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梅田の紀伊国屋書店外側の通路に設けられたショーウィンドウは、お薦め本はもちろんペーパー・クラフトのギター・モデルや、食玩フィギュアで有名な海洋堂アート作品と解説本なども展示され通行人の足を停めさせています。
そんな中に五木寛之さんの『親鸞』上・下巻が大きく宣伝されている横で、2チャンネルへの投稿記事から話題となりベストセラーを連発している、旬な経済評論家の三橋貴明さんの新刊も並んでいました。新進の作家でこのような扱いを受ける人は少ないと想われ世間の注目度の高さを感じます。
僕も時々ブログに紹介させて頂いておりますが、中小企業診断士の資格を持つ著者の経済・財政解説には一次ソースである数値や統計グラフの裏付けが多用され、マスコミ記事などに良くある印象的な見方を批判的に展開しています。国債発行を国民の借金として財政崩壊の危機感を煽るとか、不況下で緊縮財政を支援するかのようなマスコミのミスリードを指摘します。
この紀伊国屋書店のショーウィンドウは本やグッズそしてアートなど、道行く人達の足をしばし停める企画が多く何時も楽しませて貰っています。
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国債についてはやっぱりおかしいと思うんですけどね。国民からお金集めて子供手当で支給するって何か変だと思うし、我々が銀行にお金を預けていると思って安心していたら国全体で800兆、国民一人当たり800万円もそこから出て行っていたなんて…私はそんな介錯いえ解釈しているんですけど…
そうですねえ、政府の負債はもうすぐ1000兆を超えていくでしょう、困ったものです。
多様な行政の無駄を省き、必要な国民サービスの制度(コスト)改革をしていかなければ何時までも続けていけません。
ご心配はもっともだと思いますが、これからの時代のベースにはデフレ基調が続くということがあると思います。冷戦終結からモノやお金の動きが一気にグローバルに膨らんで、紛争はあっても大きな戦争が無いという平和な世界になりましたので、今後100年くらいはどうしてもデフレ基調は続くと見られています。
日本のバブル崩壊とベルリンの壁崩壊は、ちょうど世界のインフレ時代の終焉とデフレ時代の始まりを象徴していた出来事でした。世界の動きはデフレ基調に転換してきていたのです。
そこでいろいろな施策を考える時には、このデフレ基調の認識に政府が明確に立たなければ、効果的な国家運営はできないということになります。
前自民党政権はインフレ時代の政策運営を続け、戦後の日本に大きな繁栄をもたらしましたが、デフレ時代へ舵を切ることには失敗しました。だから民主党政権は4年もしくは2期8年をかけて、大胆にかつ繊細にデフレ基調への方向転換をしなければなりません。ただ急激に舵を切れば転覆してしまいますので、しばらくは国債も増えるでしょうし歯痒いものだとは想います。