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千里山ブラウズ

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公園の雑草

2012-09-18 13:32:43 | 千里山花物語り

 この季節は厳しい残暑の中にも秋の気配が感じられ、突然の俄雨以外は総じて気分良く過ごす日が多くなります。そして、道端のわずかな地面や近くの公園などに雑草が元気よく繁茂する姿に元気を貰っています。
 千里山のミニ公園でも青赤黄に塗られた滑り台やブランコを囲むように秋の雑草(拡大)が生い茂っています。特にブランコに腰を下ろすと視線が低くなり、より雑草が迫ってきて自然に包まれた感じが味わえ気分もリフレッシュできます。
 雑草の茎軸を抜いて爪楊枝のように口にくわえるのがこの季節の僕の癖になっているのですが、最近その乾燥した茎軸がポケットに残っていて試みに噛んでみたところ、とても凝縮した植物の奥深い味わいを感じました。放牧された牛馬が生草を美味しそうに食んでいる光景はよく見ますが、畜舎内で穀物の餌料と一緒に干し草をムシャムシャ食べているのを見ても美味そうとは想えませんでした。
 しかし、実際に噛みしめてみると生草よりも何か味わい深く感じるのは僕だけなのでしょうか。例えば大根おろしも瑞々しくて美味しいですが、太陽の恵みを浴びた切り干し大根もお袋の味で大好きです。彼らも干し草を美味しく味わっているのだと改めて想いました。
 夜になるとこの雑草の中で虫達の合唱が始まります。自販機で飲料を買いに出た帰りに暫くブランコに座りゆったりと聴くのも良いものです。

※ 背景に写っているのは夏の花らしいムクゲ(左)と、秋の訪れを告げる一夜花の酔芙蓉(右)です。2年前には歌謡曲タッチの『酔芙蓉』というオリジナル曲も作りました。