を聴き涙を流す聴衆も多く見られました。

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 音 -Standing Day-
 コバタイサオ
 LIP-FLY

秋空に酔芙蓉

2011-09-13 00:01:50 | 千里山花物語り

 大型台風12号の残した大きな爪痕が関西・紀伊半島地域を中心に今も報じられていますが、天気の方は台風一過ということで朝夕は一気に涼しくなってきました。日中はまだ30度前後とまだ夏の名残りを感じさせる陽射しがありますが、それも苦痛というよりはどちらかというと穏やかな気持ち良さです。
 その中で先日ご紹介した近くの小さな公園の片隅に咲いた酔芙蓉の花も、広げた枝葉の先に開く花の数が次第に多くなり、色を変えて行く一日花をこれから数日は楽しませて貰えそうです。この公園は阪急電車の千里山駅と南千里駅の間の沿線にあるので、千里山駅側の跨線橋を通過する時に車窓から見られます。そして線路側の東面に特に多くの花を付けているようなので、ほんの一瞬だとは想われますが千里線に乗られた方は暫し車窓ブラインドを上げて眺めて下さい。
 酔芙蓉は朝の開花時は白く、夏の名残りの陽射しを受けて日中にはピンク色に、そして夕刻には赤く染まっていく特徴のある花です。また夜には萎んで落下してしまう一日花として、美しくも儚いイメージで小説や歌の世界でも多く描かれています。
 このような爽やかな秋晴れが続けば、心配される紀伊半島の塞き止め湖の決壊の危険も一先ず遠のくと想われます。しかしまだ秋雨などの恐れも今後は考えられるので、早く抜本的な対策が講じられればと想います。自衛隊や消防などの献身的な支援で安全なところに避難して頂き、そして日常生活が一日でも早く取り戻せるよう願っています。

※ 昨年『酔芙蓉』という歌を作りました。石川さゆりさんが切々と歌う艶歌とは違い、僕の『酔芙蓉』の曲想はミディアムアップ・テンポな歌謡曲調でしょうか(自賛で恐縮ですがすごく佳い曲で、歌の上手い林あさ美さんや秋元順子さんに歌って貰えたらと夢見ています!)。

スタバコーヒー豆のプレゼント

2011-09-12 00:01:58 | Weblog

 先週の金曜日に梅田茶屋町の梅田芸術劇場前にあるスターバックス・アプローズタワー店に立ち寄り、カプチーノとスコーンを一つ頼むと挽いたコーヒー豆のプレゼントがありました。
 「お客様はお家でもコーヒー飲まれますか?」とレジの女性スタッフに聞かれて、
 「いや、どちらかと言えば紅茶ですが‥‥」僕は何だか分からないままに応えましたが、それでもこのコーヒーの小袋が渡されました。金曜日にはこのようなプレゼント・サービスが行われているようです。
 日曜日に開封すると3杯分くらいのコーヒーが入っており、午後のティータイムにドリップすると良い香りが辺りに立ち込めました。千里山駅前のカフェで買ってきていたお気に入りのスイートポテトを食べながら、久しぶりに家で淹れたコーヒーを味わいました。コーヒー豆は一旦挽いてしまうと酸化が進みやすく直ぐに不味くなってしまうので、最近は少しこだわった紅茶(HarrodsのアールグレーNo.42)しか家には置いていません。コーヒーも紅茶も先ずは香りを楽しむというのが僕の好みです。

始まったバイパス道路の工事

2011-09-11 00:01:11 | 千里山INFO

 千里山団地の建て替えに伴う駅前周辺再開発のメイン工事の一つ、阪急千里山駅のホームを跨ぐバイパス道路の準備がいよいよ始まりました。
 住民だけではなく近隣の千里線の利用者から親しまれていた、桜並木が7本も伐採されて対面のホームから見てもすっかり寂しい風景になりました。週末はその伐採工事の大型クレーンの姿と、チェーンソーの音が桜木の悲鳴のように猛々しく響き渡っていました。休みになって改めて駅ホームのわずかに残された桜並木を見ると、大きく変貌しそうな周辺の風景がこの先どのようになっていくのか幾分心配にもなってきます。
 バイパス開通に応じて駅側の文化踏切が車が通過できない歩行者専用ゾーンとして、現在の過密で車と人が混在し危険な状態を解消するのとともに、人(自転車も)の流れが大きく変わって来ると予想されています。先日も各辻に計測者が一日中座って、通行する人と車のデータを取っているのを見掛けました。そのような数値を元に人や車の流れをシミュレートし、予想される生活環境の変化などを街計画の参考にしたり、住民報告会や自治会の掲示板などで公表してくれるのかも知れません。

