『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(著者の岩崎夏海さんは秋元康さんと共に、大人気となっているAKB48のプロデュースにも携わっている人で、先日「情報ライブミヤネ屋」の特集で紹介されていました)という変わったタイトルのビジネス書(?)が売れているようです。僕はイマイチ興味がないので読んではいませんが、ビジネスや経営の理論を現実のプロジェクトに当て嵌め、面白くて分かりやすい内容の本にしようというアイデアでしょうか。二匹目のドジョウ的な企画が多く続きそうです。
さてそのドジョウの一匹ということでも無いのですが、様々なビジネス・セミナーや自己啓発本に学び実際の仕事を通じて培った知見を基に、アマチュアバンドの運営をしていく上でのノウハウに落とし込んでいるのが今回ご紹介するこの本です。ミュージシャンやバンドといえばビジネスとは対極のカオス的なイメージがあるものですが、実際はメンバー間で対立しがちな意見を纏めていったり、目標設定をきちんと捉え方向性を維持していく管理能力など、バンド活動を長く続けたりメンバーが成長したりするためには、ビジネスと同じようなノウハウが求められるようなのです。
著者が青年時代のバンド活動の栄光や挫折、そして仕事の都合により一度音楽から離れ、社会人として経験を積み再度アマチュアバンドの楽しさに戻ってきた時から、時々に綴り続けたメモを纏めたものが本書です。多くの若いアマチュアバンドの人達にも読まれているようです。
 | どの教則本にも載っていなかった アマチュアバンドを100倍楽しむ方法 飯田浩之 著 飯田 浩之 ドレミ楽譜出版社 このアイテムの詳細を見る |
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