
千里山マーケットのシャープ・アクオス専門店のご主人にお聞きしたところでは、千里山団地にずっとお住まいの渡辺さんが、リタイア後の時間の中で趣味の園芸を楽しみつつ、街の方達の心の慰みになればということで毎年続けてこられたということです。
実は菊の花の栽培では僕の父親もかなり入れ込んでいた記憶があります。僕が小・中学校の頃だと思いますが、厳しい農業の仕事の合間に庭中に菊の鉢植えを楽しそうに育てていました。大輪の花はもちろんですが懸崖(けんがい)という小菊を大きく広がるボリュームで見せるものも得意で、町や郡の品評会などでもかなりの評価を得ていたようです。20年ほど前に亡くなりましたが、この花達を見る季節には父のことが想い出されます。
「懸崖作りは、風雪に耐えて懸崖から垂れ下がった老松などを模した小菊の文人作りから派生したものといわれます。大きさから2メートル以上の大懸崖、1.5 メートル前後の中懸崖、1メートル前後の小懸崖、50~60センチのミニ懸崖などに分けられています。」と参考サイトにありました。