スガシカオの手書きPOP付き

2011-09-10 00:01:52 | 作詞・作曲

 この作曲本には梅田の紀伊国屋書店の売り場で、人気アーティストの「スガシカオさん大絶賛!!!」という手書きPOPが以前付けられていました。当代随一のシンガー・ソングライターの一人からお薦めのコメントが紹介されるというのは、内容が優れているのはもちろんですが何らかの著者との親近性も想像されます(こんな作曲本を普通は読まないでしょう)。才能あるキーボーディストでもある著者がツアーやレコーディング時にミュージシャンとして参加するなどしているのでしょうか。
 それはそれとして、現役ミュージシャンや作・編曲家として一線で活躍されているだけあり、「作曲」「アレンジ」「演奏」と分けられた章立ての内容はとても分かりやすく、現代のロックやポップ・ミュージックシーンを背景に示唆に富んだものとなっています。独自に考えた例え話などを混じえ、難しい音楽理論など大切なポイントを読者にやさしく理解させようという姿勢が良く伝わる文章です。付属のCDにも意欲的なサンプル音源がたっぷり添えられています。
 各コラムのページも読み物として面白く、「曲が空から降ってくる!」という文章では「‥‥せっかく降ってきたアイデアを、出来るだけ素直に自分の心に受け止められるようにしておきましょう。必ずやってくるチャンスを焦らず楽しみに待つのです」と書かれています。確かに佳い曲っていうのは、理屈で考えてあれこれいじり過ぎたものではなく、何故できたのか自分でも分からないものです。

 思いどおりに作曲ができる本 Q&A方式で音楽制作の実践テクニックをピンポイント解説!(CD2枚付き)
 川村ケン
 リットーミュージック

上方落語寄席「ちさと亭」打ち合わせ

2011-09-09 00:01:46 | 千里山INFO

 千里山まちづくり協議会が9月25日(日)午後に開催を予定している、上方落語寄席 第5回「ちさと亭」の関係者ミーティングが千里山会館で今夕行われました。実行委員長を初回からされている安藤さん始め、受付や開場設営・準備などいろいろと協議会のメンバーが運営に携わっています。僕もブログで告知させて貰ったり、ケーブルテレビや地域メディアの取材・放送など、広報を主に担当し関わらせて貰っています。
 最近は都合でまちづくり協議会の定例会になかなか出席できなかったので、皆さん久しぶりに拝見する人達も多く大事な打ち合わせとはいえ楽しく過ごさせて貰いました。千里山で数年前まで喫茶店「カフェ・ド・ゴーシュ」をされていたTママさんも来られていました。お店で迎えて下さった頃と変わらぬ笑顔がとても懐かしく想いました。
 吹田市や自治会の掲示板、マンションや千里山のお店や事業所の協力を頂き、告知チラシも住民や近隣の皆さんに目に触れるようにしておりますが、それに加えてバーズアイやサンケイリビング、千里タイムズなどの情報紙誌と吹田市報にもお知らせの掲載をご協力頂きました。吹田ケーブルテレビ(J.COM)には第1回「ちさと亭」より毎年取材・放送して頂いております。今年はうっかり詳しい情報をお知らせするのが遅くなってしまい、番組スケジュールのこともあり放送されるかどうか微妙ですが、もし調整が上手くいけば今年も採り上げて頂ければと願っています。
 出演の関西大学落研OB「グループいっせき」のメンバーの方達も、毎回約100人のお客が入る心温まる高座を大事にして、喜んで貰うべく大いに練習を積まれているということです。9月25日(日)の午後はぜひ千里寺の上方落語寄席「ちさと亭」へお運びのほど宜しくお願い致します。

・詳しいことはこちらの告知チラシ(拡大)でご確認下さい。

BB19の教則本が出ました

2011-09-08 00:01:45 | 作詞・作曲

 作・編曲の自動生成ソフト「Band-in-a-Box」の教則本が、バージョン19(Windows版)の発売日に合わせて8月4日発行されていましたが、値段が2,500円もするので少し立ち読みはしてもなかなか買おうという気にはなれませんでした。しかしソフトの愛用者としてはやはりその内容について気になるものがあり、一昨日の午後に梅田の丸善&ジュンク堂に立ち寄った時に結局購入することに‥‥。
 マニュアル本としては至極当たり前のことだと想いますが、内容はやはり予想通りソフトの広範囲な機能を説明するものとなっています。「Band-in-a-Box」はコード入力により自動的に多様な音楽ジャンルで伴奏を生成できるという主機能の他にも、メロディーやソロまでもソフトがゼロから創ってくれる機能や、既成の有名曲のコード進行を解析コピーしてくれる機能など多岐にわたります。実際に製品に付属しているマニュアル冊子では、その多機能性もあり分厚く非常に分かり難いものとなっていますが、それを広く浅く分かりやすく再構成している感じです。
 それはそれで新たな知識も得るところが多かったのですが、僕にとってはコード入力によりオリジナル曲の自動伴奏が自由に生成できて、それを使ってデモ音源を制作するために「Band-in-a-Box」を導入したことが大きな目的でした。そのための深く詳しい情報やノウハウ、また音源制作のプロセスがいろいろ知りたい分けで、「Band-in-a-Box」のメイン機能(自動伴奏)の解説にもっとページを割いて欲しくもあり、それに関して書かれた部分がどうしても全体に比較して小さくなっていることが少し残念でした。
 もちろん他の目的の人にとっては多様な機能が嬉しい場合が多いと想いますので、「Band-in-a-Box」の初めて出たマニュアル本としては価値あるものと想い紹介させて頂きました。

 万能おまかせ作曲ソフトBB19入門ガイド ~プロも納得!Band-in-a-Box19を使ってオリジナルミュージックを自在に作ろう
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東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!

iTunes Store のご案内

2011-09-07 00:01:44 | 作詞・作曲

 東日本大震災・津波復興支援チャリティーソングとして作ったオリジナル曲『音 -Standing Day-』(歌詞)を「iTunes Store」に登録し、その売り上げを義援金寄付するためにオンライン販売させて頂いております。ご協力まことに有り難うございます! 曲のタイトルの上にマウスを移動し、再生ボタンをクリックすると曲を試聴することもできます。音楽を購入・ダウンロードするにはiTunes(ソフト)を開いてから行います。どうぞ宜しくお願い致します。
 さてもう1曲の『SKY FULL OF STARS』(歌詞)の方はDTMバージョンとなっていますが、本来は以前参加していた天文サークル「満天の星」(現在は活動休止中)の同人誌に、毎月発表していた星や宇宙をモチーフにした歌の一つです。この曲には忘れられない想い出がありまして‥‥。
 天文サークルに参加してきた看護婦さんの3人グループの中でも、リーダー格のOさんという気さくで明るい女性がいました。とても活発な行動派でオーストラリアに皆既日食を観に行ったり、スバル望遠鏡が据えられているハワイのマウナケア山頂に登ったり、また国内でも宿泊観望会やバーベキュー親睦会などにも率先して参加し、いつもサークルの皆に笑顔をくれるムードメーカーでした。お気に入りの男性メンバーに積極的にアタックしているのも微笑ましくサークル内では公認のことでした。
 そんなOさんが突然に亡くなったと知らされたサークルの仲間は信じられない想いでした。病院に勤めている看護婦さんとはいえ、死というものから最も遠いイメージの人でした。お通夜に大勢が集まった中でご家族から知らされた事実は、以前から癌を患っていて重なる再発にも絶えながら、仕事や趣味の星見に懸命に生きられたということでした。底抜けの明るさとそのエネルギッシュな活動の裏に、限られた生命と知らされ(彼女は全てが分かる医療の専門家の看護婦です)残された大切な時間を、楽しく有意義に生き抜くという決意があったのです。仲間の看護婦さんには皆に普通に接して貰いたいので、サークルのメンバーには伏せるように頼んでいたそうです。
 皆で想い出を話しながらお通夜の食事を頂きそろそろ帰ろうとした時に、僕はOさんの姪という女性から名を呼び止められました。振り向くと20代半ばの美しい女性が微笑みながら話し始めました。
 「実は同人誌に載せられていた『SKY FULL OF STARS』の曲をDTMにアレンジさせて頂いています。というのは、叔母がこの歌はどんな曲か知りたいのだけれど、楽譜だけなので分からないので教えて欲しいと言われまして、その時にちょうどヤマハの音楽ソフトを習っていたので、ピアノの先生にもサポートして貰いながら仕上げています。お断りもせずに‥‥」
 「初めて知りました、驚きました。でも嬉しいですね!」僕が一つ気になって尋ねようとすると、
 「叔母にも亡くなる前に聴かせることができました。良い歌だと言ってました」
 「そうですか」僕は何か熱いものがこみ上げてきました。ただ作りっ放しでメンバーに歌って聴かせることもしなかったことを悔いました。でもそのお陰でこのように素晴らしくアレンジされたDTMが出来たのです! 歌詞の意味をOさんがどんな想いで受け止めてくれていたのか改めて感じられました。
 「あの歌は恋人を想う歌詞ですが、もっと広く人の繋がりやサークルの仲間のこともイメージしながら作ったものです」
 「叔母もそれは感じていたと想います」
 その後一週間ほどして仕上がったMIDIデータがメールで送られてきました。この曲を聴くとそんなことを想い出すのです。
 
※ 星や宇宙をモチーフにした幾つかの歌の中で自分自身でも気に入っている曲で、カラオケ伴奏が出来次第にぜひボーカル盤も出したいと想っていますので、その時はまたよろしくお願いします! また、Amazon MP3にも楽曲登録が完了しました。

 SKY FULL OF STARS
 コバタイサオ
 LIP-FLY

台風12号で大きな被害

2011-09-06 00:00:02 | Weblog

 大型台風12号がもたらした大雨による被害の全貌がようやく見えてきました。河川の増水や土砂崩れなどで道路が寸断されていた地域も、自衛隊や警察そして消防の手により迂回ルートなどを通り救助が本格的に入りました。
 先月30日から断続的に豪雨が降り続いた関西、特に和歌山・奈良を中心とした紀伊半島では、死者・行方不明者も想像を超えた大変な人数(合わせて100人超)になりました。土砂崩れで川が塞き止められ、いきなりその流れを変えて襲ってきた洪水に、一瞬にして住民とともに流されてしまった傷ましい家屋の映像がテレビでも映し出されていました。想いもかけない形で自然の猛威は人を襲うということは、3月11日午後の東日本大震災・津波の映像で嫌というほどに見せられてきましたが、今回の台風災害も本質としては同じ想いで見守る他はありません。多くの行方不明の方々も土砂や倒壊した家屋に閉じ込められたり、或いは濁川に流されたりと大変厳しい状況に置かれているものと想います。一刻も早く救助の手が入り一人でも多くの尊い人命が救われることを祈るばかりです。
 雨量は和歌山県上北山村の1,800mmを最高に各地で記録的な数値となり、年間総降雨量の2/3や半分を超えていると報じられています。もともと紀伊半島は雨の多い地域として有名ですので、そのようなところで半年分以上の雨がまとまって降り続いたという凄さを感じます。この異常な降雨量に対して現地の行政からは避難勧告や命令などが出されなかったことも遺憾なことでした。またも想定外という言葉が聞こえてきましたが‥‥。
 雨が森林を育てることで地域の生活の豊かさを支えてくれる一方で、今回のような大きな自然災害にも遭遇してしまうのは日本や地域の置かれた宿命とはいえ、その犠牲と教訓が今後に活かされるように防ぐ手立ての調査・構築が求められます。

10年前の作詞本ですが

2011-09-05 08:31:27 | 作詞・作曲

 2000年末出版のこの本は既に絶版となっていますが、Amazonの中古本サービスで買い求めることができます。僕は以前に購入し通読していたものを改めて読み返してみました。最近よくそのようなことをしていますが、時代は進化して多くの情報が古びていきますが逆に変わらないものも良く見えてきます。
 例えば、宅配便サービスのお陰でタイトなスケジュールになって大変だと愚痴が書かれていますが、音源データをブロードバンドで簡単に送られてくる現代に比べてまだ天国かも知れません。一方、自分で作詞して歌うアーティストが増えて、音楽業界で専門作詞家の仕事が厳しくなるという部分は、変わらず傾向に拍車がかかっているのではないかと想われます。作詞家の存在価値が一層問われる状況になっているのではないでしょうか。
 著者は「1990年代、安室奈美恵、TRF、鈴木あみら、小室哲哉プロデュース作品の作詞を多く手掛けた」(Wikipedia)作詞家ということで、本の中にも自作品が時折りテーマに応じて添えられています。この種の作詞・作曲参考本では自作品をこんなに一緒に並べられる人というのは珍しいと想います。その多くは有名なヒット曲やスタンダードの分析を通じて、心の姿勢やノウハウなどを解説していくというものが多いと想います。自作品を分析的に紹介するというのはなかなか難しい問題でもあり、そういう意味では自作品を掲げて作詞・作曲参考本を書くというのには、作詞の実績やその能力への自信とともにとても潔い感じを受けました。
 またCD印税の裏事情や「曲先」(曲を先に作り歌詞を後で乗せていく)による、はめ込み作詞の受注で始まる作詞家生活の現実や業界周辺にもいろいろと触れられていて、作詞家を目指してその辺りの情報も知りたい方は興味深く読めるのではないかと想います。

※ 「カメラを首にぶらさげて」というテーマの文章と連動して、各章の初めにモノクロームの街角スナップ写真に感度の良い言葉が添えられているのもオシャレです。有名な松任谷由実さんの作詞に関する噂ではないですが、こんな方法で日常の中で興味を惹かれた風景や感性を切り取って心にメモるというのは作詞の勉強になりそうです。

 作詞のリズム (CREATORS’ HANDBOOKS)
 前田たかひろ
 リットーミュージック

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『未来型サバイバル音楽論』

2011-09-04 15:16:28 | 作詞・作曲

 最近までMac情報誌『マックピープル』で音楽配信についての情報「音楽配信一刀両断」を連載していた、コンテンツ・ビジネスや著作権そしてネットサービスなどに詳しい津田大介さんの『未来型サバイバル音楽論』(共著)を読みました。マックピープル連載最終(2011年5月号)の記事の中でこの本に未来の音楽配信の形を予測したので、それをこれからの連載に替えたいという文章があったのでずっと気になっていました。
 副題に「USTREAM、twitterは何を変えたのか」とありますので、USTREAMを利用して浜崎あゆみがライブ・コンサートを映像発信したり、ネットを利用した音楽制作をリアルタイムで公開したりと、次々に新たな試みが可能になってきている中で、従来の硬直的な著作権にとらわれない配信システムについての内容かと想って読み始めました。僕もこれからじっくりと書き溜めている歌や新たに出会う曲をネットでも発表・配信していく積もりですし、津田大介さん自身も学生時代からベーシストとしてバンドで作曲活動をされている(Wikipedia)ようで(トレードイメージの金髪はそういう名残りなのでしょうか)、その頃からずっとクリエイターとしてネット時代の未来と可能性を見詰めてきた知見を参考にしたいとも想っています。
 共著者の牧村憲一さんはフォークソング時代(中津川フォーク・ジャンボリーの実行委員)から常にメジャー・レーベルの周辺にいて、新しいコンセプトの音楽レーベルを次々に起ち上げてこられた経験とノウハウを、この本の読者であろう若いミュージシャン達に提供しようとされています。日本のポピュラー・ミュージック・シーンの生き字引的な存在であり、その語られる言葉には歴史的な証言・価値が感じられます。またこれからの時代のミュージシャンの生き方として「1アーティスト・1レーベル」を提唱されているのにも注目です。

 未来型サバイバル音楽論―USTREAM、twitterは何を変えたのか (中公新書ラクレ)
 津田 大介,牧村 憲一
 中央公論新社

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台風12号が通過中

2011-09-03 09:26:23 | Weblog

 大型台風12号がゆっくりした速度で北上を続け、今日未明に四国高知に上陸しこれから中国・近畿をそのまま通過する予報です(weathernews)。この台風の特徴としては迷走ということではないのですが、余りにも速度が遅くその分長時間の雨を降らせていくので、地盤が緩むことによる土砂災害と川や港湾での増水や浸水が懸念されています。
 先日NHKの気象予報で今回のようにゆっくり進んでいる理由を詳しく解説していて、いろいろ気象について初めて知ったことがありました。先ず、台風が左巻きというのか時計回りと反対の方向に渦を巻いているというのは、テレビなどで台風の渦雲の衛星写真が映るので誰にも良く知られていると想います。
 そして台風は自分だけでは移動しないもので、この時期に日本付近に掛かっている高気圧(強い低気圧である台風とは逆に、高気圧は時計回りに風が吹いています。台風など雲を伴う低気圧と違って、高気圧の画像は風の動きが目に見えないので初めて知りました)の縁を風に乗って西へ流されます。今回はこの高気圧の範囲が小さくて西まで流されず真っすぐに日本列島に向かって北上したそうです。
 またもう一つの影響力として、地球上を絶えず吹いている偏西風が台風を東の方向へ吹き流すのですが、今回はその偏西風が日本の遥かに北を吹いており台風は東に流されずにそのまま北上を続ける予報です。
 右回りに風が吹く高気圧の強さと、西から東へ吹いている偏西風の位置(緯度)によって台風の進路が決まってくるというメカニズムを初めて知って、これからはその理由を自分でしっかり考えながら予想することもできそうです。

【追記】四国に上陸後は午後になると台風の渦雲は形が崩れて、広範囲の雨雲のかたまりと変わり大阪では風もそれほど強く感じませんでした。ただ雨量はかなりに達しているので依然として警戒状態が続いているようです。

抱き枕

2011-09-02 16:58:46 | Weblog

 9月に入って初日の昨日「二百十日」という呼び名が頻繁に聞かれましたが、大型台風もゆっくり四国・近畿へ向かって北上しつつあります。週末には本格的に暴風域の圏内に入ってくる予報ですが、週明けには日本列島が台風一過の爽やかな秋晴れとなるのでしょうか。
 しかし、どうも最近までの厳しい残暑を想うとまだまだ蒸し暑さも続きそうな感じもします‥‥。寝苦しい季節がようやく終わりそうな頃になって、抱き枕に興味が出てきてインターネットで調べてみました。というのも寝転んで足下の方向にあるテレビ画面を見るために、頭の下に敷いていたソファ・クッションを偶然抱え込んだまま眠ろうとした時に、何か落ち着いた気持ちになったのが切っ掛けでした。「抱き枕.com」を見てみると色んな形に工夫された抱き枕が紹介されています。普通の枕のような小さいものもありますが、多くは腕で抱きしめながら同時に足も絡めるタイプで、それらは必然的に等身大くらいの大きさになります。全身で抱きしめながら上の部分が屈曲し、ちょうど腕枕のような感じになるものもありました。
 今のところ代用しているソファ・クッションで十分な感じですが、いろいろと研究したり試してみたい興味はあります。抱き枕は例えば異性的な感覚で精神安定が得られるということが想像されますが、僕の場合はそれとは違って(あるいはプラスして)肉体的な苦痛を軽減してくれるという理由が大きいです。
 人は就寝する時にどんな姿勢がスムーズに眠れるのでしょうか。個人差はあると想いますが僕の場合は右側面を下にして、母親の胎内のように少し身体を丸めたほうが自然に眠りを誘う形になるようです。仰向けで大の字といった寝姿はしばらく記憶がありません(寝返りを打ったり途中の姿勢ではあると想いますが)。また左側面を下にした姿勢では心臓が何か圧迫感があるようで落ち着きません。それがソファ・クッション(抱き枕)を抱いて寝ると、左側面を下にしても少し身体が浮くようで圧迫感から解放される感じがして楽なのです。同じような症状(?)のある方はお試し下さい。

※ 「竹婦人」とも呼ばれる竹製の抱き枕は「優れた抗菌効果と、湿気を吸湿・排出する特徴があり夏の季節に安らぎと豊かさを与えてくれます。」来夏は売り切れない早い時期に買って使ってみたいと想います。